こころの文庫(つねじいさんのエッ!日記)

家族を愛してやまぬ平凡な「おじいちゃん」が味わう日々の幸せライフを綴ってみました。

なんとか…

2015年07月25日 22時20分38秒 | 記憶の記事
耳鼻科で喫煙あんまりです

 まだ赤ちゃんの二男が中耳炎になったので、通い始めた耳鼻科の待合室。
 おじいちゃんおばあちゃんの姿も目立って、
「ほれ、ボクもお耳が痛いんかい?」
 なんて気軽に声をかけて下さり、和気あいあいのいい雰囲気で、待ち時間が少々長くなっても苦になりませんでした。
 ところが先日のことです。ちょうど誰もいない待合室で子どもとふたり待っていると、次にやってこられた若い男性。椅子に座るといきなり煙草を口にされたのです。
 狭い待合室で、もちろん換気も十分でないせいか、すぐにタバコ特有のにおいと紫煙が襲ってきます。男性は気持ちよさそうな顔でスパスパなんです。
 とうとうたまらなくなって子どもを抱き上げ、外に出ました。
 そのまま外で子供をあやしながら診療の順番を待つことになってしまいました。
 いま社会では喫煙者が肩身の狭い思いをしているといわれていますが、本当なのでしょうか。
 たぶんそれは限られたところだけで、一般的にはまだまだ喫煙者のわがままが通用しているように思えます。
 気を使うのは非喫煙者です。
 でも、病院、それものどや鼻というたばこの害を直接受ける耳鼻科で、堂々と喫煙なんて神経が疑われます。早く喫煙マナーの確立がなされることを願います。
(神戸・1990・4・30掲載)

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あんまりです

2015年07月25日 20時12分44秒 | 文芸
耳鼻科で喫煙あんまりです

 まだ赤ちゃんの二男が中耳炎になったので、通い始めた耳鼻科の待合室。
 おじいちゃんおばあちゃんの姿も目立って、
「ほれ、ボクもお耳が痛いんかい?」
 なんて気軽に声をかけて下さり、和気あいあいのいい雰囲気で、待ち時間が少々長くなっても苦になりませんでした。
 ところが先日のことです。ちょうど誰もいない待合室で子どもとふたり待っていると、次にやってこられた若い男性。椅子に座るといきなり煙草を口にされたのです。
 狭い待合室で、もちろん換気も十分でないせいか、すぐにタバコ特有のにおいと紫煙が襲ってきます。男性は気持ちよさそうな顔でスパスパなんです。
 とうとうたまらなくなって子どもを抱き上げ、外に出ました。
 そのまま外で子供をあやしながら診療の順番を待つことになってしまいました。
 いま社会では喫煙者が肩身の狭い思いをしているといわれていますが、本当なのでしょうか。
 たぶんそれは限られたところだけで、一般的にはまだまだ喫煙者のわがままが通用しているように思えます。
 気を使うのは非喫煙者です。
 でも、病院、それものどや鼻というたばこの害を直接受ける耳鼻科で、堂々と喫煙なんて神経が疑われます。早く喫煙マナーの確立がなされることを願います。
(神戸・1990・4・30掲載)

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NHKだから

2015年07月25日 17時08分18秒 | 文芸
テレビ取材を受けた

 わたしと妻が中心になってやっているアマチュア演劇グループが、街の片隅で日常的にお芝居を観てもらおうと、半年余り続けてきた「街角芝居小屋」。
 なんと、これがNHKの取材を受けることになって大騒ぎ。
 主婦とOLや公務員他のメンバーは全く落ち着かない。子どもを含む一家5人で参加しているわが家族も、ソワソワしっぱなし。
 3日間もカメラに追いかけられ、心身ともに緊張感でクタクタ。
 そして放映の日を迎え、テレビの前には、わが家族と実家の両親たち一族郎等が神妙に並んだ。
 わずか3分の画面だったが、全員いささか興奮の面持ち。
 観終わった後、「よかった!」と大感激。
 田舎人の両親たちにとり、NHKは雲の上の存在だから無理もない。
 当然ビデオに収録、親戚が集まると、必ず映写会となる。
 いやはや前代未聞の快挙?の余韻は、どこまでも……!
(讀賣・1988・12・25掲載)

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資産公開の?

