シルクスクリーンを中心に、作品の幅を広げている森迫暁夫さんの個展。
口コミの評判がずいぶん良いので、期待して行きましたが、とても良かったです。
なんか、ほっとするんですよね~。
森迫さんにこっそり聞いたところ、今回のテーマは「フラクタル」。
マトリョーシカなどの「入れ子構造」を念頭に置いて制作した作品が並んでいます。
冒頭画像で、壁にならんでいる絵もそうです(古い布にあらためてプリントしている)。
そういわれれば、昨年の「はこ展」や先日のポルトホールでのグループ展でも展示していた、クローゼットふうの作品(じつは中には入れない。今回も一部展示されてます)も、おなじようなつくりで大きさが異なる-というものでしたね。
窓際には、シルクスクリーンではない一点もののオブジェが並んでいますが、これも「絵画」と見るべきでしょうね。
ユニークなカタチをしている作品が多いですが、実用性はたくみに回避しています。
やかんを用いた作品。内部には夜空が描かれ、ふたの裏側には夕空。そして外側は青空、というのがおもしろい。
ほっとしつつ、会場全体でインスタレーションっぽくもなっていて、これまでになく楽しい空間になっています。
森迫さんは今後、札幌芸術の森美術館の庭でインスタレーションを発表したり、旭川でも展覧会の予定があるそう。
ポップでかわいらしい世界でありつつ、装飾性というポイントでは現代絵画の世界と接している森迫ワールドを、もっと多くの人に知ってもらいたいと思います。
2010年3月16日(火)-28日(日)10:30am-10:00pm(日曜-8:00) 会期中無休
ト・オン・カフェ(中央区南9西3 マジソンハイツ)
自販機芸術が琴似にもあった
■はこ展(2009年11月)
■ART! MEET! MART! (2009年11月)
■森迫暁夫 何本かの木と絵展(2009年8月)
■森迫暁夫個展(2008年12月)
■道都大学中島ゼミ版's展@狸小路 第1週・一文字Tシャツ展(2008年7月)
■第44回道都大学中島ゼミ展 版と型をめぐって(2007年)
■第42回道都大学中島ゼミ展 版と型をめぐって(2006年)
■道都大学中島ゼミ展 森迫さんの作品
■第37回道都大学中島ゼミ展(2003年、画像なし)
■花鳥風月のアンティーク・ルームと森迫暁夫の絵(2003年、画像なし)
ことによって、室内全体の空気を
そのイメージに包み込むコトが、
たまーにあります。
今回はまさにそんなカンジです。
ひっきりなしに訪れる方々との
対応に追われる森迫さんでしたが
「この作品はどーやって作った?」
その質問には、まるで生徒に製作
過程をこと細かに噛み砕いて説明
する様なまさに「先生」の御姿が
垣間見えました。
そんな森迫さんを「先生」って、
呼んじゃいますが、その童顔は
どう見ても生徒さんですね。
ちなみにチラシなどを作ってる
劇団関係者からは、「王子」の
称号を頂いている様です。
(流石に面と向かって王子とは
呼べませんが)
もっとゆっくりしたかったなあ~。
雰囲気は、昔の「花鳥風月」を思いだしました。もちろん、作品は進歩しているわけですが。
森迫さん、若く見えますよね。
さわやかだなぁ~と思います。
あらためまして。
いつも来ていただいて、しかも素敵な文章にのせていただいてありがとうございます!ほんっっっっとうに感謝しております~。
まさしく、「空間」、をとても大切に作ったつもりだったのでとても嬉しく思います。
若くみえる・・・のはきっとあふれでる大人感や経済力のせいでは・・・・無いので(笑)。
さておき、これからも頑張りますのでどうぞ応援よろしくお願い致します~。
それでは失礼致します。・・・見てもらえるのだろうか?
今度は見えてますよ!
こちらとしては、いつもまずい文章と写真で、作家の皆さんには申し訳なく思っています。
森迫さんの丁寧な姿勢にはあらためて感謝しています。
きのう、芸森の年間予定表(三角柱みたいなやつ)をゲットしたら、森迫さんの名前が出てましたよ~。
夏に中庭、ですね。
楽しみにしています~!