難聴者の生活

難聴者の日々の生活から、人工内耳など難聴者のコミュニケーション、聴覚障害者の制度改革について語る。

浜崎あゆみさんから難聴者へのエールかな

2008年01月10日 10時07分01秒 | 生活
080110_0723~001.jpg080110_0721~003.jpg歌手の浜崎あゆみさんが突発性難聴であること、治療回復困難なこと、歌手活動の継続を発表したことで大きな社会的反響が起きている。

全難聴にも東京都中途失聴・難聴者協会にもテレビ局や新聞社から取材が殺到している。
今朝のめざましテレビでも放送していた(7:15から23くらいまで)。

昨日都内の聞えの教室に通う難聴児の親や教師の方に講演する機会があった。
浜崎あゆみさんの歌手活動の継続に懸念を感じることを話した。聞こえないことの苦しみは容易ではないこと、聞こえる右耳を大切にして音楽活動を続けて欲しいことを説明した。
講演に来ていたカウンセラーの難聴者が
「私たちのような幼児からの難聴者が受けとめている難聴と突然難聴になった人では受けとめ方が違う。
失聴したことを自ら公表出来るまでに7年間かかっている。まして彼女は歌うことでトップになった人だから音楽がアイデンティティになっている。歌手を止めることは出来ないだろう。
彼女はまだ聞こえなくなったことを受けとめる過程の最中で、見守る必要がある。」
という意見が出された。

確かに、突然にあるいは徐々に聞こえなくなったことを受けとめるには時間がかかる。
難聴者協会にも何年も俊巡してから問合せされる人が少なくない。
今朝のテレビ番組も片耳難聴は方向感覚がないこと、人により「工夫」で対応していること、歌手は専用イヤホンで聞えを確保していることが報道されていた。
(参考)
http://blogs.dion.ne.jp/rabit/archives/5965831.html

しかし、聞こえなくなったことの心理的サポートの必要性、各種の補聴システムや支援サービスの情報提供などには触れられていない。

私たち中途失聴・難聴者団体は補聴器と補聴支援システムの給付拡大、コミュニケーション支援サービスの充実、コミュニケーション方法の習得支援、相談支援体制の確立を求めている。


浜崎あゆみさんの心理的サポートをしているのはファンだろう。だから最初に報告したのだろう。
専門的カウンセリングも勧めたい。

私たちも聞えに異常や不安を感じた時に気軽に相談したり、専門的カウンセリングを受けられる体制が必要だ。


ラビット 記