鍛錬吟行句会・秩父

昨日・今日と秩父へ一泊の鍛錬句会へ。
今回で６回目、あと２回で札所を全部回れるが、来年は３月と９月の予定だ。
それまで元気で居なくては・・事実、今回はいつもよりも参加者がかなり減った。本人が体調を壊したり、家族のことだったり、と様々のようだ。無念だった方もいると思う。

今回は、市内から外れた小鹿野町の札所が二ヶ所あった。かなり急峻な山あいにあって、今日行った三十一番札所のお寺は、マイクロバスを降りてから石段を昇ること約300段。
でも、ゆっくりと周りの花や木々を眺めて仲間と昇り、何とか腰痛もひどくならずに済んだ。
腰痛は、句会でじっとしている時の方が辛く・・歩いたり昇ったりには支障はないことが解った。回復までもう少し。

さて、今日の句会で初めての経験があった。
私と全く同じ句を作った人が居たのだ。句会場もざわめいた。同じものを見て作るのだから似た句はある。が、季語からことばの使い方まで全く同じ、というのは今まで句会で体験したことがない。しかもそれを自分の句で体験するとは・・
その上、同じ句を作った人は、句会で偶然私の隣に座っていたＫさんで。彼女は私なぞよりも遙かに実力のある方。
誰も振り向かない句だったら解らずに済んだものを、二人がとってくれて作者が二人とも、解ってしまった。冷や汗。主宰は無論評価する訳はなくむしろ批判の材料にされて。
同じ句が出来る、というのは創造性のない証拠。もっとも、実力のあるＫさんには当てはまらないはずなのだがが。
ということで、今日は句の成績はゼロ。

どんな句だったかは、Ｋさんには悪いのでここには載せられない。自分でもあまり良い句とは言えない。

八千草を分け観音へ一歩ずつ　KUMI