少年カメラ・クラブ

子供心を失わない大人であり続けたいと思います。

否定すること

2005-04-26 23:44:53 | 哲学
最近は、人からダメだと言われるとちょっとうれしくなることがある。なぜかというと、その人がダメだということの理由を突き止めることによって自分のレベルを上げることができるからだ。

人は自分で自分のことを理解できない。他の人の否定によってのみ自分の実像を知ることが出来る。だから他人のダメ出しは貴重なシグナルなのだ。

でも、一方で僕はあまり人に怒らなくなった。以前は、「なんでそんなことをしているんだ」みたいなことをよく人に言っていた。そういうことをすっかり言わなくなってしまった。

それは、何かをしようと思ったときには、おこらないことが一番の近道だとわかったから。「あーしろ、こーしろ」と言ったら、それで全ては終わりになる。いつもニコニコが一番の近道だ。

今、僕はニコニコしながらダメと言ってくれる人を探して歩いているような感じがする。アホかと思うかもしれないが、その通りなのだ。でも、そうすると思っていると、ことはどんどん実現していくのだ。

いつもニコニコしながら、困難に立ち向かう。僕のことをいい人だと思うかもしれない。でも、そんなことはない。いつもニコニコしている人は、他の人の自らを知るプロセスの何の役にもたたないのだから。究極のエゴイストと言ってもいいかもしれない。

いつも怒ってばかりの人のほうが100倍マシなのだ。