難聴者の生活

難聴者の日々の生活から、人工内耳など難聴者のコミュニケーション、聴覚障害者の制度改革について語る。

人工内耳をしている人のための音楽会

2010年10月14日 08時50分15秒 | 生活
人工内耳をしている人のための音楽会が続けられてい
る。

音楽そのものの提供と人工内耳を装用することのフォローも含めた取り組みになっていることに着目したい。
つまり、聞く人の姿勢、演奏する側の姿勢、会場の雰囲気、その他が一体になって、音楽を「聴く」環境が作られる。


ラビット 記
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届けたいきみの耳に音楽を!
聴覚のバリアフリーを目指して!音のプチプレゼント!
「人工内耳を装用している方がより一層音楽を楽しむにはどのようにしたら良いだろう?」
そんな思いからこの研究は始まりました。
2001年から開始したこの研究は「人工内耳装用者の為の音楽感受向上法の研究」と題して、2005年度と2007年度に「私学学術研究振興資金助成対象研究」、2009年には「第9回日本音楽療法学会学術大会」において口演発表にも採択されました。
今回の演奏会は、これまでの研究結果を基に普段あまり聴けない音楽を用意しました。
多くの方々に楽しんで頂けるプログラムになっています。
みなさん是非お出かけください。
http://www.cochlear.com/files/assets/KyotoMusic20101106.pdf

洗足学園音楽大学音楽感受研究室コンサートシリーズ
主催:洗足学園音楽大学音楽感受研究室 
共催:株式会社日本コクレア
後援:特定非営利活動法人人工聴覚情報学会、第26回国民文化祭京都府実行委員会
http://kokubunsai-kyoto2011.jp/sanka/emaki/kyotoshinai/kyotoshi/post_291.html

日時:2010年11月6日(土) 時間は下記参照
場所:京都市右京ふれあい文化会館
JR京都駅から在来線で10分のJR花園駅。
料金:第1部 11:00~12:00 ・・0歳から小学2年生以下対象:入場無料
第2部 13:45~15:30(途中休憩あり)・・一般:1000円
(中学3年生以下:500円)
※お申し込み締切:10月29日(金)18:00
(但し、先着順のため定員になり次第締切ります。)

※受付票は9月上旬頃から発送の予定です。

※開場は第1部・第2部とも、上記開演の30分前となります。

~お車でお越しの方へ~
※駐車場(有料)は、数に限りがありますので出来るだけ電車・バスをご利用ください。
〈お申し込み方法〉
下記の必要事項を明記し音楽感受研究室へFAX又はメールでお申し込みください。
メールの場合は件名に「11月6日音楽会申し込み」と記してください。
(締切10/29)
★必要事項
①ご来場者全員のお名前及び年齢
(人工内耳装用の有無も記入してください。)
②ご住所(複数人でご来場の場合は代表者のみ、受付確認用)
③ファックス番号又はメールアドレス(代表者のみ)
④ご参加希望の公演を記入してください。
(第1部のみ、第2部のみ、第1部・第2部とも)

★お問い合わせ及びお申し込み先
ファックス 044-856-2796
メール onkan@senzoku.ac.jp
※ファックスでのお申込みは下記のお申し込み用紙をご利用ください。

★洗足学園音楽大学音楽感受研究室
〒213-8580 神奈川県川崎市高津区久本2-3-1、6号館3階6308室

聴覚障害者の視覚能力が高い理由 よく考えたい。

2010年10月14日 00時26分21秒 | 人工内耳
聴覚が失われて他の感覚器官が代替え機能を発揮するということは分からないでもない。視覚だけでなく、触覚が鋭くなったり実感はある。

2年前の国際難聴者会議の報告では、視覚が失われて、舌で視覚機能が第換えされるということだった。舌で、図形が認識出来る様子が紹介されていた。

人工内耳の早期適応にこの研究が利用されるのはどういうことか、よく考えたい。


ラビット 記
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聴覚障害者の視覚能力が高い理由
ナショナルジオグラフィック 公式日本語サイト 10月
12日(火)18時14分配信

聴力のないネコの脳では、視覚機能が聴覚野に移動することがわかった(図参照)。  (ラビット注)非表示
(Image courtesy Amee J. McMillan)

 聴覚障害者の視覚が優れているのは、本来聴覚をつかさどる脳細胞が視覚に割り当てられるためである可能性のあることが、ネコを使った最新の研究でわかった。

「脳は非常に効率的な器官で、広大な聴覚野とその情報処理能力を無駄にするようなことはしない」と、研究を率いたカナダにあるウェスタンオンタリオ大学の ステファン・ロンバー氏は話す。聴覚野とは、脳のなかで聴覚をつかさどる部分を指す。「そのため、他の感覚機能がそこに“移り住む”ことは十分あり得る」。
(中略)
 この研究の掲載誌にコメントを寄稿したバヴェリア氏も同意する。「聴覚障害者の聴覚野が子供のころにどう機能するかを理解することは、人工内耳による治療の成功率を最大化するために不可欠だ」。

この研究は、「Nature Neuroscience」誌2010年10月11日号に掲載されている。
Ker Than for National Geographic News
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20101012-00000001-natiogeo-int