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槻間秀人「ETERNITY (永遠)」 (オホーツク管内小清水町)

2013年08月05日 21時08分52秒 | 街角と道端のアート
承前

 小清水町の四つ目は、「愛ホール」のロビーにあるので、厳密にいえば「野外彫刻」ではない。
 なお、これは偶然見つけたもので、このブログでずっと参考にさせていただいている、札幌彫刻美術館の「北海道の野外彫刻マップ」には記載がない。
 
 手前に置かれた説明板には、次のように解説されている。

 鋳造作品ETERNITYエタニティ(永遠)は、本町出身で日展入選という経歴をもつ槻間秀人氏が制作し、尾辻義則氏(尾辻院長)から本町に寄贈されたものです。

 この作品は、白銅と黄銅の二種類の金属からなり、その組み合った造型は、二つの生命が語らい求めあい、全体として一つに昇華させ、コミュニケーションを創造しようとしております。

 人を愛し、仲間とふれあい、自然をいつくしむ町民のモニュメントとして、この作品が永遠に生き続けることを願ってやみません。

昭和60年10月   


小清水町


 作品に、こうした簡潔な説明板を附すのは、いいことだと思う。
 作品だけぽんと置いてあると、そのうち設置当時の関係者が役場を退職するなどしていなくなり、由来がわからなくなる恐れなしとしないからだ。
 普通は市町村や教育委員会は、役所なので、古い文書も保管しているが、少なくても作品の前を通りがかる人にとって、何かとっかかりがあるほうが良いのではないだろうかと思う。




 さて、国道334号に戻り、車は斜里へ。



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