少年カメラ・クラブ

子供心を失わない大人であり続けたいと思います。

きっちりとした仕事

2005-04-17 20:49:58 | 写真
モノクロ写真を始めて約一年が過ぎた。最初は、暗室用具メーカーのキットを買ってきて、みようみまねで現像をやった。今から思い返してみると、ずいぶんお粗末なプリントを作っていたものだと思う。でも、それはそれでプロセスとしては楽しかった。

このブログでモノクロプリントのことを教えていただいたりして、自分で言うのもなんだけど、ずいぶん上手くなったと思う。一番クリチカルなフィルムの現像が、大分安定して出来るようになったのが大きいと思う。成り行きで決まったのもあるが、使うフィルムや現像液、現像温度に攪拌時間を一応固定して、現像タンクの振り方まで気にして処理が出来るようになった。

さて、これからどうしよう。やはりきちっとした仕事をしたいと思う。写真は遊びなんだけど、それはそれ、どこまでディテールに気を配ってきちっとした仕事を出来るか。そこにこだわりたい。

その意味では、露出の計り方が次に気になる。今時分がやっていることは、被写体の入射光の露出を計り、次に反射光をなんとなく計る。大体、反射光の方が低く出るので、その値かもう少し多めに露出をかけるくらいでやっている。はっきりってゾーンシステムもへったくれもないのである。

持っている露出計がゴッセンのハンディタイプで、スポット測光が出来ないので仕方がないといえば仕方がない。でも、露出計は露出計でちゃんと動いてい入るのだから、もう少しシステマチックなやり方があるような気がしてならない。反射光モードで、もう少し落ち着いて被写体の明るさごとのEV値を見てみたほうがいいだろう。あてずっぽうでもいいから、この辺をゾーン4とかゾーン6とか考えてみるのもいいかもしれない。

きっちりした仕事とは、小さい不確定要素をきちんとつぶして行った果てにある。写真に限らず仕事も同じ。がんばらないけどあきらめないこと、大切なことだと思う。