こころの文庫(つねじいさんのエッ!日記)

家族を愛してやまぬ平凡な「おじいちゃん」が味わう日々の幸せライフを綴ってみました。

役人に頼らず、 答えられるか?議員さん

2015年07月20日 20時15分58秒 | 文芸
役人に頼らず答えられるか?

 政府委員の答弁廃止には賛成ですが、現状から判断すると、閣僚の皆さんは各省庁の役人を頼りにせずに答弁ができるかどうか疑問だ。
 あやふや過ぎる知識や即席の理論で答弁がなされるようでは、国会審議も遅々として進まず、混乱を引き起こしかねない。
 結局は、閣僚のみなさんが自分の管轄する省庁が何たるかを把握するため、情熱を持って勉強をしてもらうしかない。
 また、官僚出身の議員が自分の属していた省庁の大臣に就任すれば、政府委員制度など無意味となる。しかし、これだと完了寄りの政治は避けられず、これまで以上に民意不在となるかも知れない。
 ただ、細川内閣が相当な覚悟で政府委員制度の廃止を考えるのであれば、わたしたち国民も少しの混乱は黙って見守る必要がある。
 国会審議は国民から選ばれた人たちが主役となって論議が繰り広げられるのが当然なのだから、議員も国民もお互い前向きに“努力”をすべきだ。
(讀賣・1993・9・11掲載)
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テレビで「リアル鬼ごっこ」見たぞ!

2015年07月20日 19時29分13秒 | 文芸
深夜なにげにつけた番組が映画「リアル鬼ごっこ」。そういえば、書店の店頭に山積みになっていた文庫も同じ題名だったぞ!まず予告編、JK狩りが始まった。すごい迫力…でも、これは青少年には悪影響を及ぼしそうな内容だな。JK狩りは新作だと分かった。そして始まった「リアル鬼ごっこ」は、なんと「佐藤さん」狩り。日本で1.2を争う多い佐藤姓がターゲットだ。パラレルワールドとつながるう世界、そして追ってくる鬼の姿はミニダースベーダー?ストーリの展開に夢中になっていくうちに、(これはターミネーターだよな)抹殺されるか、拉致される佐藤さん。そして断固と立ち向かう佐藤さんのかっこいいこと。若い役者さんにもいい雰囲気を持った人がいるんだよなと改めて見直したぞ。そしてラスト、また次のパラレルワールドにつながっていく。最初はどうせガキの映画と見くびっていたけれど、なかなかどうしていい映画でした。新しい映画、、トリンドル玲奈がでてるではないか。なんとなく交換を持てるじょゆさんですね。JK編「リアル鬼ごっこ」も期待できそうですね。映画館にはいけないから、早くテレビでやってちょうだいね。
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早起きして

2015年07月20日 16時07分15秒 | 文芸
早起きして家庭菜園

 約10年前、田舎に住むようになって始めた野菜づくり。出勤前や帰宅後、そしてお休みの日は、家の裏手にある畑で夫とともに熱中している。
 今の季節は、収穫が最も豊富な時期。トマトにキューリ、カボチャにトウモロコシ…と。
 面倒を見れば見るほど、それにちゃんと応えてくれる野菜たちばかりだ。
 買い物のし方が、すっかり変わった。出来合いの総菜や弁当を買わなくなった。
 野菜中心の食卓で、3人の子は好き嫌いなく育っている。自然と早起きにもなっている。家庭菜園のおかげで野菜で充実する一方の生活が実現している。
(讀賣・1993・7・27掲載)

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仕事探し

2015年07月20日 13時44分49秒 | 文芸
夫も私も仕事探し

 わが家の春闘は厳しいものになりそうだ。相当の覚悟で臨まなければ、と思っている。
 昨年、商売をやめ、働きに出たわたし。保母の資格を生かしての仕事だから、結構やりがいがあったが、それも3月で雇用期間は終わる。
 名がね商売に励んで来た夫は、体をこわして、現在は実家の家業を手伝いながら、子育てに専念中だ。まだ無理ができるほど回復していないので、いまや家計のちゅうしんになるのは、わたしだ。
 失業保険がいくばくか貰えそうだが、それに甘んじている余裕はない。4月早々にも出来るだけ条件のいい職場を探し当てねば、わが家は路頭に迷いかねない危機がやって来る。
 そんなわたしのいら立ちを感じるのか、夫もさほど体力が必要でない仕事への突破口を開こうと懸命である。
 小学校入学の長女。幼稚園に入る長男も、やっぱり緊張感でいっぱいだ。
 春を前に、わが家族はいっせいに闘いの渦中に飛び出すために身構えている。どんなに過酷であろうと、負けてられない、わが家の春藤は!
(讀賣・1990・3・25掲載)
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同部屋対決を望む

2015年07月20日 12時08分51秒 | 文芸
勝利の意義は同条件の取り組み

 同じ部屋に3人の大関が誕生した今こそ、部屋別総当たり制を考え直す好機なのではなかろうか。
 現在の制度が、どれだけファン垂涎の好取組を不可能にして来たか、相撲ファンをどんなに歯ぎしりさせているか、協会幹部が知らぬわけもあるまいに。
 もっとファンの声を大事に考えることで、大相撲の一層の隆盛が可能になるはずだ。
 それにハワイ勢が横綱・大関を張る時代である。相撲の国際化に応じた制度改革も図られてしかるべきだ。
 大関が4人もいて、そのうち3人までが対戦しない本場所など面白味は半減してしまう。まして、同部屋だからという理由で上位同士の対戦が少ない力士が優勝しても、ファンはもちろん、当の力士にしても不本意に違いない。
 力士たちにとっても、同じ条件のもとで対戦を勝ち抜いてこその栄冠なのだ。
 大相撲の人気が上がっている時だから、なお望みたい部屋別総当たり制度の廃止である。関係者の英断を期待したい。
(讀賣・1994・2・19掲載)