2015年07月25日 14時12分38秒 | 文芸
有権者は安易な妥協するな



「政治には金がかかるもんなんだ」

 平気で名言している政治家の姿を見ていると、今回の提言が何とも味気ないものに思えるのです。

 いまリクルート問題で次々と疑惑が拡大する中で、政治家自身が手を汚している例は少なく、秘書や家族、兄弟が代行して言い逃れをしている。これではいくら議員本人の資産公開を義務付けても意味がありません。

 公開は本人はもとより、秘書、家族、関連会社などの法人をも含めた内容で実施してこそ、意義があるのです。

 でも結局は無理な話です。現在の閣僚の資産公開を見ていると、全議員の公開も形式だけに終わっています。

 政治改革、政治家の倫理確立のために、全銀の資産公開を図るなら、議員の「すべて」を 公表しないと全く意味がないのです。

 有権者であるわたしたちは、もう安易な妥協を、すべきではありません。

(讀賣・1989・3・25掲載)


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父さん、ありがとう

2015年07月25日 12時31分33秒 | 文芸
父さんありがとう

 成人式の朝。晴れ着姿で記念写真を撮る。なじみの写真屋のおじさんの注文であれこれポーズを取る。
 ふと気がつくと、じーっとこちらを見ていた父と母の目が潤んでいる。ひとり娘の成長した姿を前に感極まった様子である。わたしもジーンとくる。
 無理もない。父にすれば、今の母と出会うまで、男手ひとつで育ててきた娘である。
 母は母で、自分のお腹を痛めた子どもでないだけに、なお一層の愛情を注いでくれたに違いない。
「お父さん、泣いてるの?だらしないなあ」
 娘が茶化すのに、いつもは大声で応酬する父が、今日ばかりは大人しい。それが父の優しさだと判っていながら、またからかってしまう。
 後日、出来上がった写真を見ながら、
「お父さん、もう死んでもいいぐらい嬉しかったんだって、あんた他の晴れ着姿を見て」
 と母がしみじみ語る。
 わかってるって。だって親娘だもん!父の顔が急に浮かんで来た。
(讀賣・1989・1・15掲載)

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夢は永遠に

2015年07月25日 08時44分45秒 | 文芸
夢に見た創作家に再び挑戦

 不景気のさ中、7年間維持してきた飲食店の存続をあきらめ、新しい道へ模索のこのごろ。不惑の年に転職ってわけだが、振り返ってみれば結構いろんな仕事をやったなと、感慨が深い。
 本屋店員を皮霧に、広告新聞の取材員、レストラン調理師、喫茶店員、飲食店のマネージャー、市場の運送員(手押し車での)、別の喫茶店員マネージャーを経て、32歳でやっと現在の店で独立する。
 飲食店以外はとりとめのない仕事選びだが、いつも夢の実現のためにと言い聞かせていた。
 別に店を持つ事が夢だったのではなく、幼いころから抱き続けていた夢が創作家―漫画家、作家、作陶店…だから、どんな職業の体験も夢の実現に役立つと考えてきた。
 しかし、今や妻と二人の子どもと生きる身。夢はまさに幻と化した感が強く、忘れるようにも心がけた。
 ところが最近「夢のなくなったあなたは全く魅力が感じられない。家族一緒にいられるだけで充分。もう一度、夢に挑戦しなさい」
 と、妻に決意を促されて再び夢を見始める。
 人生の総仕上げに夢へ挑戦!と気負いながら、同時に責任の重さも痛切に感じている。
 はたして夢を実現させた職業が、現実に夢を見させてくれるか?…わからない。
 しかし、やってみるしかない。
(神戸・1988・3・16掲載)

