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全5部 ヒューマンエラー自家製電子本、近日公開

2017-02-25 | ヒューマンエラー
全5部 ヒューマンエラー電子本、近日大公開


 目 次

第1部 心の管理不全と心理安全工学

第1 心の管理不全と心理安全工学 5
第2 視覚管理不全と心理安全工学 12
第3 記憶管理不全と心理安全工学 19
第4 思考管理不全と心理安全工学 29
第5 注意管理不全と心理安全工学 38 第6 感情管理不全と心理安全工学 46  第7 行為管理不全と心理安全工学 54

第2部 ヒヤリハットの心理学

第1 新しいシステムへの切り替え時には慎重に行動する 2
第2 スポーツとゲームでとっさの行為力を磨く 5
第3 確認したつもりは要注意 7
第4 2人の共同作業は声をかけあう 9
第5 安全具なしでの仕事は危険 13
第6 2人作業は意外に難しいことを知る 16
第7 高齢者は、出来そうなことと出来ないこととの間に齟齬があることを知る 19
第8 見えない危険に対処する 21
第9 安全に慣れると危険 23
第10 あわてない 25
第11 危険表示は見やすくわかりやすく 28
第12 即断即決したときは、多彩なチェックの網を用意しておく  30
第13 気持ちが高ぶっているときは、気持ちを鎮めてから仕事をする 32
第14 伝言ゲームにはしない 34
第15 平面でないときはそのことがわかる視覚的な手がかりを豊富に 37
第16 ヒヤリハット体験は共有する 39

第3部 集中力をコントロールしてミスを防ぐ

第1 集中力ってどんなもの?「3x2特性」 2
第2 思い込みエラーを防ぐーー選択・能動  4
第3 脇見ミスを防ぐーー選択・受動  6
第4 集中し過ぎによるミスを防ぐーー配分・能動  8
第5 多重課題ミスを防ぐーー配分・受動  10
第6 頑張りすぎミスを防ぐ―――持続・能動  12
第7 集中力の変動によるミスを防ぐーーー持続・受動  14
第8 高度集中力要求社会での仕事の仕方 16
第9 場の集中力を最適化する  18
第10 感情がくせもの  20 
第11 心のスキルを磨く  22
付録1 注意管理不全とヒューマンエラー  24
付録2 集中力、13の性質  29

第4部 もう一人の自分(メタ認知)のパワーをアップしてエラーを減らす
     (講演録)

はじめに 2
第1 目標の取り違いエラー 7
第2 思い込みエラー  12
第3 うっかりミス  18
第4 確認ミス  25
第5 ミスとの共存を  29


付録 ヒューマンエラー論考

付録1 都市交通の安全へのヒューマンエラーの観点からの提言 2
付録2 建築物におけるヒューマンエラーを防ぐ 10
付録3 ミスをしながら生き生き生きる 13
付録4 魔の一瞬 19
付録5 薬局における鑑査という業務におけるミス防止(対談) 21
付録6 医療現場のミス防止のための対話環境の改善 25
付録7 失敗に弱い人、強い人 27
付録8 海保のヒューマンエラー関連の著作 29




擬人的な説明はなぜ多用されるのか

2017-02-25 | 認知心理学
擬人的な説明はなぜ多用されるのか
 NHK月曜日夜8時からの「生き物地球紀行」は楽しみな番組の一つである。そのストリー展開を導くセリフは、ほとんどすべてが擬人的である。「雄は雌の気を引くために---」「気の毒なまでに空腹に耐えて---」「仲間からの孤立を恐れて----」と言ったセリフが続出する。したがって、全体はおよそ「科学的」とは言えないことになるのだが、視聴者からすれば、だからこそおもしろいし、楽しめる。なぜか。
 一つは、擬人化によって物語が作れるからである。「雄と雌が3mの距離に近づいた」「10時間食物取らず」「他の個体から離れたりくっついたり」といった事実の記述だけでは物語にならない。退屈するばかりである。擬人化するから、視聴者の物語理解が可能となり、さらには、動物の振舞いに共感できることになる。
 もう一つは、擬人化によって、誰もが納得できる「解釈」が自然に組み込まれているからである。動物の不思議な振舞いが紹介されたとき、それは一体なぜ、という疑問を解消するには、馴染みのある自分の(人の)気持ちを引き合いに出して解釈させてくれる解説は心地よい。





集中力の法則その6

2017-02-25 | 健康・スポーツ心理学

法則6
集中力は馴れによって節約できる
 われわれは、毎日の生活を快適に過ごすために、たくさんのことをしなければならない。
 歯を磨く、食事をする、服を着る、電車に乗るなど、これらのことすべてに、いちいち注意のエネルギーを集中していては身が持たない。
 ところが、生活習慣の違う外国にいって生活をしてみると、つまらないことに貴重な注意のエネルギーを使わざるをえない。例えば、電話ひとつにしても、どこにお金を入れるのか、「もしもし」の代わりになんと言えばよいのか見当がつかないので、一所懸命に頭を使うことになる。電話だけでなく、スーパーでの買い物にしても事は似たようなものである。だから馴れない外国での生活は気が疲れる。
 注意の集中は、ここ一番のがんばりがいるとき、慣れないことや大事なことをするときにだけ発揮し、どうでもいいところでは省エネを実行することが快適に生活し長生きするコツである。
 注意は心のエネルギーである。一度使ってしまえばなくなってしまい、補給するのに時間がかかる。だから大事に使いたいのである。また、使わなければ、どこかで、一度に集中的に吐き出すことも可能で、ためておけば、それだけたくさんの集中力が充電できる。
 幸いなことに、我々は日常生活のほとんどを無意識のうちにこなしている。歯を磨くのに注意のエネルギーを割く必要はない。箸を動かすのにいちいち注意を配分するのは、自分で始めて食事ができるようになる2歳頃の話である。
 何度も同じところに電話していれば番号を覚えてしまい、改めて調べる必要がなくなる。手紙も、一定の書き方を覚えてしまえばスラスラとかけてしまう。ワープロでも、指の動かし方に熟達してしまえばそれだけのものを考えるほうに集中できる。相当難しい仕事でも、慣れてくればどんどん無意識のうちに自動的にこなせるようになる。注意力を改めて注ぐこともない。
 慣れること、熟達することは、注意エネルギーを有効活用する鍵だが、実はこれが一番難しい。たしかに同じことを数多く繰り返せばよいのであるが、そのためには、最初の注意の全エネルギーを割かなければならないからである。
 見たり、覚えたり、学んだりする機能を鍛えるということは、こういうことなのである。つまり、最初は、10の努力が必要であったのが、次第に8になり、5になり、やがては2の努力で十分になる。そして、残った注意のエネルギーを、より大事なことに使えるようになってくれば人生が楽しくなり、人生の勝利者になれることもうけあいだ。


凄いなー

2017-02-25 | 心の体験的日記
近くの公民館で、ミニ文化祭。
見事な絵、写真、書道、生け花、工作品が陳列されている。
趣味だろうが、その域を超えている。

自分にもこんな趣味があったらなー
とつくづく思う。、
これからやっても無理と思ってしまう。