フリーライターの森廣広恵さんが文章を書き、夫のカメラマン森廣智幸さんが撮影を担当して、昨年10月に出版した「北海道のうつわびと」(中西出版、1400円)。
この本に登場する陶芸家とガラス作家21人の作品を一堂に集めた展覧会が、紀伊国屋書店札幌本店2階ギャラリーで開かれています。
一般にどんな分野でも、ギャラリーで展覧会がひらかれている場合、会場にいるのは、作家(あるいは関係者)のほかは数人というのが相場ですが、この展覧会はかなりのにぎわい。
会場にいらしたある陶芸家にお聞きしたら、陶芸家は細長い紙に略歴や窯の場所などを印刷したものを用意しているのが通例ですが
「1年かけてなくなる枚数が、1日ではけてしまった」
という人もいたそうです。
顔ぶれを見れば、にぎわうのも当たり前かもしれないと思います。
恵波ひでお
工藤和彦
浜田啓塑
中村二夫
七尾佳洋・うた子
福盛田眞智子
堂前守人
毛利勝靖
馬渡新平
蔦井乃理子
西村和
千尋悠子
南正剛
上田隆之
恒枝直豆(以上陶芸)
菅井淳介
西山亮
くまがいマナ(以上ガラス)
大野耕太郎
武者千夏子
葛西義信(以上磁器)
道内を拠点に制作しながら、道内外で盛んに個展を開いているプロの作家ばかり。中堅の、脂の乗り切った世代が中心です。
公募展に大きな作品を出すことをメーンにするよりも、食器や花器などを制作の軸にすえています。
もちろん、この顔ぶれ以外に、道内に一線の作家がいないというわけではありません。おなじ水準で、続編が書けそうです。
とはいえ、このような顔ぶれが自発的に集う機会はまずないといってよく、非常に貴重な展覧会。
北海道にも、これほど個性豊かなうつわの作り手がいるのだ、ということを再認識させられます。
なお、「北海道のうつわびと」という本は、オールカラーで各作家を6ページにわたって紹介しており、ぱらぱらとめくっていても楽しい1冊。
この器にこうやって料理を盛り付けたら-という提案があるのが、すてきだと思います。
巻末には、器を扱っているお店のリストなども完備しています。
2010年3月6日(土)~11日(木)10:00-7:00
紀伊国屋書店札幌本店2階ギャラリー(中央区北5西5 地図A)
この本に登場する陶芸家とガラス作家21人の作品を一堂に集めた展覧会が、紀伊国屋書店札幌本店2階ギャラリーで開かれています。
一般にどんな分野でも、ギャラリーで展覧会がひらかれている場合、会場にいるのは、作家(あるいは関係者)のほかは数人というのが相場ですが、この展覧会はかなりのにぎわい。
会場にいらしたある陶芸家にお聞きしたら、陶芸家は細長い紙に略歴や窯の場所などを印刷したものを用意しているのが通例ですが
「1年かけてなくなる枚数が、1日ではけてしまった」
という人もいたそうです。
顔ぶれを見れば、にぎわうのも当たり前かもしれないと思います。
恵波ひでお
工藤和彦
浜田啓塑
中村二夫
七尾佳洋・うた子
福盛田眞智子
堂前守人
毛利勝靖
馬渡新平
蔦井乃理子
西村和
千尋悠子
南正剛
上田隆之
恒枝直豆(以上陶芸)
菅井淳介
西山亮
くまがいマナ(以上ガラス)
大野耕太郎
武者千夏子
葛西義信(以上磁器)
道内を拠点に制作しながら、道内外で盛んに個展を開いているプロの作家ばかり。中堅の、脂の乗り切った世代が中心です。
公募展に大きな作品を出すことをメーンにするよりも、食器や花器などを制作の軸にすえています。
もちろん、この顔ぶれ以外に、道内に一線の作家がいないというわけではありません。おなじ水準で、続編が書けそうです。
とはいえ、このような顔ぶれが自発的に集う機会はまずないといってよく、非常に貴重な展覧会。
北海道にも、これほど個性豊かなうつわの作り手がいるのだ、ということを再認識させられます。
なお、「北海道のうつわびと」という本は、オールカラーで各作家を6ページにわたって紹介しており、ぱらぱらとめくっていても楽しい1冊。
この器にこうやって料理を盛り付けたら-という提案があるのが、すてきだと思います。
巻末には、器を扱っているお店のリストなども完備しています。
2010年3月6日(土)~11日(木)10:00-7:00
紀伊国屋書店札幌本店2階ギャラリー(中央区北5西5 地図A)