放浪のページ別冊ブログ

キャンプ・ツーリングに林道ツーリング。スキーや食べ歩きも。ホームページや巡礼と芸術の別ブログもあります。左下のリンクで。

2017北海道トランポ林道ツーリング5

2017年10月14日 14時32分06秒 | 2017北海道ツーリング


大雪高原山荘を出発する。



日本秘湯を守る会の提灯の後ろにはこんな貼り紙があった。



10キロのダートをもどってゆく。山荘から2キロは急坂の深ジャリなので、ギヤをローに入れてエンジン・ブレーキをかけ、ゆっくりと下っていった。そんなところは写真をとれないから、残っているのは走りやすそうな路面の写真だ。



国道の入口にもどってきた。



石北峠をこえて置戸湖にゆく林道をさがす。



TMに52号林道の看板が目印とあり、首尾よくみつけることができた。ここが置戸湖の周辺にある林道群の入口だ。



国道から農地の中をゆく。



1キロほどでY字路があり、轍のしっかりしている左にすすむと林道は林に入って山にむかう。



また1キロほどすすむと三股にでて、工事車両が3台とまっていた。



右の林道にとめてあるハイエースに人がいた。その方と話をしたが、ここに入ったばかりだから道に詳しくない、ハイエースが向いている右の方向に置戸湖と表示があるが、通行止めだと聞いている、真っ直ぐの道は草を刈ってあるからどこかにでるのではないか、とのことだ。三方向の道を見てみると左右は心もとない。直進が工事の人の言うとおり草刈りをしていて整備の跡があるから、ここをいってみることにした。



路面に草が生えているが道路脇の草を刈ってある。



草は生えているが路面は安定していた。



しかし2キロすすむと草は刈られていなくなった。走りやすい林道だが、草が生い茂っている道をすすむのは不気味で嫌だ。ヒグマの気配はないが草の中をゆくのは怖い。



ここでUターンをすることにした。この林道は道道88号線に接続する道だろうか。



工事の人がいる三股をすぎて、最初のY字を轍のはっきりしていない方にすすんでみた。放棄された農地のようなひらけた土地をゆく。



やがて林に入ると道は大きくターンしてゆく。



鹿追林道と看板があるが、TMにこの道はない。



路面に土や石が入れられている林道だ。整備はされているが草は刈られていない。



すすんでゆくと石がごろごろしてきて路面も荒れてきたので引き返すことにした。Y字から3キロほどだった。

国道39号線にもどり、道道88号線で置戸湖にむかおうとすると、ここも通行止めだ。道路陥没のためとある。道道や国道の復旧が完全でないから、林道が整備されないのは仕方のないことだろう。



道道88号線の東にある道道247号線で置戸湖にゆくことにすると、道の駅おんねゆ温泉があった。隣りにホクレンがあったので給油してブルー・フラッグを手に入れた。この年ゲットできた旗はこの1本だけだった。



売店があるので何かたべようかと思ったが、高いのでやめておく。山の水族館もありイトウがいるようだが、680円の入場料がかかるのでここも入らなかった。



道道247号線から道道211号線、道道1050号線とつないで置戸湖についた。



ダム湖には誰もいない。



置戸湖の南には林道がはしっている。



しかし林道損壊により通行不能の案内がでていた。今日は何度通行止めの案内を見ただろうか。

最後に芽登糠南林道にゆくことにする。芽登温泉が目印だ。



道道88号線を南下し芽登温泉の入口についた。時刻は16時半だ。遅くなってきたので急いで林道を通過しなければならない。日暮れは18時10分くらいだ。



林道の入り口には旭丘喜登牛線と看板がある。



また糠南林道ともでていた。町と林野庁で林道の呼び名が異なるのだろうか。



芽登温泉までは幅広の走りやすいダートだ。



3、5キロを一気に走って芽登温泉についた。この温泉に入りたかったがもう時間はない。写真をとって先にすすむ。



芽登温泉の先は道は狭くなるが走りやすい路面だ。ここは林道ツーリングガイドブックに紹介されていてはじめて来た。林道は分岐を見ればどちらが本線かわかるから、ガイドを詳しく見ずに先にすすんだ。



