けさ(2020年10月23日)の北海道新聞空知面に載った記事には
本田明二作品300点
故郷・月形町に寄贈
スタルヒン像など制作
彫刻や版画 町、来月一部展示
という見出しがついていますが、筆者は札幌の本田明二ギャラリーが9月末で閉館したことのほうが驚きでした。
札幌、ギャラリーなくなりすぎじゃね?
記事の前文は次の通り。
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/473625
記事の後半部分によると、展示は月形樺戸博物館農業研修館で、午前9時半~午後4時半、入場無料とのこと。
JR石狩月形駅から徒歩5分ほど、といいたいところですが、鉄道はこの春廃止になってしまいました。
札沼線代替バスか、岩見沢駅横のバスターミナルから中央バスで行く手段があります(後者の路線は昔からある)。
本田明二は、戦後の北海道の彫刻界を代表する存在です。
本郷新や佐藤忠良といった札幌西高出身の先輩彫刻家が上京していたこともあり、彼らのいわば「札幌側拠点」として働いた功績も見逃せません。つまり、北海道銀行本店の巨大レリーフなどは、本田明二の活躍なしでは完成しなかったと思います。
くわしくは、下のリンク先にある、本郷新記念札幌彫刻美術館などで2018年から19年にかけて開かれた展覧会を紹介した二つの記事をごらんになっていただければ幸いです。
ほかにも多くの野外彫刻が道内各地にあります。
いちばんいいのは、専用の施設が建設されて、学芸員が配置されて、年何度か所蔵品展や関連企画展などが開かれることなんでしょうが(岩内や倶知安、鹿追などのように)、果たしてどうなるんだろうなあ。
本田明二ギャラリーは、長女の近藤泉さんらが札幌の山鼻の一角に開いていた常設施設です。
規模はそれほど大きくありませんでしたが、2階建てで、気持ちのよい空間でした。
ただ、企画展のようなことはほとんど行っていなかったので、足繁く通っていた人は少ないかもしれません。
※追記。本田明二のあゆみや、彫刻のやさしい見かたについて、月形町の広報が参考になります。
pdf があります。
http://www.town.tsukigata.hokkaido.jp/secure/13668/honda%20meiji.pdf
また、町(町教委)は本年度の教育行政方針 ( http://www.town.tsukigata.hokkaido.jp/secure/9857/R2.kyouikugyousei.pdf )で、展示拠点について言及していたようです。
・石狩月形駅から約320メートル、徒歩5分
(JR岩見沢駅から中央バス、JR「学園都市線」石狩当別駅・北海道医療大学駅から代替バス)
□本田明二ギャラリー http://www.nordvento.co.jp/index2.html
過去の関連記事へのリンク
■本田明二展 ひとノミ、ひとノミ、私は 木を削る。(2018~19) ■続き
本田明二「おおぞらの像」 苫小牧の野外彫刻(1)
本田明二「青空に限りなき夢を」(帯広)
本田明二「常紋トンネル工事殉難者追悼碑」(北見)
本田明二「朝翔」「夕翔」 (網走)
北海道の寒地稲作発祥の地にあった碑と本田明二(恵庭)
本田明二「母子像」(札幌)
本田明二「碧空(あおぞら)へ」 (美幌)
「朝翔」 (網走)
展覧会紹介
■本田明二展(2010~11年)
■札幌第二中学の絆展 本郷新・山内壮夫・佐藤忠良・本田明二 (2009年)
■本田明二彫刻展 (2006)
本田明二作品300点
故郷・月形町に寄贈
スタルヒン像など制作
彫刻や版画 町、来月一部展示
という見出しがついていますが、筆者は札幌の本田明二ギャラリーが9月末で閉館したことのほうが驚きでした。
札幌、ギャラリーなくなりすぎじゃね?
記事の前文は次の通り。
【月形】月形町出身で、旭川市のスタルヒン球場前にある「スタルヒン像」などを手掛けた彫刻家の故本田明二さん(1919~89年)の彫刻や版画など計300点余りが、遺族の意向で町に寄贈された。町は11月7~10日に一部作品の展示を企画。寄贈した札幌市中央区の本田明二ギャラリーは9月末に閉館しており、多数の本田さんの作品を一度に見られる貴重な機会になりそうだ。
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/473625
記事の後半部分によると、展示は月形樺戸博物館農業研修館で、午前9時半~午後4時半、入場無料とのこと。
JR石狩月形駅から徒歩5分ほど、といいたいところですが、鉄道はこの春廃止になってしまいました。
札沼線代替バスか、岩見沢駅横のバスターミナルから中央バスで行く手段があります(後者の路線は昔からある)。
本田明二は、戦後の北海道の彫刻界を代表する存在です。
本郷新や佐藤忠良といった札幌西高出身の先輩彫刻家が上京していたこともあり、彼らのいわば「札幌側拠点」として働いた功績も見逃せません。つまり、北海道銀行本店の巨大レリーフなどは、本田明二の活躍なしでは完成しなかったと思います。
くわしくは、下のリンク先にある、本郷新記念札幌彫刻美術館などで2018年から19年にかけて開かれた展覧会を紹介した二つの記事をごらんになっていただければ幸いです。
ほかにも多くの野外彫刻が道内各地にあります。
いちばんいいのは、専用の施設が建設されて、学芸員が配置されて、年何度か所蔵品展や関連企画展などが開かれることなんでしょうが(岩内や倶知安、鹿追などのように)、果たしてどうなるんだろうなあ。
本田明二ギャラリーは、長女の近藤泉さんらが札幌の山鼻の一角に開いていた常設施設です。
規模はそれほど大きくありませんでしたが、2階建てで、気持ちのよい空間でした。
ただ、企画展のようなことはほとんど行っていなかったので、足繁く通っていた人は少ないかもしれません。
※追記。本田明二のあゆみや、彫刻のやさしい見かたについて、月形町の広報が参考になります。
pdf があります。
http://www.town.tsukigata.hokkaido.jp/secure/13668/honda%20meiji.pdf
また、町(町教委)は本年度の教育行政方針 ( http://www.town.tsukigata.hokkaido.jp/secure/9857/R2.kyouikugyousei.pdf )で、展示拠点について言及していたようです。
・石狩月形駅から約320メートル、徒歩5分
(JR岩見沢駅から中央バス、JR「学園都市線」石狩当別駅・北海道医療大学駅から代替バス)
□本田明二ギャラリー http://www.nordvento.co.jp/index2.html
過去の関連記事へのリンク
■本田明二展 ひとノミ、ひとノミ、私は 木を削る。(2018~19) ■続き
本田明二「おおぞらの像」 苫小牧の野外彫刻(1)
本田明二「青空に限りなき夢を」(帯広)
本田明二「常紋トンネル工事殉難者追悼碑」(北見)
本田明二「朝翔」「夕翔」 (網走)
北海道の寒地稲作発祥の地にあった碑と本田明二(恵庭)
本田明二「母子像」(札幌)
本田明二「碧空(あおぞら)へ」 (美幌)
「朝翔」 (網走)
展覧会紹介
■本田明二展(2010~11年)
■札幌第二中学の絆展 本郷新・山内壮夫・佐藤忠良・本田明二 (2009年)
■本田明二彫刻展 (2006)