木村環 a.k.a.kim-igor "METAL BOWL STRIKES AGAIN"と題された個展が、小さなCDショップの一角でひらかれている。
展示されているのは、鉛筆(シャープペンシル?)によるイラスト。
いずれも正方形で、あまり大きくはないが、内包している世界は狭くない。
というか、頭にボウリングのピンが生えていたり、ボウリングのボウルで少年の頭部がぶっ飛んで首から血が噴き出していたり、頭部のない人間が首にじぶんの頭を持っていたり…。
ようするに、グロテスクなのだ。
しかし、矛盾することを言うようだが、グロテスクなのに残虐ではない。
ごてごてと飾り立てたホラー趣味やスプラッタ趣味とはなんの関係もない。
画面から受ける感じは、むしろ静謐。
人間は悲鳴をあげているのに、聞こえない、というか。
聯想(れんそう)した美術作品は、河原温の浴室シリーズだった。
あれを、もっとドライにしたような感じがした。
ところで、絵をみているあいだ、レッド・ツェッペリンの「Stairway to Heaven」のライヴヴァージョンが流れていた。
この展覧会をやることで、すこしはCDの売り上げにつながっているんだろうか。
この店のCDの品ぞろえは、すごーく個性的で、プログレとかばっかで、筆者のツボにはドンピシャ。
入り口には、ロジャー・ディーンのジャケットワークを集めた看板があったんだけど、店内にはイエスのCDもほとんどない。プログレでも、メジャーなのはないのです。
ほんでもって、ひさびさにキング・クリムゾンとオザンナ、買っちゃいましたよ。
クリムゾンは最高っす。
3月24日(土)-4月22日(日) 13:00-21:00
Third Ear(中央区南1西7 大通パークサイドビル4階)
ところで、kim-igorさん、こんどはテンポラリースペースで個展だそうです。すごいペースだな。
同スペースからのメールに添えられていた文。
4月17日(火)-5月6日(日)11:00-19:00、月曜休み
TEMPORARY SPACE(北区北16西5)
□スマイリングアワー
展示されているのは、鉛筆(シャープペンシル?)によるイラスト。
いずれも正方形で、あまり大きくはないが、内包している世界は狭くない。
というか、頭にボウリングのピンが生えていたり、ボウリングのボウルで少年の頭部がぶっ飛んで首から血が噴き出していたり、頭部のない人間が首にじぶんの頭を持っていたり…。
ようするに、グロテスクなのだ。
しかし、矛盾することを言うようだが、グロテスクなのに残虐ではない。
ごてごてと飾り立てたホラー趣味やスプラッタ趣味とはなんの関係もない。
画面から受ける感じは、むしろ静謐。
人間は悲鳴をあげているのに、聞こえない、というか。
聯想(れんそう)した美術作品は、河原温の浴室シリーズだった。
あれを、もっとドライにしたような感じがした。
ところで、絵をみているあいだ、レッド・ツェッペリンの「Stairway to Heaven」のライヴヴァージョンが流れていた。
この展覧会をやることで、すこしはCDの売り上げにつながっているんだろうか。
この店のCDの品ぞろえは、すごーく個性的で、プログレとかばっかで、筆者のツボにはドンピシャ。
入り口には、ロジャー・ディーンのジャケットワークを集めた看板があったんだけど、店内にはイエスのCDもほとんどない。プログレでも、メジャーなのはないのです。
ほんでもって、ひさびさにキング・クリムゾンとオザンナ、買っちゃいましたよ。
クリムゾンは最高っす。
3月24日(土)-4月22日(日) 13:00-21:00
Third Ear(中央区南1西7 大通パークサイドビル4階)
ところで、kim-igorさん、こんどはテンポラリースペースで個展だそうです。すごいペースだな。
同スペースからのメールに添えられていた文。
人の心に潜む悪意のメルヘン
透明で翳の無い水銀灯
深夜のコンビニの明るい蛍光灯
その奥底に潜む狂気、凶器
悲鳴をあげている
見えない声
翳は翳のままに
影は影のままに
ゆらりと立ち
ゆらりと震える
潜在化の声、姿。
そんな人間の内なる衝動が
淡い淡色の色翳から
浮かび、顕われます
4月17日(火)-5月6日(日)11:00-19:00、月曜休み
TEMPORARY SPACE(北区北16西5)
□スマイリングアワー
全く知らないバンドが多く、CDは買わずじまい。展覧会は小さいスペースでしたが、面白い作品でしたね。私も河原温の浴室シリーズをすぐ思い出しました。