以前、ギャラリー大通美術館で絵画の個展をひらいていた中居栄幸さんが代表をつとめるプロジェクトの初展覧会。
2階の展示のほか、1階入り口ホールでは19-22日、さまざまなパフォーマンスや音楽演奏が繰り広げられていたようだ。
そのタイムテーブルは、北海道美術ネットの表紙(会期終了後「過去のトピックス」に移動)にも書いておいたが、こちらにもあり。
http://blog.livedoor.jp/bluebook/archives/51557160.html
個人的には、書店の入り口を半分ふさいで、聴きたくもない音楽を大音量できかせるというのは、どんなもんだろうと思う。
「日常をARTする」を見聞きするためではなく、本を買うために来た人のほうが圧倒的に多いだろうし。
ギャラリーの入り口には代表の中居さんによるマニフェストめいた文章が掲げてあったが、個人の自由よりも全体が大事だ-というその主旨には、いやな感じがした。
出品している若手は札幌高専の出身者がわりあい多い。
そのためか、作品も、卒展などで見たおぼえのある作品が並んでいる。
そのなかで群を抜いてがんばりを見せていたのが森本めぐみさん。
ハレンチちゃんと呼ぶらしい、幼女風の裸の女性をあしらった絵画「On The Field」は、背景に、ドーナツ型の花が色とりどりに咲き乱れるなかをキリンなどが歩き回り、サイケデリックな雰囲気。
天井から白いカーテンがつり下がっている空間内には、石のような小さな片が糸でいくつも浮かぶように吊られている。
その向こうには、土を宿しているとおぼしき、お手玉のような布の袋が20個ほども床の上に置かれ、その中から植物が元気に発芽しているというインスタレーション「プランター」が展示されている。
水やりは会場の人間に依存しているとはいえ、こんな環境で植物が育つのか-と、おどろかされた。
近くの壁には「プランターへの道」と題したドローイングも10枚ほど架かっている。
森本さんはこのほかにも「Hai」と題した手元供養の提案を行っている。ただし、これは卒展かなにかで見たような気もするのだが、記憶違いかなあ。
高専関係者以外では、北海学園大写真部の出身者である滑川真由さんが、モノクロ写真8点を展示。
ユリの花をうつして「やがて朽ちてゆく」という題をつけるセンスは、なかなかのものだと思った。
08年7月18日(金)-24日(木)10:00-21:00(最終日-18:00)
紀伊國屋書店ギャラリー・イベントスペース(中央区北5西5 紀伊國屋書店札幌本店2階 地図A)
2階の展示のほか、1階入り口ホールでは19-22日、さまざまなパフォーマンスや音楽演奏が繰り広げられていたようだ。
そのタイムテーブルは、北海道美術ネットの表紙(会期終了後「過去のトピックス」に移動)にも書いておいたが、こちらにもあり。
http://blog.livedoor.jp/bluebook/archives/51557160.html
個人的には、書店の入り口を半分ふさいで、聴きたくもない音楽を大音量できかせるというのは、どんなもんだろうと思う。
「日常をARTする」を見聞きするためではなく、本を買うために来た人のほうが圧倒的に多いだろうし。
ギャラリーの入り口には代表の中居さんによるマニフェストめいた文章が掲げてあったが、個人の自由よりも全体が大事だ-というその主旨には、いやな感じがした。
出品している若手は札幌高専の出身者がわりあい多い。
そのためか、作品も、卒展などで見たおぼえのある作品が並んでいる。
そのなかで群を抜いてがんばりを見せていたのが森本めぐみさん。
ハレンチちゃんと呼ぶらしい、幼女風の裸の女性をあしらった絵画「On The Field」は、背景に、ドーナツ型の花が色とりどりに咲き乱れるなかをキリンなどが歩き回り、サイケデリックな雰囲気。
天井から白いカーテンがつり下がっている空間内には、石のような小さな片が糸でいくつも浮かぶように吊られている。
その向こうには、土を宿しているとおぼしき、お手玉のような布の袋が20個ほども床の上に置かれ、その中から植物が元気に発芽しているというインスタレーション「プランター」が展示されている。
水やりは会場の人間に依存しているとはいえ、こんな環境で植物が育つのか-と、おどろかされた。
近くの壁には「プランターへの道」と題したドローイングも10枚ほど架かっている。
森本さんはこのほかにも「Hai」と題した手元供養の提案を行っている。ただし、これは卒展かなにかで見たような気もするのだが、記憶違いかなあ。
高専関係者以外では、北海学園大写真部の出身者である滑川真由さんが、モノクロ写真8点を展示。
ユリの花をうつして「やがて朽ちてゆく」という題をつけるセンスは、なかなかのものだと思った。
08年7月18日(金)-24日(木)10:00-21:00(最終日-18:00)
紀伊國屋書店ギャラリー・イベントスペース(中央区北5西5 紀伊國屋書店札幌本店2階 地図A)
しかし、自分はこの活動を命ある限り行っていくつもりです。
もし、何かとこれから自分の活動の中で「日常をArtする」を行うなかでお会いする機会やブログを書いて頂ける機会がありましたら、率直な意見を聞かせて頂ければ幸いです.よろしくお願い致します。ありがとうございました。
熱のこもったコメントをありがとうございます。
ただし、わたしの趣旨が必ずしも正確には伝わっていないので、少し付け加えさせてください。
見るものと聞くものとはこの文脈ではまったく性質が違います。
見たくないものは目をつむるなり、その場を立ち去れば済むことですが、耳はふさぐことはできません。
聞きたくもない音を聞かされるのは一種の暴力です。
駅など、基本的に「立ち止まらないところ」ならまだしも、本屋さんは、「「本を選ぶためには音楽から逃れられない」場所もあります。
そもそも「音楽を聴きに来るところ」ではありません。
まあ、日本では、病院や薬局の待合室ではテレビが大音量で流れているし、この手の暴力が満ちているわけですが、せめて本屋さんぐらいはほっといてほしい。
以上は「日常をArt」云々とはまったく無関係の話です。
一種の暴力ですか。。。。。そう受け止められたのは非常に残念です。そして申し訳ありません。
貴方の意見を真摯に受け止めます。
いつか直接、面と向かいお話できれば幸いです。
「日常をArtする」は引き続きます。来年の7月に2回目を紀伊国屋様からの理解と要望を頂き来年もさせて頂く予定になっております。
次回がどのように構成されるかはまだですが、少しでも貴方の意見も反映される様に試みます。
では、何かの機会にお会いできればと思います。
ありがとうございました。
中居 栄幸
べつに中居さんだけを批判しているわけではなく、だいたいにして日本の都会はいらない音が多すぎると思います。
6月の某イベントは最低だし、夏の大通公園のビアガーデンももう少し静かにやってほしいです。