例によって執筆が遅れています。申し訳ございません。
先週末のあらましを書いておかなくては。
(週末といっても、おまえは毎日週末だろうといわれると、返す言葉がない…)
この日は札幌市内での移動がかなり大がかりなものになりました。
本郷新記念札幌彫刻美術館の「館長の土曜講話」に参加するために、バス→地下鉄南北線→地下鉄東西線→バス。
円山公園駅で乗った「動物園線」のバスは運転手がちょっと変わっていて、出発した直後から
「北1条西27丁目でお降りのお客さまはいらっしゃいませんか」
とくりかえしていました(始発の次で、円山公園駅から徒歩4分の停留所で降りる人がそんなにいるのかな)。
そして、北1条宮の沢通りを時速30キロぐらいでのろのろと走り、「総合グラウンド前」で降りるときには6分遅れになっていました。
土曜講話は第3回「本田明二」。
前回の「本郷新」が最新の研究成果てんこ盛りだったのにくらべ、今回は、吉崎館長が学芸員になって最初に、作家との交渉から図録制作まで一切を取り仕切った展覧会が、芸術の森美術館の「本田明二展」だったということもあるのか、エピソードの豊富な、肩の凝らない内容でした。
第4章「札幌の美術家のリーダー的存在」では、出された事例が
・釣り好き。渓流への運転手も務めていた
・本田宅での忘年会
の二つ(笑)。
この忘年会では、参加者がめいめい棒やほうきなどを手に、ベートーベンの「第九」のレコードをかけて演奏の真似をするというのが、毎年の恒例になっていたとか。
すこしまじめな話をすると、かつてはよく「北方」とか「風土」ということが北海道の美術界で言われたわけですが、そのことばを持ち出して終わるのではなく、その北方的な風土の内実がどういうもので、どういう実感を伴っていたのかというところまで考えようとした講話の内容は、やっぱりさすがだなと感じました。
小谷博貞の
「冬眠画家に徹したい、北海道の画人でありたい、つくづくそう思うのです」
ということばが紹介され、筆者はちょっと感動しました。
次の目的地はモエレ沼公園です。
昼飯を食べる時間がありません。
円山公園駅でバスを降りて、マルヤマクラスでサラダを買い、地下鉄東西線→東豊線で環状通東へ。
東79のバスに乗り継ぎます。
すいていたら、後ろの坐席でこっそりサラダを食べようと思っていたのですが、かなりの混雑でした。
それにしても、この路線は、車体側面の表示に「モエレ沼公園」の文字はないし、車内アナウンスでも一切言わないので、ほんとうにこのバスで合っているのかどうか、だんだんと不安になってきます。
モエレ沼公園東口で、筆者を含む乗客全員が降りました。
「ガラスのピラミッド」に着いて、ようやくサラダにありつきましたが、ピラミッドのアトリウムがめちゃくちゃ暑いことを忘れていました(苦笑)。
そりゃ、ビニールハウスとおなじ原理ですから。
途中のベンチで食べたほうが気持ち良かったかな。
1時間45分の大移動からの、午後2時から、この日が初日の「長坂有希 : Living with Otherness」のギャラリートーク。
会場からの質問が、若手作家のYさんとSさんだったので、長坂さんと、対談相手の服部浩之さんは
「札幌のオーディエンス、めっちゃレベル高い!」
と思ったに違いありません。
(講演会で老人が訳の分からないことを聞いたり、的外れの自説をとうとうと述べる場面にたまに出くわしますが、今回は正反対の質問コーナーだった感じです)
知り合い多数。
展覧会については別項。
モエレ沼公園から出る「ビ68 サッポロビール園行き」バスに乗りました。
この路線、ゴルディロックスのすぐ近くを通るんですね。
環状通東駅で地下鉄に乗り継ぎ、西11丁目で降車。
コンチネンタルギャラリーで北海道版画協会展(21日で終了)を見たあと、札幌市資料館へ。
大通公園ではビアガーデンが始まっています。ただし、12丁目だけは、いつものたたずまいです。
