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鉛筆やペンでリアルな動物の絵を描く増田寿志さん初の画文集「風のゆくえ 北の動物たちを描く」が北海道新聞社から出版されました。
道内の自然情報誌で、ネイチャーグラフィックマガジンをうたう「Faura」誌の連載をもとに、エッセー部分を加筆したもの。
ユキウサギ、ヒグマ、シマリスや、アオジ、スズメなどの鳥が、きわめて精緻に描かれ、それぞれに「百年の記憶」「最期の歌」などと題されたエッセー25編を付している(横組みなのがめずらしい)。ほとんどは、フィールドで野生生物を観察しながら抱いた、動物の生と死に対する思いをつづったものだ。
増田さんは、図鑑の仕事でカラーの絵を描くこともあるが、近年の個展で発表している作品や、この画文集に掲載されている絵は、すべてモノクロだ。
初期にはペンだけで描いていたが、途中から鉛筆を加えることで、階調の豊かさが格段に増した。
エゾリスやキツネの絵を眺めていると、色がないにもかかわらずひじょうに本物らしく見える。
そして、猫などを抱いたときに肌で感じるあの感覚、つまり、毛の柔らかさとか、毛を通してつたわってくる体温とか、体のやわらかさといったもろもろの感覚さえ、画面から感じ取れるようなのだ。生命のしっかりした感覚が、絵に宿っている。そんな気さえしてくる絵なのだ。
「風のゆくえ」発刊記念として、北海道新聞本社の1階で、原画展を開催中。
写真ではとうてい伝わらない、絵のもつリアリティーを、実地に感じてほしい。
画文集はもちろん、ポストカードなども発売中。
2016年7月15日(金)~21日(木)午前10時~午後7時(最終日~午後4時)
道新ぷらざ DO-BOX (札幌市中央区大通西3 北海道新聞本社北1条館)
変形判95ページ。2500円プラス税。
□増田寿志 WILDLIFE http://www.masuda-art.net/
■増田寿志展 (2013)
■WILD LIFE ART 水の響・風の音 増田寿志作品展 (2008)
(道新ぎゃらりーの南側、道新プレイガイドの向かいです)
□北海道新聞社の本 http://shop.hokkaido-np.co.jp/book/products/detail.php?product_id=619
道内の自然情報誌で、ネイチャーグラフィックマガジンをうたう「Faura」誌の連載をもとに、エッセー部分を加筆したもの。
ユキウサギ、ヒグマ、シマリスや、アオジ、スズメなどの鳥が、きわめて精緻に描かれ、それぞれに「百年の記憶」「最期の歌」などと題されたエッセー25編を付している(横組みなのがめずらしい)。ほとんどは、フィールドで野生生物を観察しながら抱いた、動物の生と死に対する思いをつづったものだ。
増田さんは、図鑑の仕事でカラーの絵を描くこともあるが、近年の個展で発表している作品や、この画文集に掲載されている絵は、すべてモノクロだ。
初期にはペンだけで描いていたが、途中から鉛筆を加えることで、階調の豊かさが格段に増した。
エゾリスやキツネの絵を眺めていると、色がないにもかかわらずひじょうに本物らしく見える。
そして、猫などを抱いたときに肌で感じるあの感覚、つまり、毛の柔らかさとか、毛を通してつたわってくる体温とか、体のやわらかさといったもろもろの感覚さえ、画面から感じ取れるようなのだ。生命のしっかりした感覚が、絵に宿っている。そんな気さえしてくる絵なのだ。
「風のゆくえ」発刊記念として、北海道新聞本社の1階で、原画展を開催中。
写真ではとうてい伝わらない、絵のもつリアリティーを、実地に感じてほしい。
画文集はもちろん、ポストカードなども発売中。
2016年7月15日(金)~21日(木)午前10時~午後7時(最終日~午後4時)
道新ぷらざ DO-BOX (札幌市中央区大通西3 北海道新聞本社北1条館)
変形判95ページ。2500円プラス税。
□増田寿志 WILDLIFE http://www.masuda-art.net/
■増田寿志展 (2013)
■WILD LIFE ART 水の響・風の音 増田寿志作品展 (2008)
(道新ぎゃらりーの南側、道新プレイガイドの向かいです)
□北海道新聞社の本 http://shop.hokkaido-np.co.jp/book/products/detail.php?product_id=619