9日の読売、毎日夕刊によると、美術家の村上善男さんが亡くなりました。73歳でした。
村上さんは盛岡市生まれ。盛岡を拠点とした現代美術家であり、弘前大教授としても活躍しました。
道立美術館(たしか道立近代美術館)にも作品が所蔵されています。古文書を使った、土俗的な現代美術とでもいうべき平面作品です。また、なにかのシンポジウムで札幌にいらしたのを、お見かけしたことがあります。
地方都市の現代美術家は、なかなか他の地方に活動ぶりが知られないことが多いのですが、村上さんは「浮遊して北に澄む」「東北という劇空間」「 萬鐵五郎を辿って」といった著書もあり、全国に知られた数少ない存在だったと思います。
ご冥福をお祈りします。
村上さんは盛岡市生まれ。盛岡を拠点とした現代美術家であり、弘前大教授としても活躍しました。
道立美術館(たしか道立近代美術館)にも作品が所蔵されています。古文書を使った、土俗的な現代美術とでもいうべき平面作品です。また、なにかのシンポジウムで札幌にいらしたのを、お見かけしたことがあります。
地方都市の現代美術家は、なかなか他の地方に活動ぶりが知られないことが多いのですが、村上さんは「浮遊して北に澄む」「東北という劇空間」「 萬鐵五郎を辿って」といった著書もあり、全国に知られた数少ない存在だったと思います。
ご冥福をお祈りします。
岩手県花巻市土沢にある「萬鉄五郎記念館」に立ち寄りました。そこで記念に買い求めたのが、「萬鉄五郎ーー土沢から茅ヶ崎へ」 村上善男著 有隣新書(横浜市有隣堂)920円 1991年4月発行(著者58歳位)でした。
土沢と茅ヶ崎という地方都市をキーにした、しっかりした萬論でした。てっきり評論家と思って読み終えました。プロフィールに『現代美術の第一線作家・・』とあり驚きと感心したものでした。
ご冥福をお祈りします。