難聴者の生活

難聴者の日々の生活から、人工内耳など難聴者のコミュニケーション、聴覚障害者の制度改革について語る。

ユニバーサルデザインのCM

2010年10月07日 20時21分39秒 | バリアフリー
CMがユニバーサルデザイン化するのか。
スポンサーがバリアフリー、ユニバーサルデザインに関心を持ってきたのは良いことだ。


ラビット 記
ーーーーーーーーーーーー
唐沢寿明:3Dで飛び出す柴咲コウに驚く
富士通「FMV」新CM
ユニバーサルデザインの字幕入り
毎日新聞

「ESPRIMOテレビよりワクワク編」では、唐沢さんと柴咲さんが「FMV」のデジタル放送対応、ダブル録画など多様な機能を使って、自分の部屋でデジタル放送を楽しむ様子を描いた。ラストで、3D映像のイメージとして、柴咲さんがパソコン画面からとびきりの笑顔で飛び出す ...
http://mainichi.jp/select/biz/bizbuz/news/20101005dog00m020061000c.html



http://www.fmworld.net/fmv/cm/cm_lifebook15.html

http://www.fmworld.net/fmv/cm/cm_esprimo15.html

人工内耳と手話

2010年10月07日 19時33分00秒 | 日記(つぶやき)
先日のNHKのテレビで人工内耳を装用した子供たちの問題を取り上げているのをちらと見たが、ちょっと違和感を感じた。

テレビではどうして人工内耳と手話、ろうと人工内耳を対比させるのかということだ。

いま、人工内耳も手話も、読話も補聴器さえも一緒に使う子供たちが育っている。
従来の聴覚障害者像ではとらえられない子供たちだ。
スーパー難聴者だ。ITも使いこなせば新人類だろう。

今重要なことは手話か人工内耳かではなく、それを止揚した聴覚障害者の生きる道をしめすことであり、聴覚障害であるか否かを脱却した人間のあり方を問うことだ。

それが、社会モデルであり、国際生活機能分類ICFが解明する。


ラビット 記

要約筆記事業の方向はどっちに。

2010年10月07日 19時24分24秒 | 要約筆記事業
情文センターに出された要約筆記者養成カリキュラムの案は2種類しかない。

社会福祉と諸制度をきちんと学ぶカリキュラムか、それを重視しないカリキュラムかの2種類。

要約筆記を日本語と話し言葉の特徴、脳内作業まで遡って、理解させるカリキュラムか、そこまで追及しないカリキュラムか。
対人援助の考え方を取り入れたカリキュラムか、相でないカリキュラムか。

比較するなら明確な違いは多い。


ラビット 記

全難聴の要約筆記事業の転換点

2010年10月07日 19時13分29秒 | 要約筆記事業
そもそも全難聴の要約筆記事業は2003年、全難聴と全要研で要約筆記奉仕員の資格化について取り組むことに合意していた。
その内容で厚労省に打診したところ、今後奉仕員は市民の自発的な活動が基本、財政も厳しくなる自治体、議会、国民の了解を得るにはもっと専門性のある事業にする必要があると指摘を受けた。

三位一体改革で財源の地方移行、支援費の急増などの制度変革の時だった。
2004年、障害者福祉のグランドデザイン案が発表され、今の障害者自立支援法につながる。

この2004年から福祉医療機構の助成事業で要約筆記事業の検討を始めたことから、全難聴の要約筆記事業は始まっている。
1年間かけて、「要約筆記通訳者制度のあり方」に関する事業報告をまとめた。
この要約筆記通訳者がいまの障害者自立支援法の要約筆記者に当たる。

その後の調査研究事業で解明したことは多い。

○社会福祉法第2種事業に指定された意味とその事業を担う要約筆記者の位置づけを理解。
○「二つの思想」と「5つの到達目標」に集約。
○要約筆記の専門性の解明。
○難聴者運動の限界とその理由。
○要約筆記事業における難聴者協会の役割を提起。
○要約筆記の技術の客観的な評価方法の開発。

この事業を通じて、日本の難聴者運動のレベルは高くなった。


ラビット 記

人工内耳装用者の歯科受診

2010年10月07日 18時23分48秒 | 日記(つぶやき)
歯の治療で何度も昼休みに歯科医院に行っている。

待合室にいる時には助手の女性が顔を出して呼んでくれる。
「保険証お持ちですか」と指で四角を描きながら聞かれた。
あそうか、今日は今月最初の診察だった。
「夕方、持ってきます。」

人工内耳と補聴器は付けたまま診察台に座るとかがみこんでくる医師はマスクをしている。
目をつぶっているが、
「はい、噛んで下さい。」
「はい、開けて下さい。」
は分かるのでそのとおりに出来る。
ドリルの歯を削ったり、空気ポンプの音も聞こえる。

助手が「はい、本日はこれで終わりです。お疲れ様です。」
と言うので診療が終わったことが分かる。
医師の「終わりです。」は聞いた事がない。別のことを言っているのかもしれない。

今日は抜歯した。歯茎に麻酔を注射されたが何も言われずいきなりだ。
何もいわなかった事が分かる。
清算の時に痛み止めをもらったが「痛み止めは2錠です」と言う。
「1回1錠ですか」と聞く。
「1錠です。」と人差し指1本立てて言う。

食後か聞こうと思ったら、袋に「痛い時」とある。
痛い。

午前中前歯がない状態で「歩き方が颯爽としているね」と女子職員に言ったらあとでメモを持ってきて「かっこう」って何ですかと聞かれた。発音ができていなかったのだ。


ラビット 記