名古屋港に停泊していた両船は15日出港の時を迎え再び家内と出かけた。
出港時には、帆船の最高儀礼である「登檣礼」(とうしょうれい)があり、日本丸に乗船する
高専の学生と海王丸に乗る清水海技短大の学生の競演が見られる。
日本丸の出港は午前10時、海王丸は午前10時30分予定。
出港40分ほど前に現地到着したら船内での出港準備のやりとりのが聞こえてきた。
前回、両船の違いを述べたがもう一つの違いが分かった。
それは日本丸の船首像の女神は両手を合わせ祈る形。
海王丸は横笛を吹いている。
出港はほぼ定刻通り日本丸が先にタグボート二隻にひっぱら岸壁を離れる。
日本丸の撮影は反逆光になり撮影には不向きな条件。以下の写真は日本丸、海王丸ごちゃ混ぜ。
岸壁を少し離れたあたりから「登檣礼」(とうしょうれい)は指揮官の号令により始まる。
全員、配置についたところで船首にいるリーダーが「ご機嫌よ~う」と大声で叫ぶと続けてヤードに乗った
人たちが「ご機嫌よ~う」と返す。これを3回繰り返しお別れとなる。
「蛍の光」の音楽を後にして帆船は遠ざかる。
次回はいつ見られるか未定だが全ての帆を張った姿を一度はみたいものだ。