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「クリムト、シーレ ウィーン世紀末展」開幕

2009年07月11日 10時43分01秒 | 情報・おしらせ
 19世紀末から20世紀初頭にかけ、オーストリア=ハンガリー二重帝国の首府として、また「芸術の都」として輝いていたウィーンの美術を紹介する「クリムト、シーレ ウィーン世紀末展」が11日、札幌芸術の森美術館で始まりました。

 ウィーンミュージアムのコレクションから、クリムト「愛」「パラス・アテナ」、シーレ「自画像」をはじめ、マカールト、モル、モーザー、オッペンハイマー、ココシュカらの絵画120点を紹介しています。

 この日は関係者による開会式がおこなわれ、札幌芸術の森美術館の奥岡茂雄館長や、同ミュージアムのウルスラ・シュトリヒ副館長、ユッタ・シュテファン・バストル在日オーストリア大使らがあいさつ。
 シュトリヒ副館長は「1900年ごろのウィーンの街にみなさまをお誘いしたい。オーストリアとウィーンを身近に感じていただけるよう、貴重な作品を持ってまいりました」。
 引き続き、主催者ら8人によるテープカットで開会を祝いました。

 続いて一般の観客も訪れ、世紀末の美にじっと見入っていました。 

 きょう11日は、14時(午後2時)から、西洋美術史の第一人者で、「ロマン主義」などの著書がある千足伸行成城大教授が「世紀末のウィーン」と題して講演します。聴講無料。


2009年7月11日(土)-9月6日(日)9:45-17:30(毎金曜-21:00。入場は30分前まで)、会期中無休
札幌芸術の森美術館(南区芸術の森2)

一般1200円(前売り1000円)、高校・大学生900円(同700円)、小中学生600円(同400円)、金曜17時以降はペア2000円。障碍者無料


●学芸員によるギャラリーツアー=7月18日(土)、25日(土)14:00。解説は樋泉綾子学芸員。要観覧料

このあと、日本橋高島屋(東京)、サントリーミュージアム天保山、北九州市美術館を巡回します。
東京ではオーストリア大統領も鑑賞する予定とのことです。


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