●障害者教育(education of the handicaped)
障害者の教育に限らないが、一般に能力が劣った人々を教育する際に、3つの基本的な立場(モデル)がある。
一つは、特恵モデルである。優れているところを延ばすのである。絵画能力に秀でた知的障害者がいれば、絵画能力を伸ばすのである。
2つは、治療モデルである。劣った能力を少しでも改善するような方策を採ることになる。言語のような基本的な能力を付け時に採用される。多くは、その能力の下位能力から順に積み上げる訓練をする。
3つは、補償モデルである。他のうもれていた能力を使えるようにすることである。知的障害者に運動能力を付けるような例である。