難聴者の生活

難聴者の日々の生活から、人工内耳など難聴者のコミュニケーション、聴覚障害者の制度改革について語る。

人工内耳とメンターについて

2007年11月06日 12時47分22秒 | エンパワメント
071104_1211~001.jpg071104_1220~001.jpgサンフランシスコの風様

早速、メールをありがとうございました。


手術する日は11月○日です。その3日後には会議があり、その翌日はセミナーで講義がありますが、医者に聞くと耳の上に絆創膏を貼っておくから大丈夫というくらいです。

ドナさんとマルシアさんには、手術を受けることをお伝えしておこうと思ったので、よろしくお願いします。

昨日、ハイブリッド人工内耳というのをウェブで見つけて、ブログにも紹介しましたが、日本で認可されるにはまた数年か5、6年はかかるでしょうね。

元SHHHのマークロス博士の論文
種々のインプラント技術
http://www.hearingresearch.org/Dr.Ross/Implants.htm


メンタリングの話は、サンフランシスコの風さんのご主人がメンターなのかあと思って、昨日見ていたのですが、私がどこかのサイトからコピーしたみたいですね。ググッて逆探知します。ありました。
http://www.jamjapan.com/jp/columns/i_media/Mentor.html

これはブログでは、urlだけしか紹介できないですがメンターを理解するには良いですね。

サンフランシスコの風さんの教育雑誌に投稿したものというのはそちらの?
これが日本の雑誌だったら、そのまま載せるわけにはいかないですね。

いろいろ、お気遣いありがとうございます。

ラビット

写真は勤務先の駅に隣接した小さなガーデンプレイスの花です



障害者の権利条約とメンター

2007年11月06日 08時43分14秒 | エンパワメント
071104_1218~001.jpg071104_1221~002.jpg障害者の権利条約のメンタリングに関する部分を伝えたところ、早速サンフランシスコの風さんから、メールがあった。

アメリカのメンター制度の充実さを知り、日本でも難聴者に対するメンタリングを始め、制度化したいと思うようになった。
相談支援員が対象者を個別に一定期間支援するイメージだが、メンタリングには障害、難聴者、社会福祉に関する一定の知識が必要だ。
メンターの条件やメンターに対するスーパーバイザー(助言)も必要だ。

また今年と同じような勉強会を開こうと申し出てくれたので、実現したい。


ラビット 記

…………………………………
ラビットさん、
今月手術を受けられるのはラビットさんのブログから存じていましたが来週とは知りませんでした。
納得行くまでリサーチされた後の決断なのだとお察します。
今のお気持ちはいかがでしょうか。心身ともに休めて万全の体制で臨まれることをお祈りします。
マルシアさんとドナさんに送る文を翻訳しますので送ってください。

ラビットさんが送ってくださったメンたリングの話はわたしが書いたものではありません。。
最初のギリシャ神話は興味深かったです。第2話はシリコンバレーにお住まいのビジネスウーマンとお見受けしました。ビジネス界でもメンターが役立っているとは知りませんでした。どなたから届いたものでしょうか。
でもよく考えて見れば、どの世界でも成功している人の陰にはメンターやロールモデルが少なからずいるものです。
当たり前のことではあるのですが、アメリカではあらゆるところでこれがきちっと制度化されており、一般市民のレベル、例えば市民ボランティア団体などでもこれがあります。
薬物やアルコールにはまった人がきっぱりそれをやめるのには必ずメンターの支えがあって、それなしでは完全脱薬・断酒は成功しません。心身障害者サポートの分野は言わずもがな、ストレスの多い教育界などでもそうです。
ちなみにわたしの主人はカリフォルニアでは10年以上教師をし、若手教師のスーパーバイザーもした経験がありましたが、最近引越ししたハワイ州の教育制度下では今年は教師1年生とみなされ、あちこちの新人研修に出かけていますし、彼にもベテランメンターがつきました。困ったことや慣れないこと、わからないことがあると早速
このメンターに相談しています。日本でも単身赴任のサラリーマンにはこういった制度があるとメンタルヘルスによいと思います。

メンターがいるのといないのとではストレスのレベルや客観的な自己評価ができるかどうかに差が出ますね。学校でも下級生に上級生のメンターがつきますし(希望者)メンターになるには教師の面接などでやる気をちゃんと問われます。

ちなみに昔、わたしがとある日本の教育関係雑誌に寄稿した校内メンタープログラムの記事を添付します。

ところでメンターの話のついでに。今年3月に情報センターをお借りして聴覚リハビリテーションのワークショップをしましたよね。。あれの第2弾をやりたいのですが、来年の3月後半か、6月か7月にいかがでしょうか(夏が第一希望)。
同じ参加者を中心にすでにメンター的な位置にいる人を対象に、ピアカウンセリングか聴覚障害者のリハビリテーション(コミ対策)について、聴衆参加型ワークショップを考えています(前回はちょっと聴衆参加の部分が足りませんでした)。まだ実験段階なので人数もこの前と同じように最大12,3人程度がよいと思いますが、いかが
でしょうか。
そして将来的にはピアカウンセリング・メンタリングの基本を一般の聴覚障害者にも広く紹介していければ本望です。


では。
サンフランシスコの風


> おはようございます。
> お元気でしょうか。国際会議の準備も本格化してきました、
> お仕事はもう退職されたのでしょうか。
>
> 権利条約の仮訳の新しいのが出ました。
> 第24条3項(a)にピアメンタリングの言葉が出ています。
> 長瀬先生たちの訳文では
> 「(a)
> 点字、代替文字、拡大代替コミュニケーションの形態、手段及び様式、並びに歩行技能
の習得を容易にすること。また、ピア・サポート〔障害のある人相互に
>
> よる支援〕及びピア・メンタリング〔障害のある人相互による助言・指導〕を容易にす
ること。」
> とピア・メンタリングが定義されています。
> ますます、この問題をしっかりおさえることが重要になりました。
>
> ところで、下記の文章はサンフランシスコの風さんから頂いたもの
> ですが、ブログで紹介してもよろしいでしょうか。
> いつ頂いたのか、ちょっと不明なのですが。
> 自分のブログとメンターでサーチしても出てこないので、まだ紹介していないものです 。
> 見出しのように、分けて紹介したいと思います。
>
> 最近のブログをご覧頂ければお分かりのように、来週、人工内耳の手術を受けます。
> ドナ・ソーキンさんとマルシア・デューガンさんに手紙を書きたいのですが、手紙の翻
> 訳の労をとって頂けますでしょうか。
>
> ラビット
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>
(以下、略)