北海道美術ネット別館

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■菊地絹枝白磁展-LiFE- (6月7日まで)

2009年06月04日 23時19分42秒 | 展覧会の紹介-工芸、クラフト
※名前訂正あり。若松由紀枝さんの名が「由起枝」になっていました。おわびして訂正します。2016年8月22日。


 白磁のうつわを作る菊地絹枝さんが、札幌市西区の、三角山登山道入り口に近い自分の工房「ギャラリー倫土(ろんど)」で、個展をひらいています。

 古い民家を改装した会場では、インスタレーションふうに、有機的なかたちのオブジェを展開した一角が目を引きます。

 床に散らばっているだけではなく、天井からもつり下げられているのです。




 「突起をつくるのが楽しくて」
と菊地さん。
 「わたしは、果実のイメージがありますが、雲でも泡でも、自由に見てほしい」

 作っている最中が楽しい、というのは、良いことですね。






 反対側の角には、こんな“群れ”も床の上にちらばっています。




 会場の入り口附近にならんでいたボウル。

 右からふたつめには、ろうそくが入っており、磁器をすかして光が見えます。

 見方によってはなまめかしくもあり、清楚でもあり…。
 どっしりと存在感があるようで、ほとんど重みが感じられないほど軽くも見え…。
 まったく装飾がないにもかかわらず、さまざまに見える白磁とは、ほんとうにふしぎな素材です。



 会場の雰囲気を出すため、ちょっと露出をアンダーにして撮ってみました。

 6日(土)の夕方には、若松由紀枝ダンスパフォーマンスが行われます。
 川のほとりにある会場なので、それを生かして動きのあるパフォーマンスが展開されることになりそう。
 17:30開場、20:30まで。1500円(1ドリンクつき)。夕まぐれを待ちつつその日のみ「Barろんど」をopen、開演という運びになります。
 西28丁目からのバスの本数は、意外と多いので、車を置いていったほうがいいでしょう。


2009年6月1日(月)-7日(日)10:00-17:00(最終日-15:00)
GALLERY 倫土(西区山の手3の12 地図K)


LONDO SPRING EXHIBITION 船山奈月・菊地絹枝展(2008年5、6月)

・東西線西28丁目から、ジェイアール北海道バス「循環西20・西21 山手線」に乗り継ぎ、「山の手4条11丁目」降車、徒歩2分。「国立西病院前」でおりても徒歩7分ほど。平日日中は1時間に2本ずつ
・東西線琴似駅もしくは宮の沢駅から、ジェイアール北海道バス「琴29 琴似西野線」の乗り継ぎ、「山の手4条11丁目」降車。平日日中は1時間に1本ずつ
(駐車スペースあり)


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