分岐がふたつあったが直進が正しいルートだろうと判断してすすむ。途中に巨岩の滝があると案内があるが、林の中を歩くには嫌だし、時間もないから立ち寄らない。やがて路面には草が生えだした。



林道は12、5キロなので12、3キロ走行したところでそろそろ出口だと思っていると行き止まりにでた。道は丁字になっているがいずれもテープで閉鎖されている。上の画像の手前からやってきた。直進方向と右折方向が通行止めだ。



直進方向は南クマネシリ岳登山口とある。



南クマネシリ岳方向には糠南支線林道の看板もたっていた。



右の道には何の表示もない。分岐を曲るのを直進してしまったのだ。



南クマネシリ岳登山口方向。深い山の中にひとりきりだ。心細くなる。すぐに戻りたい気持ちをおさえてガイドブックをひらいた。どうやらひとつ目の分岐を曲るようだ。10キロもミス・コースをしてしまった。



雌雄の鹿とキツネ2匹に会ってひとつ目の分岐にもどってきた。



巨岩の滝の案内がたっている。



このルートが正しいようだが時刻は17時半だ。日暮れまでには林道をぬけられるだろうが、またミスをするかもしれない。山の中で日が暮れるのはさけなければならないし、大雪高原のヒグマ情報センターで、早朝、夕刻、濃霧はクマの時間と見てきたばかりなのだ。ゆくのはやめておいた。



道道88号線にもどり上士幌を経由してヌプカにもどってゆく。士幌で給油をして夕食を買った。サーモンの刺身に鳥肉と鳥もつの串、それにポテサラだ。

19時過ぎに士幌高原ヌプカの里のついた。キャンプ場には車が1台きていてテントがひとつたっている。男性ふたりがキャンプをしていた。テーブルをだしてローチェアにすわりビールを飲みだす。飲んでいると、ドーン、という花火のような音がする。何かと思ったら自衛隊の夜間演習だ。夜の訓練も必要だよね。シュバァ!、という発射音と、ズズーン、という着弾音と地響きをしばし聞いていた。

                                           バイクの走行距離 373、2キロ ダート 59キロ
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2017北海道トランポ林道ツーリング4

2017年10月09日 20時36分55秒 | 2017北海道ツーリング


4日目。

3時にトイレにおきると星がすごかった。おびただしい数の星くずが夜空にちらばり天の川もみえる。こんな星空を目にしたのはひさしぶりだった。



5時に目がさめたが寒くておきたくない。二度寝して6時に起床した。ラジオでは帯広の最低気温は10、7℃。陸別は2、7℃と言っているから、高原のヌプカは10℃以下なのは確実だ。若者たちはまだ寝ている。テントでこの冷え込みは厳しいが、地元の人たちだから装備はしっかりしているのだろう。



最高気温は24℃の予想なので冬用のジャケットではなく春秋用にした。ただ上下にヒートテックを着込み、セーターも着て8時前に出発した。



上士幌のナイタイ高原にむかう。道道337号線は一直線だ。



豊岡見晴し台 駐車公園の角をまがってもまた直線だ。この公園には上士幌の案内板があり、幌加温泉が無料とある。さがしてみようと書いてあるので、ついでに寄っていこうと思った。



8時すぎにナイタイ高原についた。ゲート・オープンは7時だがまだ誰もいない。



ヌプカに泊まっているからナイタイ高原に来る必要はないのだが、林道走行のついでに寄ったのである。



目的地はナイタイ高原のゲートの奥にある不二川迂回林道である。ツーリングマップル(TM)には深ジャリダート、14キロとある。個人の方の走行記録などを調べると熊の糞がたくさんある林道とのこと。しかし入口には工事のため通行止めとある。看板にはどこのだれが表示したのか書いていない。ただご協力くださいとあり、バイクが走行するのは問題なさそうだが、万一もめたりするのは嫌なので、次の林道にむかうことにした。これがこの日の通行止めのはじまりだったのだ。