先週末のあらましを書いておかなくては。
(週末といっても、おまえは毎日週末だろうといわれると、返す言葉がない…)
この日は札幌市内での移動がかなり大がかりなものになりました。
本郷新記念札幌彫刻美術館の「館長の土曜講話」に参加するために、バス→地下鉄南北線→地下鉄東西線→バス。
円山公園駅で乗った「動物園線」のバスは運転手がちょっと変わっていて、出発した直後から
「北1条西27丁目でお降りのお客さまはいらっしゃいませんか」
とくりかえしていました(始発の次で、円山公園駅から徒歩4分の停留所で降りる人がそんなにいるのかな)。
そして、北1条宮の沢通りを時速30キロぐらいでのろのろと走り、「総合グラウンド前」で降りるときには6分遅れになっていました。
土曜講話は第3回「本田明二」。
前回の「本郷新」が最新の研究成果てんこ盛りだったのにくらべ、今回は、吉崎館長が学芸員になって最初に、作家との交渉から図録制作まで一切を取り仕切った展覧会が、芸術の森美術館の「本田明二展」だったということもあるのか、エピソードの豊富な、肩の凝らない内容でした。
第4章「札幌の美術家のリーダー的存在」では、出された事例が
・釣り好き。渓流への運転手も務めていた
・本田宅での忘年会
の二つ(笑)。
この忘年会では、参加者がめいめい棒やほうきなどを手に、ベートーベンの「第九」のレコードをかけて演奏の真似をするというのが、毎年の恒例になっていたとか。
すこしまじめな話をすると、かつてはよく「北方」とか「風土」ということが北海道の美術界で言われたわけですが、そのことばを持ち出して終わるのではなく、その北方的な風土の内実がどういうもので、どういう実感を伴っていたのかというところまで考えようとした講話の内容は、やっぱりさすがだなと感じました。
小谷博貞の
「冬眠画家に徹したい、北海道の画人でありたい、つくづくそう思うのです」
ということばが紹介され、筆者はちょっと感動しました。
次の目的地はモエレ沼公園です。
昼飯を食べる時間がありません。
円山公園駅でバスを降りて、マルヤマクラスでサラダを買い、地下鉄東西線→東豊線で環状通東へ。
東79のバスに乗り継ぎます。
すいていたら、後ろの坐席でこっそりサラダを食べようと思っていたのですが、かなりの混雑でした。
それにしても、この路線は、車体側面の表示に「モエレ沼公園」の文字はないし、車内アナウンスでも一切言わないので、ほんとうにこのバスで合っているのかどうか、だんだんと不安になってきます。
モエレ沼公園東口で、筆者を含む乗客全員が降りました。
「ガラスのピラミッド」に着いて、ようやくサラダにありつきましたが、ピラミッドのアトリウムがめちゃくちゃ暑いことを忘れていました(苦笑)。
そりゃ、ビニールハウスとおなじ原理ですから。
途中のベンチで食べたほうが気持ち良かったかな。
1時間45分の大移動からの、午後2時から、この日が初日の「長坂有希 : Living with Otherness」のギャラリートーク。
会場からの質問が、若手作家のYさんとSさんだったので、長坂さんと、対談相手の服部浩之さんは
「札幌のオーディエンス、めっちゃレベル高い!」
と思ったに違いありません。
(講演会で老人が訳の分からないことを聞いたり、的外れの自説をとうとうと述べる場面にたまに出くわしますが、今回は正反対の質問コーナーだった感じです)
知り合い多数。
展覧会については別項。
モエレ沼公園から出る「ビ68 サッポロビール園行き」バスに乗りました。
この路線、ゴルディロックスのすぐ近くを通るんですね。
環状通東駅で地下鉄に乗り継ぎ、西11丁目で降車。
コンチネンタルギャラリーで北海道版画協会展(21日で終了)を見たあと、札幌市資料館へ。
大通公園ではビアガーデンが始まっています。ただし、12丁目だけは、いつものたたずまいです。
(もう残り少しですが、この項続く)