◆情報源記憶(source memory)
あることを思い出したときに、それをいつどこで入手したのかを思い出せることもある。これが情報源記憶である。
これには、さらに、いま思い出していることを、自分が頭の中で考えたことか、それとも現実に起こったことかの区別ができることも含む。この区別を特に、現実世界と思惟世界との峻別ということで、現実モニタリング(reality monitoring)という。
鍵を締めたつもり(省略エラー)、あるいは、自分で考えたつもりが人のアイディアだったなどは、現実モニタリングの混乱の例である。