ヒロ爺のあれやこれや!

憩いと安らぎを・・・

ユニークな厄落とし

2008-01-24 22:15:16 | 日頃のできごと
今年、厄を迎えた方はいらっしゃいますか?

「厄年」は日本に古くから伝わる生活文化です。
本厄で、職場や知人にぜんざいを振舞ったのは、もう何年前のことだったでしょう。

     

厄年を信じる・信じないは別にして、身体の変調や職場・生活環境が大きく変わる節目の年代ではないでしょうか。

職場では中堅として責任感が増し、上司と部下の狭間で苦労する頃でしょう。
身体的な衰えを感じる頃でもあります。

自分自身のライフスタイルをチェックして、心身ともに健康であり続けてほしいと思います。

            


各地には、様々な厄落としや厄払いの風習があるようです。
ユニークなものが業界関係紙に載っていましたので、紹介します。

○お正月を二度迎える(秋田県)
 2月1日から立春ごろに、門松を立てたり雑煮を食べるなどの正月の祝いをする。
 これでもう一つ年を重ねて、厄が過ぎたことにする。

○厄男に水をかける(岩手県)
 2月11日は大原水かけ祭がある。
 裸で町を走り抜ける厄男たちに、町の人たちが水をかける。

○鯉にお酒を飲ませる(富山県)
 厄除け祈願を済ませた厄男・厄女が鯉の口にお神酒を注ぎ、その鯉を川に放流する。

○鬼面をつけて駆け回る(島根県)
 正月3日の「吉兆さん・番内さん」の行事で、露払いをした厄男が、鬼の面をつけて町中を駆け回る。
 家々の前を青竹で地面をたたいて、自分とその家の厄を落とす。

○年齢+1の硬貨を厄銭箱へ(三重県)
 3月午の日に厄除けの祈祷を受けた後、賽銭箱ならぬ厄銭箱に自分の年齢に1を加えた額の硬貨を入れる。

○石段に厄銭を置く(徳島県)
 四国霊場第23番札所「薬王寺」に男厄坂女厄坂という坂がある。
 厄年の男女は、この坂に硬貨(厄銭)を置いていく。

○瓢箪を神棚に(福岡県)
 大宰府天満宮で厄除け祈願を受け、お守り・お神酒・瓢箪をもらう。
 その瓢箪の中に願い事を書いた紙をいれ、神棚に奉る。