展覧会の公式サイト( □https://www.kintart.com/ )から冒頭画像をスクリーンショットで貼り付けてみました。
展覧会キュレーターの塚崎美歩さん(旭川出身)による簡にして要を得たテキストがあり、これ以上、筆者が付け加えることもないかなと思ったのです。ひどく怠慢で、すみませんが…。
(まずかったら、外します)
会場は例年と同様に、1階(会場内の中二階を含む)と、エレベーターで昇る3階とにわかれていました。
1階には、川上りえ、山下圭介、大井敏恭の3氏の作品。
このうち、大井さんの絵画については別項で書きます。
まず、鉄の彫刻の、川上りえさん。
2019年、SCARTSコートでの個展では、空間をねじ伏せるかのような力強いインスタレーションを展開していましたが、今回は力強さを保ちつつも、展示空間との対話というか、駆け引きを楽しんでいるかのような配置をみせているように感じました。
中二階へとのぼっていく階段横のすき間のような壁面を展示に活用したのは、この会場で初めてのことではないかと思います。
続いて今回初参加の山下さん。
永野光二さんが退職され、新たに北翔大で教壇に立っている若手です。
見慣れない素材だと思っていたら、クスノキなのだそうです。
3階ギャラリーは、大西洋、末次弘明、林 亨の3氏。
「心をうかべて」シリーズの絵画に取り組んでいる林さん。
ストロークの勢いを残した画肌に、同じ大きさの円がランダムに配されているという作品。
今回、それらの完成作の間に、エスキス(途中経過)を並べています。これを見ると、抽象絵画の着想のもとになっているのが、現実の水辺などの風景であることがわかってきます。
ちなみに、上の画面中央の、縦長の水色の絵をさして
「(美瑛の)青い池?」
と聞いたら
「どうしてわかったの?」
と驚かれました。
ヤマカンです。。。
イラストレーションの分野で活躍する大西さんは、木片に着彩して組み合わせたシンプルな図柄の、同一サイズの平面を並べていました。
末次さんは、ほとんど黒と白からだけからなる絵画に取り組み続けています。
今回、絵の具がだらだらと流れ落ちる生々しさをみせているのは、林さんの新作と共通しています。
北翔大学札幌円山キャンパス(札幌市中央区南1西22)=旧称ギャラリーポルト
3月13日(土)14日(日)20日(土)21日(日)27日(土)28日(日)の6日間、午後1~6時
過去の関連記事へのリンク
■札幌ミュージアム・アート・フェア2020-21
■BENIZAKURA PARK ART ANNUAL 2020
「イコロの森ミーツ・アート」は1年延期。今年はオンライン展覧会に (2020)
■Rie Kawakami solo exhibition : Landscape Will 2019 川上りえ個展
■JR Tower Art Planets Grand prix Exhibition 2018
■*folding cosmos 2013 「松浦武四郎をめぐる10人の作家達」
■川上りえ 札幌文化奨励賞受賞記念 Plus1 Group Exhibition (2013)
■川上りえ個展 UNLIMITED LIFE ZONE (2013年6月22日~7月7日)
■谷口明志・川上りえ Space Abstraction II (2012年)
【告知】まぼろしのいえ 川上りえ×冨田哲司
■谷口明志 × 川上りえ (2010年)
■PLUS ONE THIS PLACE(2010年9月)
■川上りえ個展 イロジカル・ムーブメント (2010年6月)
■SAG Introduction II (2009年10月)
■交差する視点とかたち vol.3 阿部典英 加藤委 川上りえ 下沢敏也(2009年7月)
川上りえ「ANCIENT SUN」(野外立体作品)
■SAG INTRODUCTION(2008年12月)
■On the wall/Off the wall 山本雄基、西田卓司、川上りえ(2008年9月)
■川上さんの米国滞在報告(08年6月)
■川上さん、米国でレジデンス中(08年4月)
■川上りえ展 Trace of Will(06年)
■米国での個展報告(04年)
■札幌の美術2003 ワークショップ
■札幌の美術2003
■北の彫刻展2002(画像なし)
■水脈の肖像(02年、画像なし)
■川上りえ個展-浸透痕(01年)
■北の創造者たち(2000-01年)
■CROSS WAVE 2019
