2021年も2日目に入りましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。改めまして、新年明けましておめでとうございます。
朝日カルチャーセンター札幌教室さんの投稿 2021年1月1日金曜日
当教室は、本年3月末日をもって営業を終了いたします。約40年にわたるご愛顧、並びにご協力とご支援に感謝いたします。
なお、3月28日まで講座を実施いたします。新たな企画や40年の総集編的な講座も実施してまいりますので、ご期待ください。
本年も宜しくお願い致します。
朝日新聞社の関連会社が開いているカルチャーセンターのフェイスブックには、上記の投稿がなされています。
しかし、公式サイトには何の情報もありません。新聞にもときどき講座のお知らせが載っていますが、3月末で閉鎖する旨の記述はありません。
フェイスブックの投稿が事実とすれば、公式サイトで入会金について記しているのは、どんなものかなあと思います。
筆者の知り合いの美術家も、自らの絵画講座を、朝日カルチャーから自前の教室に移転する手続きについて、ブログで告知しています。
カルチャーセンターは、多くの作家を生んできたという以上に、作家の食い扶持を提供してきたという大きな役割がありました(美術品を売るだけで食べていける人はごく少ない)。
しかし、長引く不景気と、日本人の可処分所得の減少により、生徒数は減っているのではないでしょうか。また、21世紀初頭に生徒の中心的な年齢層だった団塊の世代が高齢化し、脱会しつつあるとも聞きます。
さらに、断捨離ブームで、絵画や書道のように作品が後に残る講座は人気が頭打ちで、ヨガや体操といった、物が残らず材料費もかからない講座に人が集まりがち、という話も耳にしたことがあります。
道新も苫小牧の文化センターを数年前に廃止しています。
朝日新聞の読者はこういう講座に通う人が、他紙よりも多いんじゃないかというイメージがあるのですが、この件については、続報を待ちたいと思います。