8月6日から繰り広げられてきた「札幌国際芸術祭2017」も10月1日が最終日。
筆者はとくに運営やボランティアなどにかかわっていたわけでもなく、唯一参加するはずだったフォーラムもある事情で欠席させてもらっており、まあ他の人よりは熱心に回ってみたという程度の人間だが、終幕が近づくにつれてどうも感傷的になってきました。
これって、たぶん、中高生のとき学校祭や修学旅行が終わってほしくなかったときの気分と共通しているんでしょうね。
しかし1日は無情にも? 昼から仕事。
午前の少ない時間を、最後の芸術祭もうでにあてました。
ただし最初に行ったのは、茶廊法邑。
加藤祐子さんの染色展がこの日で最終日でした。
すぐに地下鉄東豊線の環状通東駅まで戻り、大通で東西線に乗り換えて、西11丁目で降車。
市資料館へ行き、まず「SIAFカフェ × インフォメーション」へ。
「#がぶっとSIAFキャンペーン」で、グルメガイドに掲載されている四つの品を、twitter か Facebook にハッシュタグをつけてアップすると、オリジナルステッカーがもらえるというので、前日にあわててツイートしていたのです。
もらったのは、こんなステッカー。
ちなみに、全体的には好意的にとらえている今回の札幌国際芸術祭ですが、このグルメガイドには筆者はかなり疑問を抱いています。
というのは、ガイドブックに載っているお店の大半がフレンチなどの高級料理で、おいそれとは行けないお店が多いんですよ。あとはパフェが並んでおり、菓子やコーヒーなどが少々。
札幌の食なので、ラーメン、ジンギスカン、海鮮といったお店がもっとあれば良かったのに―と思います。
さらにTシャツを購入し、缶バッジも買い求めようとすると、ここはすわろうテラスと違ってガチャポン方式とのこと。
筆者の前に購入していた人は、2度続けて「秘宝館」のバッジが出たと苦笑していたので、ちょっと気が進まなかったのですが、100円玉を3枚入れると、スキーのデザインが出てきてホッとしました。
つぎに、NMAアーカイブを再訪。
札幌在住で、国際芸術祭のエグゼクティブアドバイザーを務めた沼山さんが、長年にわたって企画してきたライブコンサートについて膨大な映像・音源を記録したものを公開している部屋です。
ライブ映像以外にも、当時の紙資料もファイルされていることを後で耳にし、確認したいことがあってやって来ました。
NMAは1990年代、「インターナショナル・ナウミュージック・フェスティバル」という音楽フェスを数回にわたって開いていました。
沼山さんが自腹を切って国内外の先鋭的な音楽や即興演奏のミュージシャンを数組ずつ招いていたものです。
筆者は97年のフェスティバルを取材し、かなり大型の記事を書いたので、それがどんなものだったか確かめようとしたのです。
以下、すでにツイッターで書いた話。
切り抜きのコピーがあったので見ると、なんと、筆者が署名入りで、大友良英さん(と、朗読で参加した小説家の島田雅彦さん)にインタビューしているではないですか!
(1997年10月3日夕刊わいどかるちゃー面)
完全に忘れていました。
恥ずかしい。
これ、セッティングしてくれたの、沼山さんなんだろうなあ。
自分の忘れっぽさに、赤面せざるを得ませんでした。
大友さんや沼山さんにも、悪いことをしちゃったなと、反省しました。
その後、三岸好太郎美術館まで歩きました。
続きの土地にある知事公館では、芝生の上に設置されている安田侃の大理石の彫刻の上に子どもたちがよじ登って、歓声を上げています。とても幸せそうな光景です。
同美術館で、札幌国際芸術祭の大友良英アーカイブ展を再見。
バスで都心に向かい、出社しました。
仕事の後で、ギャラリー犬養をまわり、さらに札幌国際芸術祭「ゲストハウス × ギャラリープロジェクト Sapporo ARTrip」の「SappoLodge(サッポロッジ)」(中央区南5東1)へ行き、ビールを飲みながら、白濱雅也さんの、クマにちなんだ作品を見ました。
白濱さんは先ほどまでビールを飲んでいましたが、客室に引っ込んだとのこと。
会場は、かつて写真の自主ギャラリー「micro.」があったところで、古い家や店はかなり少なくなっていました。
これで、ほんとうに札幌国際芸術祭は終わりです。
スマートフォンでツイッターを見ると、モエレ沼公園のガラスのピラミッドでは、大友良英さんたちが最後のライブを繰り広げる様子が流れています。
なんだか、しんみりしてきました。
地下鉄南北線とバスを乗り継いで、帰宅しました。
筆者はとくに運営やボランティアなどにかかわっていたわけでもなく、唯一参加するはずだったフォーラムもある事情で欠席させてもらっており、まあ他の人よりは熱心に回ってみたという程度の人間だが、終幕が近づくにつれてどうも感傷的になってきました。
