デジタルカメラ全盛のこのご時世でもなおモノクロ優位のつづく札幌の学生写真界。しかし、ついにというか、やっとというべきか、今回の展覧会は、カラー(たぶんデジタルが多い)9人、モノクロ14人で、両者が拮抗(きっこう)してきました。モノクロ銀塩の関係商品(印画紙など)はかなり値上がりしており、これまで学生のモノクロ銀塩志向をささえてきた価格の要因が変わりつつあることから、今後が注目されます。
カラーで、見せ方に意を用いていたのはChihiro Isodaさん。
トイカメラかピンホールで撮影したかのような茫漠としたカラープリントを、木製のクリップで留めていました。
プリントは3列にならんでいて、上の列は空や木々、真ん中の列はベンチや遊具、下の列は草花や路面といったモティーフが中心。人間の視線に合わせた配置が心にくいです。
石河祐太さんは「Surely the heart of somebody becomes warm with your smile」という長い題のモノクロ6点。
さっぽろ雪まつりの会場で海外からの観光客を写した「人モノ」です。
英語で「撮らせてください」と声をかけたんだろうなあ。すごいなあ。
晴れた日の雪まつり会場は、露出や焼きの濃さなど、かなりむつかしいと思います。雪を雪らしく、白く飛ばない程度に焼くというのは、簡単ではないです。といって、人の顔が黒っぽくつぶれてしまっては元も子もないわけで、石河さんは健闘していると思います。
クドウレオナさんは「Shangri-La」と題したモノクロ3点。
札幌駅北口の地下道がモティーフのようです。
さすがに焼きは手慣れていて、うまいなかにも心象の揺れを反映させているところはさすが。
ただ、モノクロの焼きがどうも…という後輩が何人かいるようなので、クドウさん、卒業前にしっかり教えてあげてくださいな。
07年4月22日(火)-27日(日)10:00-19:00(初日14:00-、最終日-16:30)
札幌市写真ライブラリー(中央区北2東4、サッポロファクトリー・レンガ館3階)
□札幌学院大学 総合芸術研究会写真部 http://sapporo.cool.ne.jp/sguphotoclub/
■07年12月の学外展
■07年3月の卒業制作展
■03年の学外展
■02年の学外展
=いずれも画像なし
カラーで、見せ方に意を用いていたのはChihiro Isodaさん。
トイカメラかピンホールで撮影したかのような茫漠としたカラープリントを、木製のクリップで留めていました。
プリントは3列にならんでいて、上の列は空や木々、真ん中の列はベンチや遊具、下の列は草花や路面といったモティーフが中心。人間の視線に合わせた配置が心にくいです。
石河祐太さんは「Surely the heart of somebody becomes warm with your smile」という長い題のモノクロ6点。
さっぽろ雪まつりの会場で海外からの観光客を写した「人モノ」です。
英語で「撮らせてください」と声をかけたんだろうなあ。すごいなあ。
晴れた日の雪まつり会場は、露出や焼きの濃さなど、かなりむつかしいと思います。雪を雪らしく、白く飛ばない程度に焼くというのは、簡単ではないです。といって、人の顔が黒っぽくつぶれてしまっては元も子もないわけで、石河さんは健闘していると思います。
クドウレオナさんは「Shangri-La」と題したモノクロ3点。
札幌駅北口の地下道がモティーフのようです。
さすがに焼きは手慣れていて、うまいなかにも心象の揺れを反映させているところはさすが。
ただ、モノクロの焼きがどうも…という後輩が何人かいるようなので、クドウさん、卒業前にしっかり教えてあげてくださいな。
07年4月22日(火)-27日(日)10:00-19:00(初日14:00-、最終日-16:30)
札幌市写真ライブラリー(中央区北2東4、サッポロファクトリー・レンガ館3階)
□札幌学院大学 総合芸術研究会写真部 http://sapporo.cool.ne.jp/sguphotoclub/
■07年12月の学外展
■07年3月の卒業制作展
■03年の学外展
■02年の学外展
=いずれも画像なし
たしかに石河さんの写真は、撮られる人とのコミュニケーションの現場みたいな要素が感じられて、見ていてほのぼのとしてきました。
学院大は藤などとちがって、どんな人が出てくるのかわからないですね。