11月29日。金曜日。セローをハイエースにつんで伊豆にトランポ・ツーリングにでかけた。
東名から小田原厚木道路、箱根新道とつないで道の駅伊豆ゲートウェイ函南で前泊する。
夜は寄せ鍋で一杯である。2024シーズン32日目の車中泊。
11月30日。土曜日。道の駅伊豆ゲートウェイ函南の朝。昨夜はあまり冷え込まなかったので暖かくねむれた。道の駅からは富士山がみえている。
ここは人気の道の駅でかなりの車が車中泊をしていた。
となりはめんたいパークである。
カップめんの朝食をとって出発する。
走行時の車内の配置。毛布をたくさん積んできたがすべてかけなくても寒くはなかった。
西伊豆の戸田の御浜に車をとめる予定だった。無料の駐車場とトイレがあるためである。しかし御浜についてみると強烈な風がふいていて、リヤ・ゲートをあけると、強風にあおられてバック・ドアがこわれそうだ。波しぶきも飛んでいて車が潮をかぶってもいる。これではバイクをおろせないので、内陸に移動することにした。
道の駅くるら戸田にゆくと駐車場は空いている。道の駅に1日車をとめておくのははばかられるのだが、ロードバイクの人なども車をおいて出発していたので、ここにおかせてもらうことにした。
御浜の内湾から富士山をのぞむ。写真ではおだやかに見えるが外海側は強風が吹き荒れている。気温は低い。冬用のジャケットに薄いオーバーパンツをはき、スリー・シーズンのグローブをつけていた。
海岸線の県道17号線を南下してゆく。展望台があったのでとまると富士山がおおきくみえていた。
別の展望台で。海は大荒れである。海岸にちかづくと波しぶきがとんできてヘルメットのシールドがくもってしまう。長いことバイクにのっているがこんなことははじめてだ。スリー・シーズンのグローブでは手が冷たいので、ここで冬用にかえた。
伊豆ジオパークの看板にひかれて浮島海岸にたちよった。
浮島海岸は夏は海水浴場になるそうで、きもちのよい湾がひろがっていた。このレポートのトップの写真も浮島海岸のものである。燈明ヶ崎遊歩道の案内があり、堂ヶ島方向にあるいてみると、
これは、という風景がひろがっている。
予想もしていなかった奇岩が海の中にいくつもつきでていた。昔の人はこれを燈明とみたのか。
巨岩の林立する海は荒れ狂っていて、沸騰したように波立っている。伊豆のジオパークはダイナミックだ。荒波とあいまって度肝をぬかれてしまった。
浮島海岸の手前にはしおさいの湯があった。
営業時間は16時からとのことで、機会があれは利用してみたいとおもう。
西伊豆を南下してゆく。石部の棚田の看板を見て寄り道してみた。上の画像の中央右に棚田がみえる。
棚田をアップにしてみる。
セローならばせまい道も入ってゆけるので棚田にいってみた。
小さな棚田が幾枚もつらなっている。地元の方の営々としたいとなみがしのばれた。
さらに西伊豆を南下してゆく。2015年に利用した夕日ヶ丘キャンプ場を通過した。ここでキャンプをしたのはついこの間のようにかんじられるが、もう9年もたってしまっている。しかし今日は強風でキャンプはたいへんだろう。
波勝崎にゆきたいとおもっていたが、岬におりてゆこうとすると烈風がふいているのでやめることにした。海岸にいっても風にあおられて潮をかぶるだけだからだ。その強い風がぶつかってくるとハンドルをとられる。そんなときはアクセルをオフにして車体を安定させ、バランスをとりもどしてから速度をあげた。
それにしても西伊豆に食堂はない。
昼時になって食事をとりたいのだが、道の駅下加茂温泉湯の花にも食事処はなかった。おなじ半島でも千葉の房総半島には店はいくらでもある。しかし伊豆にはない。道路も房総は縦横無尽にはしっているが、伊豆は山がふかく、道もついていないのだ。これは首都圏の千葉と静岡のちがいだろうか。
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