少年カメラ・クラブ

子供心を失わない大人であり続けたいと思います。

電車の中でふんばること

2005-04-05 23:15:22 | 哲学
どうでもいいことなんだけど、今日電車の中でふと思ったことがある。

電車は時々ポイントを通るときとかにゆれる。たとえば総武快速線だと東京方面から市川駅に入るときにポイントを通過するので必ず大きくゆれる。

このとき、周りの人にぶつからないようにするには踏ん張るしかない。足をちゃんとつけて体の中心に重心を持ってくる。そうすれば倒れずにすむ。そりゃそうだ。

でも、このときもう一つの答えがあることに気がついた。つまり、わざと体を傾けて重心を体の中心からずらすのだ。そうすると倒れてしまうと思うだろう。その通り。でも、その先に壁とかつり革があれば、体はそこで止まって安定していられるのだ。

ナーんだと思うかもしれない。でも、物事というものはみんなこんな側面を持っているとはいえないだろうか。何かをしようとする。普通に考えるとこうすればいいという方法をいくらがんばっても、なかなか上手くいかない。どんどん体に力が入っていよいよ難しくなっていく。

そんなとき、今までの全く反対のことをしてみるのだ。そうすると突然答えが目の前に飛び出してくる。そう、突然に。

このときのポイントは、反対の行動をしながら上手く物事が運ぶことを疑わないことである。つり革につかまるときに、そーっと触っただけでは体は安定しない。つり革に身を預けてしまうことが必要なのだ。

ことの成就を疑わずに、ま反対に突っ走る。これが物事をなすための唯一の方法論のような気がするのだけれど。高等技には違いないけどね。