ことしも、北見でいちばん大きな書店である福村書店の来年のカレンダーをいただきました。
同書店のカレンダーは毎年、北見の地で独特の薯版画をほりつづけていた香川軍男さん(1915-2002年)の作品をあしらったものです。
福村書店は、ブックカバーも香川さんの版画を採用していますし、版画のポストカード集の出版も手がけています。
香川さんが2002年に亡くなられてからも、カレンダーの制作は続けられてきました。
担当していたのは、札幌の「たぴおデザイン事務所」です。
「たぴお」の竹田博さんは昨年11月に亡くなりましたが、カレンダーはつづいています。
昨年版は「機関車」という統一テーマがありましたが、ことしは、リンゴ、麦わら帽子、流氷の海と灯台、切り株など、とくに統一性のない10点が採用されています。
1月だけは、針葉樹の上に光る太陽が朱色に印刷されています。
以前は、いも版から直接製版していたカレンダーですが、途中からパソコンとスキャナーを介在させるようになっています。ただ、今年のを見る限りでは、いも版独特のかすれは、けっこう表現されています。
いも版というと、素人の余技のような印象がありますが、ここまで独自の画風を究める人は稀でしょう。
あの川上澄生が激賞したのも、なるほどと、あらためて思います。
■2008年版
□福村書店 http://k-mint.okhotsk.or.jp/book/
□香川軍男さんのことが紹介された「北見市史編さん室ニュース」 http://www.city.kitami.lg.jp/650-03/34/nupunkesi34.htm
同書店のカレンダーは毎年、北見の地で独特の薯版画をほりつづけていた香川軍男さん(1915-2002年)の作品をあしらったものです。
福村書店は、ブックカバーも香川さんの版画を採用していますし、版画のポストカード集の出版も手がけています。
香川さんが2002年に亡くなられてからも、カレンダーの制作は続けられてきました。
担当していたのは、札幌の「たぴおデザイン事務所」です。
「たぴお」の竹田博さんは昨年11月に亡くなりましたが、カレンダーはつづいています。
昨年版は「機関車」という統一テーマがありましたが、ことしは、リンゴ、麦わら帽子、流氷の海と灯台、切り株など、とくに統一性のない10点が採用されています。
1月だけは、針葉樹の上に光る太陽が朱色に印刷されています。
以前は、いも版から直接製版していたカレンダーですが、途中からパソコンとスキャナーを介在させるようになっています。ただ、今年のを見る限りでは、いも版独特のかすれは、けっこう表現されています。
いも版というと、素人の余技のような印象がありますが、ここまで独自の画風を究める人は稀でしょう。
あの川上澄生が激賞したのも、なるほどと、あらためて思います。
■2008年版
□福村書店 http://k-mint.okhotsk.or.jp/book/
□香川軍男さんのことが紹介された「北見市史編さん室ニュース」 http://www.city.kitami.lg.jp/650-03/34/nupunkesi34.htm