難聴者の生活

難聴者の日々の生活から、人工内耳など難聴者のコミュニケーション、聴覚障害者の制度改革について語る。

浜崎あゆみさんの片耳難聴にBAHAシステムは?

2008年01月15日 21時17分56秒 | 機器について
080114_1627~001.jpg080114_1629~001.jpg浜崎あゆみさんのような片耳難聴(一側性難聴)に、BAHA(バハ、埋め込み型骨電動補聴器)が有効なことを聞いた。

失聴した側の耳に入る音を、骨伝導で反対側の耳で聴取する仕組みだ。
音楽関係者も、装用しているという。

http://www.geocities.jp/daily_rene1/baha.htm
http://www15.ocn.ne.jp/~bahanet/kind.html
http://www.valley.ne.jp/~kaso/baha/bahayokohama.htm
http://blog.goo.ne.jp/6331miemama/e/3f0b4523e5dee22fbbfcbde20efffff2

ラビット 記




中国が国産人工内耳を開発!?

2008年01月15日 20時49分36秒 | 人工内耳
中国が人工内耳を独自に開発したというニュースがある。
「人民網日本語版2008年1月14日号」が新華社のウェブサイトで報じられたと紹介している。
http://www.people.ne.jp/a/93a98440c2584328b5c449e6ffbe15dc

中国には2000万人の聴覚・言語障害者がおりそのうち800万人が重度聴覚障害者という。
開発された人工内耳は様々な環境音だけでなく母音、子音に加え、中国独特の発音の「四声」も聞き分けられるとある。
価格も製品化されればオーストラリアやアメリカの製品の半額程度になるとのことだ。


人工内耳は医学、オージオロジー、電子工学、情報工学など他方面の技術と知識の固まりだ。
手術後のリハビリテーション体制の構築などの課題もある。

我が国も総合的な人工内耳研究センターの設立が呼び掛けられていたが立ち消えになったのだろうか。
国産の人工内耳の開発が何故できなかったのか、技術的な理由か、医療施策の問題か理由を知りたい。


ラビット 記
……………………………
中国の研究者、重度の難聴患者の聴力を回復させる技術を開発
日中経済通信
- 千代田区霞が関3-2-5 霞が関ビルディング14F,東京都,China
重度の難聴患者にとって、現時点において人工蝸牛管、全世界公認の聴覚を回復できる唯一の方法。
ただし、この聴覚障害者に幸福をもたらすハイテク製品は、これまで ...
http://www.newschina.jp/news/category_4/child_12/item_8599.html






人工内耳で、母の声はまだ聞こえない

2008年01月15日 13時22分42秒 | 生活

taro080114.jpg080114_1622~001.jpg昨日は成人の日だった。
朝から会議に出た後、母のいる「一番館」に出かけた。

施設に前もって電話するところがPHSの電池切れでできなかった。


「あら、どうしてここがわかったの?」と聞く。1月3日にも来ているが記憶にないのだ。いまここにいることだけ分かる。
昨年11月から入居しているが理由は正しいことは説明していない。


一人暮らしが13年になるが、近くの高齢者施設でボランティアクラブでリーダーを務めていた頃は近所の仲間も多く体も頭も忙しかったが、そのクラブが施設の問題で解散した後は一人でいる時間が長くなっている内に認知症が発症してしまった。


ボランティアクラブの解散の理由は良く分からないが高齢者特有の人間関係の難しさだとすれば、自分が今度はその起因になってしまいかねなくなったのは皮肉なものだ。


施設では、定時にデイサービスのプログラムの他にもお茶や折り紙の時間もあるが皆集まってヘルパーさんとおしゃべりしている。
ヘルパーさんの語りかけが聞こえれば良いが聞こえなければ、自分が加われないおしゃべりの場に出るのが苦痛になる。
語りかけが聞きにくくなった高齢者にはヘルパーさんたちの「対人支援技術」も力を発揮できないだろう。

幸い母は耳は達者なのでホホホと笑い声が響くほどおしゃべりは楽しんでいるようだ。


人工内耳と補聴器で母の声はどういうわけかまだはっきりは聞こえない。
「一番館」のおしゃべりに私もまだ入れない。


ラビット 記 
写真は留守宅を一人で守るタロ。



ラビットさんへ 補聴器のイヤモールドの福祉給付について

2008年01月15日 02時43分59秒 | 生活

GREENHA.jpgWG様、ご説明、ありがとうございました。

イヤーモールドは障害者自立支援法で補助が受けられるので、後日補聴器と一緒に自己負担分を支払うという意味です。

今は、新しいデジタル補聴器を試聴中です。
障害者自立支援法の給付金額と販売価格の差額を自己負担してSUMO DMにするか、支援法対象機種700SPにするかを決めるためです。

これを両方を試聴したいのですが、
「福祉法対応の補聴器は貸し出しが出来ない、それを使用した時点で買い取りになる」
と出入りの補聴器店が言うのですがおかしくないでしょうか。

人工内耳の装用に続き、補聴器外来を受診したのは、人工内耳と補聴器の併用でさらに高いレベルの聞えを目指しているからです。
医師の管理下でどのメーカーのどの機種が適切かを試聴するものだと思っていたのですが、医師の了解があって、障害者自立支援法の給付対象機種を貸し出しはしないと言っているのか?疑問です。

H市の障害者福祉課から「補装具費支給意見書(聴覚障害用)」を取り寄せて、医師の意見書を書いてもらい、東京都の判定を受けるのもその給付を受けるためです。

ちゃんと、あなたの聴力やオージオグラムで見ると支援法対象機種では出力が不足している、支援法対象外だがこの機能があると聞きやすいとか説明があればまだ納得しますが、福祉法の(障害者自立支援法のこと)機種は機能がかなり劣り、貸し出し不能と言われれば、難聴者は高い差額を払って「推奨」された機種を購入するか、性能の劣ると思わされた対象機種を「我慢して」申請するかになります。


NewHAgreen.jpg
今は患者に対するインフォームドコンセントや医療にもカスタマーサービスが問われ、病院はどこも患者様と言うくらいに丁寧な応対をするようになっていますね。

この病院は、耳鼻科でも患者を呼ぶのに大きな声を張り上げるだけです。カルテファイルの背の名前を見せる場合も稀にありますが、文字で見て分かる方法をお願いしていました。

補聴器の説明でも私がえっと驚くような対応がありました。
補聴器店の技師が説明もゆっくり話していますが、確実に伝わる方法ではありません。第一、一つの部屋に二人の患者を招きいれて二人の担当者が同時に話せば聞き取りにくいのも当然です。ドアは開けっぱなしですし、プライバシーのない環境の改善も必要です。

浜崎あゆみの突発性難聴のことで、この病院にも新しい患者が診察に来ているに違いありません。初診の受付では、聞こえませんというと書いてくれますし、耳マークのシールを受信カードやカルテに貼ってくれます。しかし、肝心の耳鼻科に行くと対応がなっていません。
静岡県中途失聴・難聴者協会のように、協会として耳鼻科医院と補聴器店を独自に評価する必要がありますね。



ラビット 記

> On 2008/01/13, at 20:55,WG wrote:
>
>WGです
> ラビットさんの1/11の書き込みを拝見しました。
>
> >補聴器のイヤーモールドは後日支払い。
>
> とあるのですが、
> イヤモールドは自立支援法で補装具と同様、10%自己負担で購入できるはずです。
> 医師の診断書が必要ですが。
>