KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

桜の高幡不動尊

2015年04月03日 | お散歩写真
天気 時々晴 強風

午前中、夫がト○タの営業所に行く、というのでその先にある高幡不動尊まで送ってもらった。朝のうちならまだ人も少ないだろう。
毎年、初詣と紫陽花と紅葉の時期は必ず行っても、この時期に桜の写真を撮るために行ったことはない。
9時半頃の境内は静かだった。もっとも、桜は名所というほどでもないので、仏性会の8日まではあまり人も行かないのだろう。
入ってすぐの所の土方歳三さんの像。午後行かないと逆光になってしまい、なかなか写真にならないが、曇っていたのがかえって良かった。でも、桜にピントが合ってしまった。


本堂・不動堂・大日堂、そして五重塔、といつものように廻って。











五重塔の前のベンチで休んでいたら、そうだ、帰路の電車を途中下車して、国立の大学通りをちょっと覗いてみよう、と思った。風がだんだん強くなって、多分花吹雪が凄いことになっていそうだ。

なのに、モノレールに乗って立川へ向かったら、車窓から見下ろした桜に溜息が出た。
昨日行こうと思って行きそびれた根川緑道の桜並木のみごとなこと。
慌てて「柴崎体育館前」で下車してしまった。予定変更できるのも一人散歩の醍醐味だ。
で、すばらしい桜と花吹雪と花筏を堪能した。・・その写真は後日。
結局、今年は大学通りは行かずに終わりそうだ。

死者生者つなぐ落花と思ひけり  KUMI(2011年作)

 2011年も桜は同じように咲いた。花見になんか行くのは震災の被害に遭った人たちに申し訳ない・・と思う気持とともに、来年の桜を見られるかどうかは解らない・・という気持が重なり、余震の中をあちこちと見に出かけた。
どこへ行っても人が多かった。東京の人は、私と同じように、家でやりきれない気持を抱えているよりも桜に癒されたい、と思ったようだ。「死者」は、桜の時期に逝った姑と長兄を思ってのことだったが、読んだ人は、震災で逝った人たち、と思ったようだ。それでも構わない。
コメント (4)
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