翌朝、昨日の雛は全部無事に親に付いていっただろうか等と思いながら食事をとる。
何気なく庭を眺めていると遠くの桜の木の方角から垣根の下の方に鳥がまっしぐらに飛んできて垣根に消えた。オヤッ?
その方角を注視していると何か下の方で動いている。
ひょっとしてまだ雛がいるのではないかと・・・静かに近づいてみると、いるいる。混み合った垣根の中に雛が一羽いるではないか。
撮影は無理なので部屋の中から観察することとした。
小一時間もした頃だろうか。二羽の親鳥が雛の近くで騒ぎ出す声に気がつき、もしや・・・?
と思い蛇捕獲道具を持って近寄ると、アチャ・・・ (>_<)
また蛇だ。すぐさま捕まえたがよく見ると前日の蛇より小さいがこれもアオダイショウ。
前日同様少し離れた山に放り投げた。
何処でどのようにかぎつけるのか知らないが野鳥にとって雛の時期は一番危険な時期だとつくづく思った。
ギボウシの陰に隠れる雛もいた。
昨日、まだもう2-3日後だろうと思っていたら突然巣立ちを始めていた。
やけに、庭でヤマガラが騒いでいるなと外に出てみると雛が3羽芝生の上にいた。
いつ巣箱から出始めたのだろう。
兎に角、急いで撮影開始。
見つけた3羽以外にもっと前に出た雛もいるかもしれない。
やはり巣立ちが早いためかまだしっかりと飛べず芝生に着地。
一番遅れて出てきた雛はサツキの上に着地。
13時頃から観察し始めた巣立ちも16時30分頃になり次第に静かになってきたとき突然親鳥が騒ぎ出した。
何事かと見ると蛇が雛に忍び寄っているではないか。
すわ一大事。家内と二人で大捕物、悪戦苦闘の末やっと蛇を捕まえた。
なんと、1mはゆうに超える大きなアオダイショウではないか。
手製の蛇捕獲用道具ではさみ、ブラブラぶら下げ100mほど離れた山の中に放り投げた。
これにて初日の観察終了。
晩酌を飲みながら野鳥の話に花が咲いた。
我が家の巣箱で一番古い巣箱でヤマガラが子育てをしている。
3月中旬から巣箱にベットの材料を運び始め4月7日頃に巣ごもりを始め24日頃に孵化した模様。
どれも日にちの確定が出来ないのはこの巣箱、簡単にはのぞき見ができない古いタイプ。(シーズンオフには改良の予定)
従って、あくまでも過去の経験と親鳥の行動などからの推測。
その推測からすると今日は孵化から約2週間。
親鳥の留守を狙い中を拝見。
雛は5羽いるようだがもっといるかも?
この雛の状態からすると今週末頃までには巣立つのではないかと思う。
しかし、大事な巣立ちに立ち会うことが出来るだろうか。フルートのレッスンもあるしゴルフもあるしその他も・・・???
今日はこの雛の撮影後、急いで名古屋までフルートのコンサートを聞きに行ってきた。