利尻富士町でDPE店兼絵はがき店を営みつつ写真を撮っている村上さん。これまで、クリエイトフォトギャラリーで何度か個展をひらいてきましたが、富士フォトサロンは初めてで、いままでの集大成的な展覧会になっています。なお、展覧会タイトルは、日本百名山のうちいちばん北にあるので一番目である-という意味のようです。
ただし、旧作とおなじような写真でも、あらためて撮りなおしているものもけっこうあります。
冒頭のDMの画像「水鏡北斗星」も、以前クリエイトフォトギャラリーで発表したものとは異なるネガだそうです。
利尻富士の上に北斗七星がかかり、沼が、山容と星を反映しているという作品です。
この写真がいかにすごいものであるか、ということについて、筆者は再三述べていますが、もういちどくりかえします。
まず、あたりまえの話ですが、すこしでも雲があればダメ。都会の明るい空でもいけません。
手前の水面は、海だと波があるので、星を写すことはきわめて困難です。湖沼の、風のない、水面のおだやかな夜にかぎります。
また、月あかりのまったくない晩だと、いくら長い露出時間をかけても山は写らないでしょう。
さらに、北斗七星の位置が重要です。
北斗七星は、春の夜空に高くかかる半面、秋は低い空にあります。もっとも、これは北緯40度より高い地方だけのことであり、東京など本州の大部分では、この傾きの、地面にひしゃくを置いたような角度の北斗七星は、地平線の下に隠れて、見ることができないのです。
いくつもの条件がそろわなければ撮れない1枚であることが、おわかりいただけたかと思います。
村上さんは、ご自分で撮った利尻富士の写真を絵はがきにして販売しているそうですが、やはり売れ行きが良いのは、晴れた日に沼の水面が山容を写しているような、きれいなものだといいます。
ただし、ご自分では、かすみにつつまれた「おぼろ」や、水墨画のような美しさの「夕霧」が好きで、「どんな条件でも、稜線の形だけで利尻富士だとわかるような写真を撮りたい」と話します。(上の画像の、左側が「夕霧」)
そして、「夕霧」のような写真はいまは観光客に支持されないけれど、いつかもっと高い次元で、売れるものと自分の撮りたいものが一致するようになれば-と、夢を語っていました。
筆者は「夕霧」もしぶい美しさで好きですが、この画像の右側にある「月の光」にも感動しました。
空、山、水面…すべてが群青色なのです。
ロマンチックの極みとでもいうべき写真だと思います。
左側は「黎明」。
朝やけに燃える冬の利尻富士です。
光沢のあるプリントなので、どうもよく写せませんでしたが、ご容赦のほどを(ぜひ実物を見てほしい)。
「カシオペア」は、水面に星が反射してこそいませんが、星がほとんど点で描写されている1枚。
6×4.5のカメラをつかい、露出時間を短めにして撮った写真です。
珍客のハクチョウをとらえた「白い旅人」、親子の給餌の場面を写した「クマゲラ」など、鳥の写真も、ほほえましいものです。
ほかにも、山全体がワインレッド色に輝く「恋染」、吹雪のあとで一瞬稜線が姿を見せたときを狙った「ティファニーブルー」など、見ごたえのある作品がならんでいます。
出品作は次のとおり。
「ティファニーブルー」
「リシリアンブルー」
「クマゲラ」(同題2点)
「北斗星」
「雪波」
「夕霧」
「コマドリ」
「トロメライ」
「山眠る」
「リシリヒナゲシ」
「おぼろ」
「空の青 水の青」
「水鏡北斗星」
「白い旅人」
「クロユリ」
「松風」
「残照」
「ミズバショウ」
「ロマンスグレイ」
「山は白銀」
「千年の夏 万年の雪」
「冴」
「星月夜」
「恋染」
「凛」
「ノゴマ」
「オオルリ」
「ウグイス」
「カシオペア」
「うらら」
「ヤツガシラ」
「月の光」
「黎明」
キャプションのない花の写真も16点あります。
筆者が行ったときは、ポストカードは売り切れていましたが、急遽利尻島から取り寄せ中なので、会期内には届くとのことでした。
なお、北海道美術ネットの本館で、一時、村上さんの名前を誤って「将示朗」としていました。すでに訂正してあります。どうも申し訳ありませんでした。
3月16日(金)-21日(水)10:00-18:30
富士フォトサロン(中央区北2西4、札幌三井ビル別館 地図A)
■06年4月の個展
■03年の個展(画像なし)
ただし、旧作とおなじような写真でも、あらためて撮りなおしているものもけっこうあります。
冒頭のDMの画像「水鏡北斗星」も、以前クリエイトフォトギャラリーで発表したものとは異なるネガだそうです。
利尻富士の上に北斗七星がかかり、沼が、山容と星を反映しているという作品です。
この写真がいかにすごいものであるか、ということについて、筆者は再三述べていますが、もういちどくりかえします。
まず、あたりまえの話ですが、すこしでも雲があればダメ。都会の明るい空でもいけません。
手前の水面は、海だと波があるので、星を写すことはきわめて困難です。湖沼の、風のない、水面のおだやかな夜にかぎります。
また、月あかりのまったくない晩だと、いくら長い露出時間をかけても山は写らないでしょう。
さらに、北斗七星の位置が重要です。
北斗七星は、春の夜空に高くかかる半面、秋は低い空にあります。もっとも、これは北緯40度より高い地方だけのことであり、東京など本州の大部分では、この傾きの、地面にひしゃくを置いたような角度の北斗七星は、地平線の下に隠れて、見ることができないのです。
いくつもの条件がそろわなければ撮れない1枚であることが、おわかりいただけたかと思います。
村上さんは、ご自分で撮った利尻富士の写真を絵はがきにして販売しているそうですが、やはり売れ行きが良いのは、晴れた日に沼の水面が山容を写しているような、きれいなものだといいます。
ただし、ご自分では、かすみにつつまれた「おぼろ」や、水墨画のような美しさの「夕霧」が好きで、「どんな条件でも、稜線の形だけで利尻富士だとわかるような写真を撮りたい」と話します。(上の画像の、左側が「夕霧」)
そして、「夕霧」のような写真はいまは観光客に支持されないけれど、いつかもっと高い次元で、売れるものと自分の撮りたいものが一致するようになれば-と、夢を語っていました。
筆者は「夕霧」もしぶい美しさで好きですが、この画像の右側にある「月の光」にも感動しました。
空、山、水面…すべてが群青色なのです。
ロマンチックの極みとでもいうべき写真だと思います。
左側は「黎明」。
朝やけに燃える冬の利尻富士です。
光沢のあるプリントなので、どうもよく写せませんでしたが、ご容赦のほどを(ぜひ実物を見てほしい)。
