新横浜のイベントにでかけた。
昼食は崎陽軒のシュウマイ弁当にする。
横浜はこれでしょ。
イベントの後で久しぶりなので横浜駅にでて周辺を歩いてみた。
人のながれにのって東口にでてみると、ビルやデパートが林立している。
何年か前にきているけど、こんなだったかな。
崎陽軒のビルを見下ろしながら、高層ビルで会食したことしかおぼえていない。
みなとみらいにつづく東口はあまりにもクリーンなので、西口にまわってみた。
30年ほど前、西口の駅前にシマダというサイクルショップがあり、その店主がヨーロッパで買い付けてきたデッドストックのパーツを売りにだしたことがあって、買いに来たことがある。
その店をさがしてみるが、駅前はビルばかりになってしまって当時の面影はない。
30年もたてばどこでもそうだよね。
しかもここは横浜だ。
どこかで一杯やりたいが、駅から飲み屋街が見えない。
ないことはないはずだし、前回の会食の後で二次会にいった際に、繁華街をあるいている。
どこにあるのかとおもったら、高島屋の裏にかくれていた。
私鉄の駅近くにある、ひさご、という居酒屋にはいった。
カウンターに腰を落ち着けてビールをのむ。
もつ煮と小鉢のセットで650円也。
ここはやきとんとおでんが名物のようだ。
最後はあさつきとツブ貝のぬたで熱燗とした。
マヨネーズ風味のぬた。
日本酒によくあった。
デットストックの部品はシクロ・ツーリストというマニア垂涎のパーツで、5万円の価格が雑誌に提示されていた。
後ろの変速機、リヤ・ディレイラーである。
私が店にいったときには売り切れていたが、買うとしてもフレームをオーダーして、一台作らなければ売らないシステムだった。
総額で30万以上にはなる。
単品で売ってくれるのは、サンプレックスのタケノコ・ディレイラーの3万円で、大学生だった私はむなしく帰ったのだ。
そのときは横浜駅を散策することもなかったし、何か食べることもしなかったな。
シマダ、というショップは閉店したらしい。
バイタリティーのある店主と、すばらしい品揃えと、商売上手な奥さんのいた店だった。
ひさごをでて駅に向かう。
横浜にきたら、また寄ろうと思う。