糠平湖をこえて幌加温泉にやってきた。無料の温泉があるとのことだが鹿の湯という古びた宿しかない。ここで立ち寄り湯ができるようだが有料だ。周辺をさがしてみるが無料の湯はありそうもないので先にすすむことにした。後で調べてみると廃業した宿の湯船があったそうだが今はなくなっているようだ。



幌加温泉の北にある音更川本流林道にゆく。しかしここもゲートが閉まっている。



林道決壊のためとある。この林道の奥にある岩間温泉につかりたいと思っていたので落胆した。車は登山者のもののようだ。ここでTMをひらいて進路の検討をした。すぐ北に三俣・置戸林道があり、三国峠と石北峠をパスして置戸湖方向にのびている。この周辺には林道がたくさんあるのでこのルートをゆくことにした。



朽ちかけた木の看板のある林道入口についた。置戸40キロ、北見65キロと表示されている。



林道名は置戸越林道となっている。



しかしここも林道決壊のため通行止めだった。ここでまた予定を考えた。目的地は置戸湖周辺の林道と南の芽登林道である。そろそろ昼時となるが芽登には食堂はありそうにない。そこで三国峠、石北峠をこえて北から置戸湖にアクセルし、どこかで昼食をとることにした



三国峠の大森林地帯をぬけてゆく。ここを通ると必ず写真をとる高架橋を見下ろすポイントでバイクをとめた。



写真をとっていたらETCアンテナにカミキリ虫がきていた。



三国峠をこえて大雪湖にいたると林道があった。入口には大雪高原の案内があり露天風呂があるようだ。TMによると走りやすいダート10キロとある。



たしかに幅広の走りやすそうな道だ。林道は通行止めばかりなのでここを走ってゆくことにした。



出だしはとても走りやすいダートだった。ダンプが出入りしているが道幅がひろいのですれ違いも楽である。



これは楽勝だなと考えていると残り6、4キロでふつうの林道になった。車1台分の幅の道となるが走りやすい。しかし残り2キロになると深ジャリと急坂がありかなり手こずった。



こんな山奥に温泉宿があるのかと思うほど山は深い。簡単につくと思っていた大雪山荘に深ジャリと急坂になやまされて到着した。



山荘の手前にはヒグマ情報センターがある。バイクの右の建物がそれだ。



まずここを見学することにした。



大雪高原にはハイキング・コースがあるがヒグマ情報センターの中を通ってゆくようになっている。早朝、夕方、濃霧はヒグマの時間とあり、肝に銘じておいた。



大雪高原山荘の入浴料は700円と高い。



どうしようかと思ったが、食堂があるので食事とのセット券があるのではないかと考えたらあった。これにすることにした。



風呂にゆくと誰もいない。ここも私の貸し切りだ。



露天風呂もある。これで700円なら高くないと思う。前言訂正だ。ものすごくよいところじゃないか。



貸し切りの露天風呂でリラックスし、今日は通行止めばかりだが、この風呂だけで満足な1日になったと思う。



食堂には予約席が用意されていた。



ヤマメの塩焼きと煮物にサラダだ。



キノコと野菜の鍋。素朴な料理だが鍋はよい出汁がでていた。風呂とこの料理で1600円はお値打ちだ。
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2017北海道トランポ林道ツーリング3

2017年10月02日 18時14分25秒 | 2017北海道ツーリング


昼をすぎたので曙橋の奥にある国民宿舎の東大雪荘に食事をとりにゆくことにする。この付近で食堂があるのはそこだけなのだ。東大雪荘につづく道は、以前は10キロ以上のダートがあったが今は6キロに減っていた。未舗装といっても舗装道路のように走りやすい林道だ。



