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こころの文庫(つねじいさんのエッ!日記)

家族を愛してやまぬ平凡な「おじいちゃん」が味わう日々の幸せライフを綴ってみました。

夏のドラマはこれだ!

2015年07月12日 20時13分59秒 | Weblog
探偵の探偵、第1回最高に校風したなあ。松岡圭祐作品は活字も動画になってもいいね。主役の北川景子の役作り、ドキドキする。これからの展開、待ち遠しくてたまらない。文庫が本屋の店頭で山積みになっていたけど、ドラマが終わったら読むことにする。まず映像でたっぷり楽しませてもらいたいもんね。でも探偵ってなんか謎めいた仕事で、今日もしんしんと言った感じ。探偵の探偵の驚天動地のドラマ展開を期待しているぞー!
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国の後押し心強い

2015年07月12日 19時28分27秒 | 文芸
国の後押し心強い

 法律で連続休暇を取れるよう決めちゃおうなんて、日本手いい国なんですね。ただ、休暇ってのは何かとお金がいるものなのです。そこまで面倒見て頂けると最高ですが、まあ無理でしょうね。
 でも、長期休暇を取るのに、国の後押しがあれば心強い限り。いままでなら単なる短い休みを取るのにさえ、会社の上司や同僚の顔色をうかがって、なかなか思い通りにはいかなかったのに、国のススメに乗っかって、堂々と休めそうです。
 とはいっても、現在のわたしは会社勤めをやめた主婦の身。
「ちょっと早まったかな」と後悔しても手遅れです。しかし、将来再び勤めに出るかも知れないので、ぜひ「余暇促進基本法」の制定を期待します。
 本当に日本人って、働き過ぎなんですよね。残業・休日出勤・単身赴任……現状は間扱いそのものです。
 海外からの批判も的を射ていると思えます。だから、
「さあ、遠慮なく休みを要求してお捕りなさい」
 と国が音頭取りするのは、遅すぎたくらいです。
 ただ、そのケアーもかっちりと、賃金や家族揃って憩い遊べる場所の確保は、絶対条件です。
「海外旅行をしなさい」一辺倒では、賃金不足や飛行機嫌いの人には、不公平すぎると思いますから。
 国内の態勢が整った状態で、はじめて不特定多数の国民に支持される法律になるはずです。見切り発車の多い日本だけど、国民の余暇に関わることだけに、じっくりと煮詰めていってほしいものです。
(讀賣・1988・12・24掲載
 
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ストレス解消にもってこい

2015年07月12日 18時32分27秒 | 文芸
ストレス解消に最適

 わたしにとってのホテルは、決して宿泊する所じゃありません。友人と会って近況を確かめ合ったり、家族で年1回の豪華な食事を楽しんだりするところです。
 とくに最近のホテルは競争が激しいこともあり、付加価値の充実にとても力を入れています。なんと美術館や健康風呂ランドまで併設される時代ですから、利用範囲は広がるばかり。
 わたしたちママ友グループの楽しみも倍増です。ただ、それに伴う経費の増加がズシッと家計に響いてきますが、日ごろのストレスが解消されるとあっては、まあ安いものです。
 夫も、
「お前ホテルに行くと、まず1週間はニコニコしておってくれよる。もっと利用したらええが」
 と、まるで不倫のススメと誤解されそうな言葉で理解を示してくれます。
 そんなドラマチックなホテル通いではありませんが、日々の暮らしがより健全であるための、絶対(?)欠かせない特別な場所なのです。
(讀賣・1988・12・4掲載)

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先祖供養で…念願実現?

2015年07月12日 17時21分48秒 | 文芸
先祖供養―念願実現

「ご先祖さんを大事におまつりせんと罰が当たるぞ」
 口癖のように言っていた祖父が亡くなって10年。
 当時独身生活を楽しんでいたわたしは、お盆でさえ実家に寄りつかなかった。昔気質の祖父は、そんな孫に情けない思いだったろう。
 だが、誰もうるさく言わなくなった途端に、心境が変わり、わたしは盆の先祖供養をするようになる。せっせとは菓子宇治からお参りまで。
 すると、どうだろう。諦めていた結婚が人なみに決まり、念願の喫茶店経営にも着手と、次々に長年の念願が実現した。
「みんなご先祖さんを大切にしたおかげや。おじいちゃんも、喜んではるぜ」
 と母。
 おそらく期が熟し機会に恵まれたタイミングだったのだと思うが、
 ここはひとつ親孝行のつもりで、ご先祖様に感謝御礼!
(讀賣・1987・8・9掲載)