■局地風ー北翔大学北方圏学術情報センタープロジェクト研究美術グループ研究報告作品展 (2019)
■CROSS WAVE 2018
■山是山水是水(ヤマハコレヤマミズハコレミズ)北翔大学北方圏学術情報センタープロジェクト研究美術グループ成果報告作品展 Work in Progress (2018年3月)
■Golden Round (2017)
【告知】Golden Round
■WAVE NOW 2016
■The songlines (2016年4月)
【告知】NO-DOアートプロジェクト―ポルト・由仁「夏の遠足2015」
■北翔大北方圏学術情報センタープロジェクト研究美術グループ研究報告展 Caustics (2015)
■WAVE NOW 2014
■Art in Progress 企画展「Timeless:時の肖像」 (2013)
【告知】WAVE NOW '12 状況の覚醒を求めて
【告知】絵画の場合2012 -最終章-
■SAG INTRODUCTION(2009)
■WAVE NOW 2008
■絵画の場合(2007年1月)
■絵画の場合(2005年)
■林亨展(2004年)
■林亨展(2002年)
■林亨展(2000年)
■イコロの森 ミーツ・アート2019 ー森の野外美術展ー
■局地風ー北翔大学北方圏学術情報センタープロジェクト研究美術グループ研究報告作品展 (2019年3月)
■末次弘明展「Sigh of fireball」(2018~19)
■山是山水是水(ヤマハコレヤマミズハコレミズ)北翔大学北方圏学術情報センタープロジェクト研究美術グループ成果報告作品展 Work in Progress (2018)
■末次弘明個展 “mono” (2017)
■Golden Round (2017)
【告知】Golden Round
■第71回全道展(2016年6月)=末次さん出品。画像なし
■The songlines (2016年4月)
【告知】NO-DOアートプロジェクト―ポルト・由仁「夏の遠足2015」
■北翔大北方圏学術情報センタープロジェクト研究美術グループ研究報告展 Caustics (2015)
■Art in Progress 企画展「Timeless:時の肖像」 (2013)
【告知】絵画の場合2012 -最終章-
■末次弘明のまとめ展 (2012年)
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1階には、川上りえ、山下圭介、大井敏恭の3氏の作品。
このうち、大井さんの絵画については別項で書きます。
まず、鉄の彫刻の、川上りえさん。
2019年、SCARTSコートでの個展では、空間をねじ伏せるかのような力強いインスタレーションを展開していましたが、今回は力強さを保ちつつも、展示空間との対話というか、駆け引きを楽しんでいるかのような配置をみせているように感じました。
中二階へとのぼっていく階段横のすき間のような壁面を展示に活用したのは、この会場で初めてのことではないかと思います。
続いて今回初参加の山下さん。
永野光二さんが退職され、新たに北翔大で教壇に立っている若手です。
見慣れない素材だと思っていたら、クスノキなのだそうです。
3階ギャラリーは、大西洋、末次弘明、林 亨の3氏。
「心をうかべて」シリーズの絵画に取り組んでいる林さん。
ストロークの勢いを残した画肌に、同じ大きさの円がランダムに配されているという作品。
今回、それらの完成作の間に、エスキス(途中経過)を並べています。これを見ると、抽象絵画の着想のもとになっているのが、現実の水辺などの風景であることがわかってきます。
ちなみに、上の画面中央の、縦長の水色の絵をさして
「(美瑛の)青い池?」
と聞いたら
「どうしてわかったの?」
と驚かれました。
ヤマカンです。。。
イラストレーションの分野で活躍する大西さんは、木片に着彩して組み合わせたシンプルな図柄の、同一サイズの平面を並べていました。
末次さんは、ほとんど黒と白からだけからなる絵画に取り組み続けています。
今回、絵の具がだらだらと流れ落ちる生々しさをみせているのは、林さんの新作と共通しています。
北翔大学札幌円山キャンパス(札幌市中央区南1西22)=旧称ギャラリーポルト
3月13日(土)14日(日)20日(土)21日(日)27日(土)28日(日)の6日間、午後1~6時
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(この項続く)