曙橋から12キロほどで東大雪荘に到着した。



バイクをとめると足下にカミキリ虫がいた。高原性の花カミキリ虫だろうか。彼は足をいためていたのでそっとしておいた。



東大雪荘のレストランにはいつも鹿料理がある。それをたべるつもりでいたが、鹿唐揚丼950円があったのでこれをオーダーした(後で確認してみると2012年も同じメニューを選んでいるが、当時は900円だった)。



やわらかくて甘い味つけの唐揚だった。たべた感じは豚肉のようで、鹿肉と知らなければ豚だとおもっただろう。美味しかったが量が物足りなかった。



東大雪荘を出発する。曙橋をすぎてトムラウシの集落まで下ると、前にオフロード・バイクが2台走っているのが見えた。彼らは私がゆこうとしていたオソウシ当別林道の入口でとまったので、私もバイクを停止させた。つい先ほどもここでとまっていたふたりで、手をあげあった人たちだ。ヤマハWR250とホンダXR250の30代のコンビで地元の方たちだった。彼らも決壊していたシートカチ林道を走ってきたそうだ。これからオソウシ当別林道からオソウシサラウンナイ林道とつないで道道1088号線にぬけると言う。私もそちらにゆくつもりだ。ここで彼らと林道の情報交換をする。ふたりは私のバイクのナンバーを見て、そんなに遠くから、と言っていた。



彼らのバイクは2台ともモトクロス・タイヤが装着されていた。車体も軽そうなので私のDRが重たげに見える。彼らは先に出発した。



オソウシ当別林道は走りやすいダートだ。林道ツーリングガイドブックによると距離は3、3キロとなっているが、5キロほどでオソウシサラウンナイ林道との分岐にでた。ここまでは走ったことがあるが、オソウシ温泉から南のオソウシ林道は走行したことがなかったのでいってみることにした。



オソウシ温泉をすぎると道が広くなった。温泉につづく道だからよく整備されているのだろう。



林道ツーリングガイドブックでは5、8キロ、実走行では7キロで道道718号線との分岐にでた。左奥にすすめば曙橋、東大雪荘である。



ここからUターンしてまたオソウシ林道をもどっていった。



幅広ダートでキツネ一匹に会い、オソウシ温泉の見える場所にもどってきた。



温泉の前には7・8台の車がとまっていて犬が吠えている。犬は秋田犬で、私が2012年に敷地にはいったときに弾丸のように飛び出してきて、歯をむきだしにして追いかけてきた犬だ。今は車からおりた客を吠えている。年をとったようで、吠えているだけで追いかけていなかった。いずれにしても客商売で大型犬の放し飼いはよくない。



