北海道美術ネット別館

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2013年11月30日(5) 琴似からすすきのへ

2013年12月03日 01時23分45秒 | つれづれ日録
(承前)

 西区シリーズの最後は「ギャラリー北のモンパルナス」(西区二十四軒4条3丁目3-15清水マンション)。
 「集い処 えん」から歩いて10分余である。
 ここで、最終日の重岡静世展を見た。

 重岡さんは道学芸大(現道教大)卒業後、油絵を制作していたが、十数年前に木版画に転じたとのことで、筆者も札幌に戻ってきてから札幌時計台ギャラリーでのグループ展で2度ほど作品を見ている。
 今回は、加藤多一さんの児童文学「まがり道」の挿絵原画を中心に、大作・小品を並べている。
 「地」など、有刺鉄線、ひまわり、人物を組み合わせた作品が、印象に残る。泥臭さの残る絵柄に力がある。沖縄・普天間の基地問題などについての訴えがこめられているのだろう。
 これらの作品は、じつは1版で作られている。ある色のインクを載せて刷り、その次に違う色を別の場所に載せて刷り…といったプロセスを繰り返して制作するという。版がひとつで済むが、刷りには時間がかかるし、おなじクオリティーの刷りを複数作るのは大変だろうと思った。



・地下鉄東西線「琴似」駅から約350メートル、徒歩5分
・JR琴似駅から約890メートル、徒歩13分

 同ギャラリーは日、月曜休み。午前11時~午後6時。
 12月3日~28日には「三年目の池袋モンパルナス展 上期」を開く。

 しかしですね、重岡さんが筆者に
「学生さんですか」
と聞いたのは、ちょっとびっくりした。多少若く見えるかもしれないが、それはサバ読みすぎでしょう(笑)。

 ところで、ギャラリー北のモンパルナスは、カフェ北都館ギャラリーからわずか180メートルである。
 つまり、琴似地区のギャラリーは

北のモンパルナス―徒歩3分―北都館―徒歩16分―集い処 えん―徒歩15分―ギャラリー山の手―徒歩15分―陶芸工房・倫土

ということになり、歩いて回れる(しかし、決して近くはない)ことになるのだ。最近はあまり展覧会のない「Cafe & Bar Radio and Records(ラジレコ)」も北都館から徒歩2分ほどであり、とくに地下鉄琴似駅周辺にギャラリーが集まっていることになっている。
 そういえば、琴似本通り沿いにはアミカなんていうフリースペースもあったな。琴似本通りと旧国道5号の交叉点には、ソクラテスのカフェギャラリーもあるし。JR琴似駅を越して八軒にいくと、サッポロ珈琲館本店やレッドベリースタジオがある。

 さて、この後は、後で詳しく書く

 概略のみ記せば

・東西線で琴似→大通、大同ギャラリー
・東豊線でさっぽろ→豊水すすきの、第8桂和ビルで「交感と交換-泉太郎、河合政之、百瀬文-」
・南北線ですすきの→さっぽろ、越山計画でトーク「展覧会を作るための前夜のことについて」
・越山計画で引き続き「交感と交換」オープニングレセプション
・南2西7「CAMCAM」で2次会
・タクシーで帰宅

 19282歩。


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