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「時間管理」名言の心理学

2021-05-09 | 名言の心理学
「時間管理」

勉強する時間、ダラダラする時間を予約する
(中高生にビジネス手帳を「朝日新聞、2011年11月3日付」

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手帳を使った自己管理を生徒にさせたいとの思いから、中高生に手帳をもたせる動きを報じたニュースの中にあった。
思わず笑ってしまったのは、おわかりだと思うが、「ダラダラする時間を予約する(記帳する)」ところである。手帳は、これからの約束事やするべき計画を記入するのが普通、何もしない時間は、普通は、記帳しないからである。
しかし、確かに、このアイディア、いけるかもしれない。あえて、そうした時間を意識化させることで、やるべき計画が際立ち、だらだらする時間をめざしてがんばろうという気持ちになれるかも。(笑い)
ちなみに、手帳は、記憶心理学の中では、未来記憶(これからのことを覚えておく)の外的な支援用具として位置づけられている


思い込みエラーを防ぐ」10年前の今日の記事

2021-05-09 | 安全、安心、
状況の中にある顕著な手がかりだけに基づいて、その時その場で活性化している知識だけが使われてしまい、思い込みエラーを起こさせることがある。          
とりわけ、即応を要求されたり、状況の激変のために、何が何やらわけがわからなくなってしまうような事態では、その時その場で目立つ限定された手がかりだけに基づいて駆動された知識だけを使って状況の解釈モデル(メンタルモデル)を構築しがちである。それが状況とのかかわりにふさわしくないとき思いこみエラーとなる。

指針1「目標をわかりやすく先に書く」
 
指針2「妥当な状況認識を支援する書き方をする」
 例 こういう時は(what)、こういうことだから(why)、こうする(how) 



◆動機づけ(motivation)」心理学基本用語

2021-05-09 | 心理学辞典


◆動機づけ(motivation)
生体の欲求に訴えて、目的に向けて行動させることをいう。食物やお金など、その欲求満足の対象(誘因)を外部に設定するとき外発的動機づけ、知的好奇心などのように内部に求めるとき内発的動機づけと呼ぶ。外発的動機づけは、「アメとムチ(賞罰)」の心理学の中核をなす概念であるのに対して、内発的動機づけは、人間に固有の自発性を前提にした、人間観が背景にある。
なお、動機づけには、行動を始発させる、行動を目的に向けさせる、行動の方向の正誤を知らせる(強化)の三つの機能がある。