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夢が

2015年07月25日 02時22分55秒 | 文芸
夢が実現する

 ついに夢が実現する。生まれ育ったわが故郷で、わたしのライフワークともなっている芝居作りがスタート!集まったのは総勢20数人。
 それも、播磨風土記に記された、わが故郷を代表する伝説の美女「根日女(ねひめ)」の舞台化とあっては、創作意欲が燃え上がるのを抑えきれない。感動的ないい芝居を作ろうと、みんなの熱気もあふれて、いい雰囲気だ。
 この夢の実現への第一歩は、播州歌舞伎発祥の地に演劇文化の灯を起こそうと試行錯誤されていたJC街づくり委員会のみなさんとの出会いから始まった。その熱意とわたしの夢がガッチリとかみ合って「GO!」となった。
 舞台はひとりでできるものではない。いろんな人たちのアンサンブルの集大成。だから大変だ。でも、その分感動のお返しがあるぞ。
 JC街づくり委員会のみなさんの奮闘のおかげで順調な出発となったが、来年5月の公園までの道のり、まだまだ山あり谷あり。集まったみんなは、それぞれが二人三脚、いや20数人20数脚で、ゆっくりじっくり乾燥しよう!
「感動の舞台を町のみんなに絶対見せるんだ」
 力強い中学生の参加者の言葉は、集まったみんなの思いを代弁している。
 その思いが、半年先には大きなアンサンブルを育ててくれると信じて疑わない。
(神戸・1992・12・2掲載)

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理想を願う

2015年07月25日 01時06分04秒 | 文芸
理想的なのは党よりも個人

 生活が豊かになると、社会の多様性は止めようがなくなる。
 政治への関わり方も例外ではないから、有権者の政治離れは当然と言っていい現象かも知れない。
 それに輪をかける形になったのが、近年の政治家の政策を忘れた権力争いや金権腐敗政治の体質だ。
 政治家が選挙時の公約を実現させるためでなく、権力奪取や維持のためにのみ員数扱いされている政党の現状を見ると、支持しようなどと思えるはずがない。
 権力闘争主眼の政界再編はこれまでにして、政策が同じ場合にのみ手を結び合い、政治家個々の資質と信条が主役になる政治の実現に力を注ぐべきである。
 そのための選挙は、原点とも言える「政党ではなく人を選ぶ」形態が理想だと思う。
 時代の要望に沿った選挙制度の改善が、有権者の投票意識をそそるのは確実である。
(讀賣・1995・2・18掲載)
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自由な創作へ

2015年07月25日 00時07分51秒 | 文芸
自由な創作へ同人誌を発行

 神戸新聞文芸にチャレンジし始めて3年目。昨年は小説部門2作品、児童文学部門1作品を入選させて頂き、嬉しい限りです。
 やはり入選は格別で、もっともっといろんな世界を書いてみたい気分に溢れています。
 そこで、平成3年は思い切って創作誌(同人形式)発行に踏み切りたいのです。
 実は昨年秋に発行したかったのが、突然の兄急逝があって、それどころではなくなり、実現に至りませんでした。
 今年その兄と同じ43歳を迎え、兄への思いも込めて一刻も早く発行しなければと気負っています。
 誌名「独楽(こま)」は、道楽にひっかけて、自分の好きなものを創作し合おうの意味です。
 ただし基本的なテーマは“人間愛と夢”。第1号は家族の優しさにスポットを当てています。
 1月中旬の発行予定で、深夜ひとりでワープロを打つのもすっかり慣れっこの最近。
 ぎごちない手作業で編集から製本(といっても一番簡単なホッチキス留め)と結構大変ですが、完成した時の喜びを考えれば苦になりません。
 今年はこの「独楽」で自由奔放に創作を楽しんで、その延長線上でいい作品が書ければ言うことはないでしょう。
(神戸・1991・1・1掲載)
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