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夢運ぶ新車

2015年07月20日 07時50分38秒 | 文芸
新しい年への夢運ぶ新車

 12月。ついに新車を買ってしまった。これまで中古車を買いつなぎ、故障と修理を繰り返して来たことからすると、分不相応な買い物である。
 動機は、来年家族がひとり増える予定が出来たからである。現在は夫婦と子ども3人のの5人家族。それが6人となれば、これまでと違って、行動も大規模にならざるを得ない。
 まして小学生3人と赤ちゃんを連れての遠出となれば、座席が多く、ドアを子どもが勝手に開けられないものをと思案した末の答えだった。
 かなりの額のローンを抱えてしまったが、家族は夢の新車に、もう大喜び!
 その底抜けに明るい笑顔を買ったと思えば、安いものだ。多額なローンでも、お釣りがくる。
(讀賣・1995・12・31掲載)
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どうだい、すげーだろう

2015年07月20日 04時33分22秒 | 文芸
 アマ劇団をやっていた時、若いメンバーの発案で子どもたちに野外紙芝居を見せた。
 図書館から借りだした紙芝居はちょっと野外では小さくて見にくい。なら自分たちで大きな紙芝居を作ろうとなった。
 ベニヤ板に模造紙を貼り付けて、絵を描いた。メンバーが手分けして色を塗る。ベニヤいっぱいに色を塗るのは大変。時間を忘れて色にまみれながら悪戦苦闘の末、ついに仕上がったのは3作品。「おむすびころりん」「こぶとりじいさん」「花咲か爺い」と子どもたちが大好きなのばかり。それぞれ7枚づつ。
 公園に集まった子どもたちは興味津々デソワソワしている。若いメンバーが4人がかりで大型紙芝居を運び出すと、さっきまで騒いでいた子どもたちは一瞬シーン!そのタイミングを狙って「はじまり、はじまりー!」
 汗まみれになっての熱演紙芝居は大成功だった。子どもたちの素朴な歓声と拍手に実に幸福な気分。苦労した甲斐が実ったのである。

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会社員の年俸制に思う

2015年07月20日 02時22分31秒 | 文芸
会社員の年俸制は不安を覚える個人重視傾向

 終身雇用とともに企業社会を支えてきた年功序列賃金制が崩れ始め、年俸が役員から管理職へ広がりつつある。
 ダイエーは年俸制を全社員への拡大方針を明らかにしたというが、日本特有の企業形態の変化に不安を覚えざるを得ない。
 終身雇用制と年功序列賃金制は、ある意味で社会秩序の安定に大きく貢献して来たと思う。日本社会にうまく適合したこの制度によって、経済は空前の成長を成し遂げたのである。
 その制度がバブル経済崩壊後、企業の停滞期を迎えたことで見直されようとしているわけだが、それによって個人中心の考え方になるのは、自明の理である。実力主義と言えば聞こえはいいが、所詮弱者切り捨てではないか。
 競争社会に輪をかけ、貧富の差は顕著になっていくだろうし、受験教育が一層幅を利かすのは確実だ。
 高齢者や障害者ら社会的弱者への配慮などはおざなりにならざるを得まい。
 年俸制への移行は、より慎重を図ってほしい。役員クラスまでにとどめるべきである。
(讀賣・1996・2・4掲載)

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魅力ある選挙政策つくり

2015年07月20日 01時33分33秒 | 文芸
まず魅力ある選挙政策作り

 健全な選挙を維持するために、平日投票を試みるのは確かに必要だと思われる。
 だが、その理由が先月の参院選の投票が率が史上最低だったことに端を発しているとすれば、何とも納得しがたい。
 投票日が日曜日だったからと決めつけられてはたまらない。有権者にだけ責任をなすりつけるのは、不公平である。
 立候補する側に反省すべきところが何もないなんて、誰も思っていないのだから。
 参院選の低投票率は、政策論争のない選挙へのシラケも大きな原因だったことは自明の理なのだ。
 したがって、まず各政党が政策を戦わせる魅力ある選挙へ転換すべきである。
 その上で平日投票の試みがなされるのであれば、国民は協力を惜しまないはずだ。
(讀賣・1992・8・22掲載)
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スムーズなゴミ処理

2015年07月20日 00時09分27秒 | 文芸
スムーズなゴミ処理

 ゴミ収集日、分別は紙・金属・生ごみ……と、細目は多岐にわたっている。
 収集のトラックもすべてリサイクル専門車でやはり分別細目別。車体の横腹に書かれているのは、担当する企業名と後援する省庁名である。
 官業民の三位一体化がなったゴミの処理体制は、実にスムーズに回っている。いまではゴミの大半はリサイクルに回されている。
 消費によるごみの大量生産が世界的危機に達するとの心配から、わたしたちの消費税はすべてゴミのリサイクルベンチャー事業企画への補助金に充てられると決まったのは、21世紀に入ってすぐだった。
 企業は開発資金の心配もなく、本業の製品から生じるごみを完全リサイクルするための研究開発に徹することができ、飛躍的なリサイクル体制の充実が可能となったのである。
“ゴミ”が死語になる日が近くなって、嬉しい限りだ。
(讀賣・1995・1・5掲載)

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