回顧と展望

思いついたことや趣味の写真などを備忘録風に

イギリス国債の格下げ

2013年02月23日 17時44分11秒 | 日記

 Moody'sが英国債を最上位のAaaから1段階格下げした。金融立国英国の新聞は当然のことながらこれを一面で報じている。今回の格下げは、市場に与える影響はなく、もっぱらこれまで最上位格付けをアピールしてきたオズボーン蔵相にとっての屈辱という政治的な色彩の強いものとなろう。

アメリカ、フランスがすでに最上位格付けから引き下げられていることや、どう見てもオリンピックの特需がはげた後の英国経済の停滞を考えれば、格付会社としてはただタイミングを見ていただけで、格下げそのものは来るべきものが来たというべきで、驚くには当たらない。

最近でこそ化けの皮がはがれた格好の格付会社であるが、それにしても、格付けに何の責任も負わない会社が跋扈する現代の資本市場の異形さは際立っている。このような悪弊が消えるのはいつになるのだろうか。

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薄熙来のハンガーストライキ

2013年02月22日 16時05分20秒 | 日記

昨年3月に失脚した重慶市元書記薄熙来が、裁判では当局に一切協力的な態度を示さず、抵抗のために2度に亘ってハンガーストライキを行い、病院に収容されたこともあるという(ロイター)。ひげもそらずに、その長さは胸にまで届くという(1年足らずであごひげが胸まで伸びるというのは、さすがは白髪三千丈のお国柄ではある)。こんな薄熙来の態度に、裁判を非公開にするという動きもあるようだが、国家機密に触れることで失脚したわけではないので、当局としても非公開にはしずらいところ。いずれにせよ、不規則発言を警戒して、当局は裁判を延期することになりそうだ。もっとも、仮に「公開」しても傍聴人を当局が選択することが考えられるので、公開か否かの違いはあまりない。

薄熙来のような文革に翻弄された世代は、最近のエリートとはちがって精神力・体力ともに強靭なのかもしれない。妻の谷開来のように、当局の意に沿った裁判を受けるのでは今のところなさそうだ。

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冬の花

2013年02月21日 16時49分07秒 | 日記

この季節でも室内に置いてある花は着実に咲いている。このところマリでのフランスの軍事行動についての情報は少なくなってきているが、これは戦況が膠着しているからだろう。フランス軍の出口戦略が注目される。そんな中で、これまで比較的安全とされてきたカメルーンでフランス人一家7人がイスラム過激組織に襲われ、隣国ナイジェリアに拉致された。近隣のフランス軍特殊部隊が救出作戦を展開しているが、狂信的なイスラム勢力とフランスの戦いはまだ始まったばかりといえる。

 

 

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愚者丹羽宇一郎

2013年02月20日 13時10分32秒 | 日記

前中国大使の丹羽氏の暴言がとどまるところを知らないようだ。民主党政権はこの人事だけをもってしても万死に値する愚挙を重ねてきたことが明らかである。このような人物が上場企業の社長を務め組織を率いてきたことは驚嘆するしかない。最近の発言では、たとえば尖閣は係争地であり、交渉しなければならない、などという愚論を展開している。日本政府の立場である「尖閣は日本領土であり係争は存在しない」という趣旨を全く理解していない。つまり、中国が挑発してきていることから、今や尖閣は係争地であることは日本人はだれでも知っている。だからこそ、「尖閣は日本領土であり係争は存在しない」という立場をとっているのだ。中国が挑発してこなければ、「尖閣は日本領土であり係争は存在しない」などという必要はない、という事すら理解できていない。

伊藤忠という組織は、時として瀬島龍三のごとくこうした愚者の愚論をまるで天啓のように受け取って無謀な業務を展開しているが、この暗愚の帝王が君臨できたのも、ひとつの証左だろう。歴史の示すところ、鳩山由紀夫と丹羽宇一郎のような媚中人は中国の最も忌嫌する人物でもある。

また、このような発言をしても安全・安心な日本社会は相応に成熟してきているのかもしれない。

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2013年02月18日 20時43分42秒 | 日記

東京では今日は粉雪の舞い散る真冬の一日となった。たまたま今日は東京から北海道へ。杉並の雪は羽田では雨になっていたが飛行機が着陸するたびに逆噴射で滑走路に水煙が立っていた。そんな1時間半のフライトで到着した今年の北海道は大雪。やはり東京とは桁違いの寒さと、例年にない積雪。ただ、室内の暖かさは北国の生活の必要からか体の芯まで温まる気がする。

日本はたしかに一億二千万人には小さな国だが、少なくとも南北の広がりという観点から言えば十分大国なのではないかと思う。

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