オソウシサラウンナイ林道との分岐にもどってきた。左がオソウシ当別林道で右がオソウシサラウンナイ林道だ。後方がオソウシ温泉である。



オソウシサラウンナイ林道に入ると道は狭くなった。まず沢にそって山にのぼってゆく。



はじめはおだやかなダートだが深ジャリや急坂もあった。



路面のきびしいところで写真をとりたいが、そういうところは運転に余裕がないからバイクをとめられない。



したがって残っている画像はおだやかな道ばかりになるのだ。



分岐の多い12キロのダートを走破し、鹿追自然ランドの入口にでた。左が林道で右に行くと鹿追自然ランドである。後方に道道1088号線がある。



ここから道道1088号線を北上して国設然別峡野営場にむかう。そこに無料の露天風呂、鹿の湯があるからである。



以前は未舗装だった道道1088号線をすすんで菅野温泉についた。山奥だが意外なほど人がきていた。



菅野温泉からダートの道を500メートルほど下り国設然別峡野営場に到着した。



キャンプ場の入口には露天風呂を利用する人はお気持ちを箱に入れてほしいとある。志は風呂に入ってからしめすことにしてキャンプ場をあるいてゆく。



野営場は空いていてテントは3張くらいだった。キャンパーはいなかった。



炊事塔。



キャンプ場のはずれに沢がながれていて、そこに鹿の湯がある。露天風呂には以前はなかった脱衣所がつくられていた。近づくと初老の男性がひとり入浴していた。



男性に声をかけて私も入れさせてもらう。温泉はぬるい。これならいくらでも入っていられそうだ。男性は先にあがったので写真をとった。



湯船から沢をながめる。



調子にのってセルフフタイマーで写真をとったりした。空をながめると心がかるくなる。旅にでてよかった。



キャンプ場の入口にもどってゆく。



野営場の利用料は250円なので100円の気持ちをしめしておいた。



士幌高原ヌプカの里にもどってゆく。屈足から瓜幕までは広大な農地や牧草地がひろがり、背景に山がひかえている。この耕作地や放牧地がヌプカから見下ろせるわけである。



士幌の町で給油をして夕食をかった。ビールと士幌牛のカルビである。



こちらは明日の朝食用に仕入れた格安品。



ヌプカにもどると3台の車がきていた。男ばかりの若者たちがキャンプに来ていて宴会をしている。私は車に入ってテーブルをだし、ローチェアにすわってサッポロクラシックを飲みだす。寒いのでビールは350mlにしようと思っていたのだが、習慣でロング缶にしてしまった。冷えたビールは美味いとは言えない気温である。



牛肉は肉厚でかたかった。アゴが疲れるほどだ。車内で焼肉をしたので煙が充満し、臭いがしみついてしまった。それは翌日でも消えなかった。昼の鹿唐揚丼が物足りなかったので、明日の朝食用にかった稲荷寿司とおにぎりもたべてしまう。ビールのあとは焼酎のお湯割にした。

若者たちは男同士で楽しそうに飲んでいる。ラジオをつけると北朝鮮が核実験をしたと報じていた。

冷えているのでスリー・シーズンと夏用のシュラフを二重にしてその上に毛布をかけて眠った。

                         車の走行距離 234、8キロ  バイクの走行距離 249キロ ダート 52キロ






















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2017北海道トランポ林道ツーリング2

2017年09月25日 18時06分23秒 | 2017北海道ツーリング


3日目。

3時半に船内放送が入った。フェリーは定刻の4時半に小樽港につく予定で、小樽の天候は晴れ、気温は15℃とのこと。昨年は18℃で北海道らしいと思ったが今年はさらに低い温度だった。



4時20分に車両甲板が開放された。下船までの間に自衛隊の車両などを見てあるく。



バイクも見にいった。



今年は目的地をふたつの地域に絞っていた。昨年は三つにしたが、それでは移動が多くなって旅が深まらないと感じたので。今年の宿泊地は士幌高原ヌプカの里と屈斜路湖付近と決めていて、ふたつの地域の林道を走るつもりだ。まず向かうのは士幌高原ヌプカの里である。



夕張ICまで一般道でゆくつもりでいた。スマホ・ナビでコースを検索すると、780円で一部高速道路を利用するおすすめルートを提示してきたので、これに乗ることにした。

4時55分に船からおりた。すぐに札樽道にのり札幌を通過してゆく。大谷地ICで高速をおりると料金はナビの案内とはちがって860円と表示された。



国道274号線をすすんでゆくが、そろそろ朝食をとりたい。セイコマに入りたいが6時前に店をあけている店舗はなかったのでローソンを利用した。朝飯はカップヌードルのカレーである。

国道をすすみ夕張から道東道にはいって占冠でおりる。日勝峠は昨年の台風の影響でまだ通行止めとなっており、道東道が無料の代替道路となっている。しかし無料になるのは占冠と十勝清水で乗り降りしたときだけなので、一度高速をでたのだ。再び占冠から道東道にのって十勝清水でおりた。ここからヌプカまで50キロである。



9時20分にヌプカに到着した。さっそく宿泊の手続きをしようとするが、受付は10時からなので、先にバイクを車からおろしてツーリングの準備をすることにする。バイクはスクリーンとバックミラーをはずして車に積載しているので、それを取り付ける。パンク修理の道具や予備パーツの入っているテールボックスもセットし、一年振りにロングブーツをはいた。



