北海道美術ネット別館

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10月24・29日補遺

2006年11月03日 08時15分48秒 | 展覧会の紹介-複数ジャンル
 この2日間にまわったギャラリーで見たもののうち、まだエントリをたてていなかった展覧会がいくつかありますので、簡単にふれておきたいと思います。(冒頭の画像、ピンボケです)

 日本画院展出品者展
 こんな、院展とまぎらわしい名前の付いた公募展があるとは知りませんでしたが、1938年(昭和13年)の旗揚げで、日展に出す前の東山魁夷も出品したことがあるそうです。
 今回は、同展の入選者である吉岡織江さん(旭川)、阿部智子さん(札幌)、蟹谷洋子さん(江別)、矢野佳美さん(札幌)の4人が初めてひらきました。
 あわせて40点余りがならび、見ごたえがあります。
 4人とも、写実的な画風で、花や風景などをていねいに描いていました。
 個人的にひかれたのが、吉岡さんの「緑陰」。緑のあじさいなどの中で、白いノースリーブのワンピースを着た少女がふえと楽譜を手にしているという図柄です。理屈抜きで、清新なさわやかさを感じました。

10月24-29日
スカイホール(中央区南1西3、大丸藤井セントラル7階)


 新林裕子絵付の器展
 すみれ、桜、シラネアオイ、エンレイソウなどの絵付けがほどこされた皿や鉢など。道内でこれほど写実的な絵付けをしている人はほかにいないと思います。
 土には、地元・野幌のものを混ぜているということでした。

10月24-29日
さいとうギャラリー(中央区南1西3、ラ・ガレリア5階)


 24th 横田章個展
 ベテランの日洋会会員。「グループ環」のメンバーでもあります。
 適度に省筆した風景画がならんでおり、安心して見られる個展でした。
 「秋空」「溜池と秋空」は、いずれも空知管内由仁町に取材したものだそうです。
「こんなところ、誰も描かないと思いますが」
と横田さんは話しておられましたが、そういう、何気なさが、魅力になっているのだと感じました。
 
10月26-31日
大同ギャラリー(中央区北3西3、大同生命ビル3階)


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