ホムンクルスが、四六時中、頭の中を占領してしまうような状態になってしまうのは、正常ではありません。動きがとれなくなります。
普通は、一日のうちに風呂に入っている時、あるいは就寝前の一時、あるいは日常のヒヤリハット体験をした時などに、
「あれ、自分は一体何をしたのか」
「今日、あの時、なぜあんなことを言ってしまったのか」
を内省、反省することになります。
ここですすめたいのは、ホムンクルス3割ルールです。
日常的に何か頭を使っている時にも、3割くらいはホムンクルスが活動できる余地を残しておくのです。
たとえば、注意の集中でも、すべての注意を注いで仕事をしてしまえば、ホムンクルスが働く余地がありません。結果としてひどい疲労状態になるまで仕事を続けてしまうことになります。
問題を解くような時でも、時折、それで良いのか、解に近づいているのかをホムンクルスにチェックさせる余地を残しておくのです。