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(追記あり)「そらち炭鉱の記憶アートプロジェクト2014」に行ってきた

2014年10月06日 00時07分54秒 | 展覧会の紹介-現代美術
 2014年10月5日。
 「そらち炭鉱の記憶アートプロジェクト2014」に行ってきた。

 空知地方の炭鉱遺産を舞台にしたここ数年のアートプロジェクトの中でも、三笠・奔別と、夕張・清水沢の二つをメーン会場とした、最も大規模な企画となった。

 ほかに、両会場の間に在る、石炭博物館(旧石炭の歴史村)ロビーでパネルが並んでいるほか、清水沢駅、清水沢のズリ山、三笠・夕張間の鉄塔2カ所、旧朝日駅、旧唐松 とうまつ 駅でも作品が展示されている。
 筆者はきょう、全会場を自家用車で回ってきたが、午前10時から午後3時半まで、5時間半かかった

 もうすこしスムーズにまわれたかもしれないとも思うが、その一方で、4時間半をきるのはかなり難しいとも感じる。
 半日で回ろうとするのなら、2大メーン会場以外のどこかを、涙をのんで省略する以外にないだろう。
 だから、まだ見ていない人は、次週の3連休のうち1日をつぶす覚悟で、行ってみてください。
 その価値は、じゅうぶんある。

 全会場が無料というのもありがたい。



 また、岩見沢→清水沢→奔別→岩見沢の順で、午前9時半から午後4時半までかけて回るシャトルバス(有料)も用意されているようだ。

 というのは、夕張・奔別間に路線バスがなく、公共交通機関で各会場をまわることが困難だからだ。
 とくに、二つの鉄塔作品は、いずれも、路線バスの終点の先に位置している。

 奔別だけに行くのなら、岩見沢から路線バスが出ているし、また、清水沢はJRの駅から行くことが可能である(夕鉄バスも同駅前を走っている)。

 筆者は、シャトルバスと同じく、清水沢から先に回った。
 これは「まず、遠いところから回る」という、ギャラリー回りの鉄則に従ったためである。

 ただ、清水沢と奔別の間に在る立ち回り先のうち、清水沢駅と旧唐松駅をのぞき、鉄塔や石炭博物館など4カ所の駐車場が向かって右手にあるので、逆のほうが便利かもしれないとも思う。
 


 なお、筆者は、せっかく車で出かけたので、宝水ワイナリーに立ち寄って、jobin.さんの個展「てですすむ」も見た。
 これは、道順でいくと、旧朝日駅と旧唐松駅の間にある。

 このほかにも、岩見沢の美流渡 み る と 地区も通るので、ババッチさんのスクラップアート美術館などにも立ち寄ろうと思えば寄れる。

 あんまり時間的な余裕はないのだけれど、やりくりして、遠出ドライブの機会を生かしたい。



 以下、追記。

 この日のおおまかな旅程は次のとおり。
10時 JR清水沢駅
10:25 旧清水沢発電所(見学はだいたい1時間)
11:40~0:10 清水沢のズリ山(足腰の悪い人はムリ)
0:20~0:30 石炭博物館(ここで、ロビーだけ見学したい旨を入り口で告げると、無料。中を見るのも面白いが、有料で、30分~1時間はかかる)
0:30~1:30 鉄塔の道を見ながらドライブ(3カ所に作品)。夕張・石炭博物館附近から旧朝日駅まで峠越えは運転に注意。
1:30~1:55 美流渡のラーメン店「一番」で昼食
2:05 旧朝日駅
2:20 宝水ワイナリー
3:00 旧唐松駅
3:20~4:00 奔別炭鉱
4:40 岩見沢駅


夕張清水沢アートプロジェクト(2011年)

幌内布引アートプロジェクト(2009年)


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