「カシオペア」は、水面に星が反射してこそいませんが、星がほとんど点で描写されている1枚。
6×4.5のカメラをつかい、露出時間を短めにして撮った写真です。
珍客のハクチョウをとらえた「白い旅人」、親子の給餌の場面を写した「クマゲラ」など、鳥の写真も、ほほえましいものです。
ほかにも、山全体がワインレッド色に輝く「恋染」、吹雪のあとで一瞬稜線が姿を見せたときを狙った「ティファニーブルー」など、見ごたえのある作品がならんでいます。
出品作は次のとおり。
「ティファニーブルー」
「リシリアンブルー」
「クマゲラ」(同題2点)
「北斗星」
「雪波」
「夕霧」
「コマドリ」
「トロメライ」
「山眠る」
「リシリヒナゲシ」
「おぼろ」
「空の青 水の青」
「水鏡北斗星」
「白い旅人」
「クロユリ」
「松風」
「残照」
「ミズバショウ」
「ロマンスグレイ」
「山は白銀」
「千年の夏 万年の雪」
「冴」
「星月夜」
「恋染」
「凛」
「ノゴマ」
「オオルリ」
「ウグイス」
「カシオペア」
「うらら」
「ヤツガシラ」
「月の光」
「黎明」
キャプションのない花の写真も16点あります。
筆者が行ったときは、ポストカードは売り切れていましたが、急遽利尻島から取り寄せ中なので、会期内には届くとのことでした。
なお、北海道美術ネットの本館で、一時、村上さんの名前を誤って「将示朗」としていました。すでに訂正してあります。どうも申し訳ありませんでした。
3月16日(金)-21日(水)10:00-18:30
富士フォトサロン(中央区北2西4、札幌三井ビル別館 地図A)
■06年4月の個展
■03年の個展(画像なし)
そうなんです、相当むつかしいと思うので、わたしはあきもせず、そのことについて繰り返し語っているのです。
以前、村上さんが
「プロは高い機材を持って夏場にちょっと来て、いい写真をばーっと撮っていく。だから、じぶんは地元の人間でなければ撮れない写真を撮りたい」
という意味のことを話していたのが、すごく印象に残っています。
村上さんは利尻生まれなので、寺沢さんたちとはちょっとカテゴリが違うかもしれませんね。
hello world hello world....
????Good evening, ladies and gentlemen.
????We always say ??we are the future??. Indeed. We, the younger generation represents modern knowledge, new concepts, ambition and great desire for success. But, have you ever thought of this question: how can we be successful in the 21st century, which is full of great challenges and fierce competitions? In my opinion, there are two important factors. ????First, we have to catch the opportunities and face the challenges. China has successfully entered the World Trade Organization, Beijing has won the bid for the 2008 Olympic Games?? If we want to be successful, we have to seize these opportunities. SARS and AIDS, environmental pollution, growing population?? We have no choice but to solve these problems with our own hands. Thus, catching the opportunities and trying our best to cope with the difficulties is necessary for us to succeed in the 21st century.
????Secondly, we have to learn to cooperate and compete. Last year, when SARS was spreading rapidly in China, scientists all over the world cooperated with each other and prevented the disease from spreading in a short period of time. At the same time, they were also competing against each other to see who could conquer the disease first. By cooperating and competing, the world develops day by day. Therefore, we, the younger generation, must know how to cooperate and compete. ????Ladies and gentlemen, we are standing at the outset of a new century, we are at the gate of a new era. Looking back, the 20th century is a century of great developments and remarkable changes. Looking forward, the 21st century is a century full of opportunities, challenges, cooperation and competition.
I believe, if we can seize the opportunities, face the challenges, cooperate and compete, success in the 21st century belongs to him, to you and to me.