(承前)
昨年も「ルーツ&アーツしらおい」に登場した2人組みで、こういう、札幌でもなかなか作品を見られない「全国区の作家」が参加しているから、わざわざ白老まで行くモチベーションになっています。
公式サイトに、作品について説明が載っています。
広い教室に、大小のスクリーンが3個ずつ据えられ、それぞれに映像がうつっています。
向きがそれぞれ違うので、1カ所からすべての映像をおさめる写真を撮ることはできません。
この手のマルチスクリーンの作品は国内外の現代アートでは標準的な発表スタイルであり、道外の美術展や芸術祭ではおなじみですが、道内ではめったに見ることがありません。
その意味では興味深いのですが、ただし、こういう植物の映像は、東京の真ん中の美術館などで見ると新鮮かもしれませんが、わたしたち道民にとっては、わざわざアートとして見るほどのものではないんですよね。会場の外でも日々、ごくあたりまえに目にしているものなので。
そこらへん、道外の美術家たちはどう考えているのか、一度尋ねてみたい気はしています。
2023年9月1日(金) 〜 10月9日(月・祝)午前10時~午後4時
旧社台小学校(胆振管内白老町社台)
□ルーツ&アーツしらおい https://www.shi-ra-oi.jp/art-aoki/
過去の関連記事へのリンク
■青木陵子+伊藤存「となりの入口」(2022 ROOTS & ARTS しらおい)
ART! MEET! MART! (2008)
昨年も「ルーツ&アーツしらおい」に登場した2人組みで、こういう、札幌でもなかなか作品を見られない「全国区の作家」が参加しているから、わざわざ白老まで行くモチベーションになっています。
公式サイトに、作品について説明が載っています。
約30年前、白老の里山をほとんど覆い尽くすような幾つものゴルフ場の計画があった。この計画は自然保護のために反対する人々の粘り強い協働がきっかけとなり、そのすべてが中止となった。そのような知識をもった目で白老の里山を散策すると、ゴルフ場計画中止後の土地では風に揺れる植物がリズムを作り出し、自分の居場所を主張している姿が見える。中には計画地を越えて少しずつ移動しながら主張するものもいるらしい。白老の各地にあるその雑多なリズムに共鳴した人間(青木+伊藤)は、植物のオーケストラのステージを作ることにした。
広い教室に、大小のスクリーンが3個ずつ据えられ、それぞれに映像がうつっています。
向きがそれぞれ違うので、1カ所からすべての映像をおさめる写真を撮ることはできません。
この手のマルチスクリーンの作品は国内外の現代アートでは標準的な発表スタイルであり、道外の美術展や芸術祭ではおなじみですが、道内ではめったに見ることがありません。
その意味では興味深いのですが、ただし、こういう植物の映像は、東京の真ん中の美術館などで見ると新鮮かもしれませんが、わたしたち道民にとっては、わざわざアートとして見るほどのものではないんですよね。会場の外でも日々、ごくあたりまえに目にしているものなので。
そこらへん、道外の美術家たちはどう考えているのか、一度尋ねてみたい気はしています。
2023年9月1日(金) 〜 10月9日(月・祝)午前10時~午後4時
旧社台小学校(胆振管内白老町社台)
□ルーツ&アーツしらおい https://www.shi-ra-oi.jp/art-aoki/
過去の関連記事へのリンク
■青木陵子+伊藤存「となりの入口」(2022 ROOTS & ARTS しらおい)
ART! MEET! MART! (2008)
(この項続く)