これって、たぶん、中高生のとき学校祭や修学旅行が終わってほしくなかったときの気分と共通しているんでしょうね。
しかし1日は無情にも? 昼から仕事。
午前の少ない時間を、最後の芸術祭もうでにあてました。
ただし最初に行ったのは、茶廊法邑。
加藤祐子さんの染色展がこの日で最終日でした。
すぐに地下鉄東豊線の環状通東駅まで戻り、大通で東西線に乗り換えて、西11丁目で降車。
市資料館へ行き、まず「SIAFカフェ × インフォメーション」へ。
「#がぶっとSIAFキャンペーン」で、グルメガイドに掲載されている四つの品を、twitter か Facebook にハッシュタグをつけてアップすると、オリジナルステッカーがもらえるというので、前日にあわててツイートしていたのです。
板東珈琲「カッコウの記憶ブレンド」、ケーキハウス ステラ・マリス「SIAFカラークッキー」、モエレ沼公園のテイクアウトショップパニエ「ソフトクリームSIAFver.」、宮田屋豊平店「SIAFカラーサンド」 #がぶっとSIAF… twitter.com/i/web/status/9…
— 梁井 朗@北海道美術ネット別館 (@akira_yanai) 2017年9月30日 - 22:33
もらったのは、こんなステッカー。
ちなみに、全体的には好意的にとらえている今回の札幌国際芸術祭ですが、このグルメガイドには筆者はかなり疑問を抱いています。
というのは、ガイドブックに載っているお店の大半がフレンチなどの高級料理で、おいそれとは行けないお店が多いんですよ。あとはパフェが並んでおり、菓子やコーヒーなどが少々。
札幌の食なので、ラーメン、ジンギスカン、海鮮といったお店がもっとあれば良かったのに―と思います。
さらにTシャツを購入し、缶バッジも買い求めようとすると、ここはすわろうテラスと違ってガチャポン方式とのこと。
筆者の前に購入していた人は、2度続けて「秘宝館」のバッジが出たと苦笑していたので、ちょっと気が進まなかったのですが、100円玉を3枚入れると、スキーのデザインが出てきてホッとしました。
つぎに、NMAアーカイブを再訪。
札幌在住で、国際芸術祭のエグゼクティブアドバイザーを務めた沼山さんが、長年にわたって企画してきたライブコンサートについて膨大な映像・音源を記録したものを公開している部屋です。
ライブ映像以外にも、当時の紙資料もファイルされていることを後で耳にし、確認したいことがあってやって来ました。
NMAは1990年代、「インターナショナル・ナウミュージック・フェスティバル」という音楽フェスを数回にわたって開いていました。
沼山さんが自腹を切って国内外の先鋭的な音楽や即興演奏のミュージシャンを数組ずつ招いていたものです。
筆者は97年のフェスティバルを取材し、かなり大型の記事を書いたので、それがどんなものだったか確かめようとしたのです。
以下、すでにツイッターで書いた話。
切り抜きのコピーがあったので見ると、なんと、筆者が署名入りで、大友良英さん(と、朗読で参加した小説家の島田雅彦さん)にインタビューしているではないですか!
(1997年10月3日夕刊わいどかるちゃー面)
完全に忘れていました。
恥ずかしい。
これ、セッティングしてくれたの、沼山さんなんだろうなあ。
自分の忘れっぽさに、赤面せざるを得ませんでした。
大友さんや沼山さんにも、悪いことをしちゃったなと、反省しました。
その後、三岸好太郎美術館まで歩きました。
続きの土地にある知事公館では、芝生の上に設置されている安田侃の大理石の彫刻の上に子どもたちがよじ登って、歓声を上げています。とても幸せそうな光景です。
同美術館で、札幌国際芸術祭の大友良英アーカイブ展を再見。
バスで都心に向かい、出社しました。
仕事の後で、ギャラリー犬養をまわり、さらに札幌国際芸術祭「ゲストハウス × ギャラリープロジェクト Sapporo ARTrip」の「SappoLodge(サッポロッジ)」(中央区南5東1)へ行き、ビールを飲みながら、白濱雅也さんの、クマにちなんだ作品を見ました。
白濱さんは先ほどまでビールを飲んでいましたが、客室に引っ込んだとのこと。
会場は、かつて写真の自主ギャラリー「micro.」があったところで、古い家や店はかなり少なくなっていました。
これで、ほんとうに札幌国際芸術祭は終わりです。
スマートフォンでツイッターを見ると、モエレ沼公園のガラスのピラミッドでは、大友良英さんたちが最後のライブを繰り広げる様子が流れています。
なんだか、しんみりしてきました。
地下鉄南北線とバスを乗り継いで、帰宅しました。
(この項続く)