ヌプカは風景のよいところだ。牧場や大農場、境界林などが見える。



ロッヂでキャンプ泊の手続きをするが、料金は300円から500円に値上がりしていた。連泊するつもりだが、去年の別海ふれあいキャンプ場のようなとんでもない管理人がいると嫌なので、ようすを見るために1泊だけにしておいた。しかしここはうるさいことは言わないし、対応もとてもフレンドリーだった。

走りだすと寒い。Gパンをはいている足がスースーするが次第に慣れた。道道で屈足にむかう。屈足にはペンケニコロベツ林道とパンケニコロベツ林道というともに30キロをこえるロング・ダートがあるのだが、残念ながら通行止めだ。今日は道道718号線を北上して、ふたつのロング・ダートの北にあるシートカチ林道とレイサクベツ林道にゆくことにしていた。

すすむとオソウシ温泉への分岐があり、ここも今日の目的地だが、まず北の林道にむかう。東大雪湖につくと林道の入口で休んでいるオフロードのライダーがふたりいたので手を上げあった。



林道への分岐点である曙橋に到着した。橋の手前がヌプントムラウシ温泉にいたるヌプントムラウシ林道の入口だが、通行止めになっている。



復旧時期は未定とあるが、ここは廃道になることが決まったと聞いている。



曙橋をわたったところに今日の目的地、シートカチ林道の入口があるが、ここも通行不能とある。秘奥の滝までゆけませんと。秘奥の滝はシートカチ林道からレイサクベツ林道をつないだ先にあるから、シートカチ林道は通行できるのだろうと考えて林道にはいった。秘奥の滝にゆけないのは残念だが、18キロ先の奥十勝峠まではゆけるだろうと思っていた。



シートカチ林道は走りやすいダートだ。川に沿っているので釣り人が4人いた。エサ釣りふたりにフライ・フィッシングが二人だ。



快調にすすんでいったが6キロ地点で林道は決壊していた。道は川に削りとられてしまっている。



崖崩れで林道が埋まってしまった現場は何度も見ているが、川が地形を変えてしまったのははじめて見た。これでは道を右の森の中につけなおすしかないのではなかろうか。



どうしようもないのでここで引き返すことにした。



シートカチ林道は12キロのピストン走行となった。









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2017北海道トランポ林道ツーリング1

2017年09月20日 18時48分51秒 | 2017北海道ツーリング


金曜日の夜。仕事から帰ってきてハイエースにバイクと荷物を積み込み、北海道ツーリングに出発した。フェリーは今年も新潟・小樽便をえらんだ。大洗・苫小牧便よりも往復で13300円も安いので。(詳しくは『北海道行きフェリーの運賃比較』をどうぞ。)フェリー代で得をしても、高速代を余計に払ったら新潟便にした意味がないから、国道17号線を新潟にむけて北上する。フェリーは明日の午前11時45分発なので時間はあるのだ。関越道はなるべく使わず、上越トンネルの区間だけを利用することにしていた。

今年も台風がやってきていた。動きのおそい台風は小笠原に停滞していて、これから北上する予報だが、コースによっては道東に影響がでそうな状況だ。その余波で埼玉県の上尾をすぎると雨がふりだして、すすむとはげしくなる。トランポ・ツーリングにしてよかったと実感する瞬間だった。



群馬県に入ると雨脚は弱くなった。伊香保、沼田と北上してゆく。ビールと夕食のサンドイッチをコンビニで手に入れて、月夜野ICから関越道にはいった。三国峠をこえる山道は国道よりも関越道を通るほうがはるかに速いから、この区間は有料道路を利用する価値がある。気温は18℃と表示されていた。

23時をすぎた。トンネルをぬけた土樽PAで車中泊をすることにする。ここは新潟県だ。運転席から荷台にうつって横になり、ビールをあけた。



ビールを飲み干して焼酎の水割りに切り替えるが、隣りにはバイクがいるから、相棒のエンジンをなでてみる。ジャケットは2着用意した。春秋用と冷え込んだ場合に備えての冬用である。北海道は夏でも油断できない。最近は暑い夏もあるが、セーターやヒートテックは必需品で、それでも寒いこともあるからだ。