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喫茶店商売5年目の哀歓

2015年07月12日 12時55分07秒 | 文芸
喫茶店商売5年目の哀歓

 喫茶店を営業して5年目。今年ばかりは最悪の不景気風をまともに受けて、グラグラグーラ!
 これも地元経済を支えてきた大企業の合理化が本格化したせい。それでも耐えて頑張るしかない現状が何とも情けない話である。
 ところで、今年も例年通り、何人かの常連さんが去っていった。転退職、結婚、転勤……理由はいろいろだが、数年間にわたって毎日顔を合わせていたのが消え去るのだから、こんな寂しいことはない。
 朝一番に息弾ませて来店し、熱い紅茶をおいしそうに飲んでいた彼女は、結婚して大阪へ。
「いつか子ども連れて、マスターが淹れてくれる紅茶飲みに来ますね」
 がお別れの言葉。
 モーニングのパンを珈琲にひたして口にした、総入れ歯の老紳士はにゅういんしてから音沙汰なし。昔の苦労話を楽しげにしゃべっていたのが懐かしい。
 すぐ近くの工場に勤め、お昼に必ず一番安い定食を瞬く間に平らげていた彼は、組合活動の失敗で追われるように退職。「これで健康を取り戻せるさ」が最後の弁。
 みんな悲喜こもごもの思いをこめて、それぞれに散って行った。
 例年なら交代するかのごとく新しい常連客が現れたのが、今年は不景気風を反映して皆目。
 いつもの時間にポカッと空いた席を所在なげに見やり、「みんあ幸せになれよ」とつぶやくこの頃である。
(神戸・1987・12・23掲載)
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屋外遊戯には安全策つくせ

2015年07月12日 11時33分18秒 | 文芸
屋外遊具には安全策つくせ

 11月本紙の「滑り台など安全基準」で屋外の公園、学校、幼稚園保育園などに設置されている遊具施設に事故防止のための安全基準がなく、野放し状態になっていることを初めて知ってあぜんとした。
 わたしも3人の子どもの親。しょっちゅう公園の遊具で遊ばせており、時々「危ないなあ。気をつけないと大怪我だ」なんて思ったこともあるが、大勢の子どもを遊ばせる目的で造られた子円の遊具だから安全性は12分に考えられてあると思い込んで納得していた。
それが全く安全性の配慮がなされてなかったとは、信頼を裏切られた思いを強くした。
 しかも学校や幼稚園保育園の遊具まで同様の野放し状態であったとは、子どもの声明を軽視するにも程があるではないか。
 大きな事故が起きるたびに、建設省が管理者である自治体に遊具の点検を指示、改善してきたとあるが、典型的なお役所仕事に思えてならない。お国の宝物の子どものことなのに。
 それに子どもの安全がかかわってくる問題に建設省とは笑止以外の何ものでもない。国の将来を担う子どもたちの安全かつ健全な育成のためにも、この野外遊具問題、官庁の縄張り根性は捨てて、文部省、厚生省と緻密な協力体制を敷いて、最善の対策を講じてほしいと願いたい。
(神戸・1990・7・17掲載)

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ようやく親孝行

2015年07月12日 01時46分37秒 | 文芸
ようやく親孝行

 小学校の運動会に実家の両親を呼びました。子どもが学校に入ってから8年。ようやくできた、ひとつの親孝行でした。
 仕事で忙しい両親も、ひとり娘の孫の運動会に招かれてはと、喜んで段取りをつけてくれたようでした。私が用意したごちそう以上のものを持っての顔見世がそれを証明していました。
 子どもも、遠くにいるおじいちゃんとおばあちゃんの顔を見て大喜びしました。だから、いつもの倍くらい張り切ったのでしょう。
 3年の息子は、親の私が驚いた変身ぶりで、100メートル走をトップで走り抜きました。4年の娘はリレーのアンカーを務めたりと、みんな予想外の活躍ぶりを披露です。
 両親は大喜びで、
「やった!やった!」
 と顔をクシャクシャにしていました。その様子を横目に、わたしはちょっぴり幸せ気分を味わいました。
 おじいちゃん・おばあちゃん効果の素晴らしさを話題に、みんなでお昼を頂きながら、子どもおかげで親孝行できたと感激したものです。
(神戸・1993・10・7掲載)

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長期的視野で山林施策急げ

2015年07月12日 00時07分29秒 | 文芸
長期的視野で山林施策急げ

 昨年、家の新築のために実家の持ち山の木を切りだした。
 祖父や父らが山の世話に汗水垂らしていた姿を見て育ったせいか、切りだされる木を感無量の思いで見守った。
「枝払いや雑木の始末をせんようになったさかい、山も木も嘆いとるのう。そやけど山の世話はしんどうて金にならんから、する者もおらん。時代やで、仕方あらへんわ」
 父のため息は国内山林の現状を想起させて、なぜか寂しい気持ちにならざるを得なかった。
「論」にある通り、今や瀕死状態の林業をほうっておいては、国土の環境保護にも大きく影響を及ぼすだろう。
 自然の恵みである山は、人間に不可欠なものである。もっと真剣に取り組む姿勢が望まれて当然なのだ。
 長期的視野に基づいた国の林業施策を、急いで打ち立てる必要がある。
 現林業従事者の労働環境改善しかり、林業後継者の山林相続に際しての納税優遇も図られるべきだ。勿論、山林保全の条件付きで。それら施策の充実が、林業を復活させるに違いない。
(神戸・1992・11・24掲載)

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