松本ナオヤさんは、道都大中島ゼミでシルクスクリーンを学んでいましたが、卒業後、油彩に転じました。アクリルではなく、油絵の具を使っています。
まるでB級映画の一場面のような情景を、明暗を強調して描いています。
「影をきちんと描きたい」
と松本さん。
案内状にもなっていた冒頭画像は「TWO WEEKS」。
米国の西海岸を想起させる、どことも取れる光景です。
左側は、個展タイトルでもある「ONE MORE CASE」。砂漠のようなところに火の手が上がり、手前から現場に向けて人がひとり駆けています。
会場の右手には「あの日のTELEPHONE」「ポリコップ」といった作品が並んでいます。
後者には警察官がたくさん描かれ、こちらは日本の2時間ドラマか刑事ドラマのようです。
描写はわりあい写実的ですが、スーパーリアリズムではありません。
エリック・フィッシェルや初期の小林麻美のような覗き見的な視線でもないし、デイビット・ホックニーのような洗練された世界でもありません。
むしろ、ウォーホルがテレビ画像を題材にしてシルクスクリーンを製作したあり方に近いのかもしれません。
雲を描いた絵を左右につなげた「PART OF THINGS」など、複数の場面をつなげた絵が多いのも特徴です。
2017年3月7日(火)~12日(日)午前10:30~午後6:30(最終日~5時)
さいとうギャラリー(中央区南1西3 ラ・ガレリア5階)
□ツイッターアカウント @N_MATSUMOTO_PS
□リンク http://cargocollective.com/naoyamatsumoto
■500m美術館 (2008)
まるでB級映画の一場面のような情景を、明暗を強調して描いています。
「影をきちんと描きたい」
と松本さん。
案内状にもなっていた冒頭画像は「TWO WEEKS」。
米国の西海岸を想起させる、どことも取れる光景です。
左側は、個展タイトルでもある「ONE MORE CASE」。砂漠のようなところに火の手が上がり、手前から現場に向けて人がひとり駆けています。
会場の右手には「あの日のTELEPHONE」「ポリコップ」といった作品が並んでいます。
後者には警察官がたくさん描かれ、こちらは日本の2時間ドラマか刑事ドラマのようです。
描写はわりあい写実的ですが、スーパーリアリズムではありません。
エリック・フィッシェルや初期の小林麻美のような覗き見的な視線でもないし、デイビット・ホックニーのような洗練された世界でもありません。
むしろ、ウォーホルがテレビ画像を題材にしてシルクスクリーンを製作したあり方に近いのかもしれません。
雲を描いた絵を左右につなげた「PART OF THINGS」など、複数の場面をつなげた絵が多いのも特徴です。
2017年3月7日(火)~12日(日)午前10:30~午後6:30(最終日~5時)
さいとうギャラリー(中央区南1西3 ラ・ガレリア5階)
□ツイッターアカウント @N_MATSUMOTO_PS
□リンク http://cargocollective.com/naoyamatsumoto
■500m美術館 (2008)