札幌を拠点に、銀や真鍮でアクセサリーを作り、精力的に発表している伊藤紀久野さんの個展。
最初に見たときは、雪のイメージが強い作品がメインでしたが、その後の図案の広がりには目を見張るものがあります。
今回の個展では、鳥の羽根を題材にしたネックレスや帯留め、ピアスなどが登場しました。
伊藤さんは、鏨を自ら研いで、細かいしま模様を入れていくのだそうです。
「彫り跡が光るのがうれしいです」
と言いますが、自分で道具をくふうして研ぐというのがすごい。
「彫るのは難しいですが、難しいからこそおもしろいんです」
本格的な個展は半年ぶりとのことで、ふつうの作家に比べればむしろ間隔は短いほうだと思うのですが、伊藤さんは、半年間たっぷり時間があって図案などを考えることができて良かった、と話します。
その研究熱心さには頭が下がります。
「羽根 丸」「羽根 島梟」のシリーズもあります。
チョウの図案によるアクセサリーもありました。
チョウを取り上げようと思って、まず図鑑を買ってきて研究したとのこと。
もちろん、作品化されたのは、実際にある特定の種類の蝶ではなく、伊藤さんなりにアレンジをほどこしています。
手前の台には、さまざまなアクセサリーや帯留めが並んでいます。
壁に並んでいるのは、おなじみの雪のシリーズ。
左から
粉雪
冷雪
新雪
濡れ雪
風花
雪明かり
細雪
垂り雪
銀雪
氷雪
沫雪
です。
作者が北海道の自然にふれたときの喜びと、日本の伝統に根差した美意識とが、高いところで昇華した作品だといえます。
根付も、伝統を残しつつも、モダンな感覚です。
伊藤さんは大阪でのきものフェスティバルに出品し、10月には東京での催事に参加する予定とのこと。
札幌では11月にはビッセギャラリーで個展を開きます。
2024年8月27日(火)~9月1日(日)午前10時半~午後6時半(最終日~5時)
さいとうギャラリー(札幌市中央区南1西3 ラ・ガレリア5階)
□ https://www.craftkikuno.com/
過去の関連記事へのリンク
■CRAFT kikunoの銀細工展 (2022)
■
最初に見たときは、雪のイメージが強い作品がメインでしたが、その後の図案の広がりには目を見張るものがあります。
今回の個展では、鳥の羽根を題材にしたネックレスや帯留め、ピアスなどが登場しました。
伊藤さんは、鏨を自ら研いで、細かいしま模様を入れていくのだそうです。
「彫り跡が光るのがうれしいです」
と言いますが、自分で道具をくふうして研ぐというのがすごい。
「彫るのは難しいですが、難しいからこそおもしろいんです」
本格的な個展は半年ぶりとのことで、ふつうの作家に比べればむしろ間隔は短いほうだと思うのですが、伊藤さんは、半年間たっぷり時間があって図案などを考えることができて良かった、と話します。
その研究熱心さには頭が下がります。
「羽根 丸」「羽根 島梟」のシリーズもあります。
チョウの図案によるアクセサリーもありました。
チョウを取り上げようと思って、まず図鑑を買ってきて研究したとのこと。
もちろん、作品化されたのは、実際にある特定の種類の蝶ではなく、伊藤さんなりにアレンジをほどこしています。
手前の台には、さまざまなアクセサリーや帯留めが並んでいます。
壁に並んでいるのは、おなじみの雪のシリーズ。
左から
粉雪
冷雪
新雪
濡れ雪
風花
雪明かり
細雪
垂り雪
銀雪
氷雪
沫雪
です。
作者が北海道の自然にふれたときの喜びと、日本の伝統に根差した美意識とが、高いところで昇華した作品だといえます。
根付も、伝統を残しつつも、モダンな感覚です。
伊藤さんは大阪でのきものフェスティバルに出品し、10月には東京での催事に参加する予定とのこと。
札幌では11月にはビッセギャラリーで個展を開きます。
2024年8月27日(火)~9月1日(日)午前10時半~午後6時半(最終日~5時)
さいとうギャラリー(札幌市中央区南1西3 ラ・ガレリア5階)
□ https://www.craftkikuno.com/
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