エア・マットの上で仰向けになるとこんな風景がみえた。車の走行距離167キロ。



翌日は6時半に起床した。



天候はくもり。昨夜は寒くて毛布をかぶって寝たが、車の外にでると外気は冷え込んでいた。



カレーメシの朝食をとる。はじめて食べたがぴんとこない。ふつうのカップめんのほうがよいようだ。



7時に出発する。次の湯沢ICで関越をおりてまた国道17号線を北上する。車の流れは60キロだがやがて速くなり、80キロ、90キロと北海道なみになった。



このまま国道をすすむと10時25分にフェリー・ターミナルにつくとナビは言う。フェリーの集合時間は出港の1時間前の10時45分である。新潟市街では渋滞があるかもしれないし、給油や食料の買出しもするので、念のため中之島見付ICから黒埼PAまで北陸道を利用した。PAのETC出口をでると新潟バイパスが走っていて高速道のようだ。一気に新潟市内に入った。



ガスを入れて食料を買い、10時15分にフェリー・ターミナルに到着した。ターミナルは賑わっている。



自衛隊の車両がたくさんいて、自動車、バイクも多い。



とくにバイクは近年でいちばん多かった。



車とバイクは満席。キャンセル待ちの状況だった。晴れて日差しが強くなり暑くなってきた。



客室はいちばん安いツーリストCだ。



上下二段ベットだが、少数だけある一段だけのスペースを予約していた。



安いから仕方がないが、狭くて隣りとの距離もちかい。隣りはライダーだが風呂にでもいったのか不在で、若い人なのかなと考えた。



フェリーの出港を見届ける。



昼食はカップめんなど。フェリーは新造船で給湯室はなくなり、後部デッキに給湯機が設置されていた。



ビンゴ大会がおこなわれている時間は空いているだろうと思って入浴する。新造船は露天風呂がついていて、海をながめながら湯につかった。



船上コンサートは去年と同じエスペランサ。横浜、川崎で活動するベテラン実力バンドだ。彼らの歌とギターをたのしんだ。



船上コンサートの後でもう一度露天風呂につかり、18時13分の入日を見にゆく。



今年は天候にめぐまれてよい夕日に出会えた。



沈みゆく空をながめる。



太陽が沈むとたくさんいた人たちは船室に帰ってしまった。



このタイミングでサッポロクラシックを買ってきた。



太陽がしずんだ後の空もよいのだ。



空と海をながめながらのビール・タイム。



紅がダークにそまってゆく。



空に変化がなくなるまでデッキにいた。

船室にもどると隣りのライダーがベットに腰掛けて縫い物をしている。若い人かと思ったら同年くらいの男性だ。しかもつくろっているのはブリーフである。白い使い込んだブリーフ。こんな出会いもないだろう。ちょっと会話はできない。ブリーフ・ライダーに会釈して寝台にはいり、カーテンを引いて焼酎の水割りをのむ。ブリーフ・ライダーはしばらく手作業をつづけている気配だった。

車の走行距離 151、6キロ。


















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2017年北海道トランポ林道ツーリングより帰宅

2017年09月11日 20時29分51秒 | 2017北海道ツーリング


2017年の北海道ツーリングから無事に帰宅した。今年もトランポでのツーリングである。士幌高原ヌプカの里に3日間、弟子屈に3日滞在して周辺の林道を探訪した。



2017年の北海道は昨年の大雨の影響がのこり、通行止めの林道が多かった。日勝峠がまだ不通など、国道や主要道の復旧が優先されているようだ。



天候にはめぐまれて雨天は1日だけだった。



そして今年もヒグマには会わなかった。糞を2回見ただけである。

これから記録の整理をしてブログをアップし、来年になったらHPの詳細レポートを公開してゆく予定だ。



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