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上ノ大作さんは北広島に窯をかまえる陶芸家。下のリンクにあるように、活発に制作・発表に取り組んでいるが、なんと、器だけの個展は初めてらしい。防風林アートプロジェクトでは氷、「あな展」では木など、素材にまったくこだわらず、造形作品なども手がけるためだ。
花器や食器の制作・発表しかしない陶芸家の方が一般的であることを考えると上ノさんのような存在は珍しい。
美術館の学芸員氏に「陶芸家みたいだ、といわれましたよ」と、上ノさんは苦笑していた。
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道内の土はふつう、焼き物に不向きであるとされ、信楽などから土を買って陶芸に取り組んでいる人が多い。中村二夫さんのように地元の土にこだわる人もいるが、少数派だ。
上ノさんは今回、野幌や栗山など道内の土100%で個展に臨んだ。
黒っぽい色合いはまずまずだし、形を作るには問題ないらしいが、焼成すると形がゆがむらしい。
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そういうわけで、冒頭画像の壺をはじめ、今回出品した花瓶や皿などの多くは曲がっている。
しかし、陶芸は、そういうところも美点とする価値観のある芸術だから、これはこれでいいのだと思う。
2015年10月3日(土)~11日(月)午前10時~午後6時
ギャラリー門馬アネックス(札幌市中央区旭ケ丘2)
関連記事へのリンク
■、ノ記 上ノ大作作品展 (2014)
■木が語る (2014年5月)
■防風林アートプロジェクト (2014)
■上ノ大作 作品展―森の生活― (2013)
■上ノ大作「ムノウノ人」 ハルカヤマ藝術要塞(2011)
■あな展(2010年)
■花のある暮らし 身近な自然と暮らし(2009年)
■新茶を愉しむ 旅する茶器(2009年)
■第8回生まれ出ずる土塊展(2008年、画像なし)
■第1回「凍土会陶芸展」 (2008年、画像なし)
■上ノ大作作品展-陶ト木ト紙ト-(2007年、画像なし)
・地下鉄東西線「円山公園駅」バスターミナルから、ジェイアール北海道バス「循環10 ロープウェイ線」に乗り「旭丘高校前」降車、約130メートル、徒歩2分
・「円山公園駅」バスターミナルから、ジェイアール北海道バス「円13 旭山公園線」に乗り「界川(さかいがわ)」降車、約500メートル、徒歩7分
・「円山公園駅」バスターミナルから、ジェイアール北海道バス「桑11 桑園円山線」「円11 西25丁目線」「循環11 ロープウェイ線」に乗り、「啓明ターミナル」降車、約800メートル、徒歩10分
・地下鉄南北線「中島公園」「幌平橋」から、ジェイアール北海道バス「循環13 山鼻環状線」に乗り「旭丘高校前」もしくは「南11西22」降車
※駐車場もあります。帰路は、旭丘高校前で良いバスの便がない場合、階段を下りて「南11西22」までいくと、休日の日中で1時間に5、6本のバスがきます(ただし、行き先は、円山公園駅、都心、桑園駅などバラバラ)