2017年シーズン3回目のスキーにでかけた。今回は車でゆくことにしたが、マイカーは雪道に弱いFRのハイエースだ。チェーンはあるが、ゴム・チェーンだし、あまり上り坂のきついところにはゆきたくない。そこで選んだのは、群馬県の水上ICから近くてほとんど山に登らずにすむ、奥利根スノー・パークだ。金曜日に電話をするとICからスキー場の入口までは融雪道路で、駐車場にも雪はなくてチェーンは不要とのこと。しかしチェーンは巻くことになるだろうと覚悟して出かけた。
関越道は高崎から沼田まで混雑し、30分ほどロスして、9時にスキー場についた。スキー場の入口まで雪はなく、駐車場には少しだけ雪があったがチェーンを巻くことなく着くことができた。ラッキーだった。ここは今回で3度目だ。奥利根国際スキー場という名前だった20年ほど前に来たことがある。コースが少なくて人気がなく、空いているからえらんだのである。スキー・フームの頃はどこも混雑していたから、リフト待ちがないというのは、大きな利点だったのだ。
駐車料金は無料だ。これはポイントが高いが、係員の言葉遣いがなってないのがマイナス。リフト券は4500円だ。しかしメルマガ会員になると850円までの食事券とソフトドリンクがついて、リフト1日券が4200円になるクーポンがもらえる。シニア料金も設定されてたいるがシニアは60以上だ。
駐車場に隣接するゲートハウスのすぐ上の第1リフトでレストハウスまでのぼり、第2リフトに乗りついでメインの向山ゲレンデを滑りだした。天候は快晴。気温は2℃と暖かい。ゲレンデは整地してあるところとしていない場所があり、圧雪をしていないバーンは新雪が凍っていて、そこは極端に滑りづらくなっていた。
第2リフトから滑り出すとはじめは緩斜面だ。
ゆるいゲレンデをすぎてレストハウス方向に下ってゆくと、中・急斜面のくらししゲレンデとなる。写真の左にある赤いフェンスはモーグル・コースだ。
ここは滑り応えがあるところで、連続ターンや大回りパラレルで飛ばせる。
何本か第2リフトに乗ったあとで、奥に新設された第4リフトでいちばん高いところにいってみた。ぶなの林を切り開いてつくられた、その名のとうりのブナの木コースだ。ここも滑り出しはなだらかだ。11連ウェーブという小山がつくってあって、そこを滑るのもたのしい。
やがて急斜面があらわれる。斜面の上から下をみる。
急なコブ斜面を下から見上げる。このコブ斜面はガチガチに凍っていて、板をまわすことが困難だ。ここで左の板のエッジがひっかかり、右足は直進しているのに、左足だけ外に行ってしまって、左膝を痛めてしまった。膝がポキッと鳴ってしまい、かなり痛くて靭帯をいためてしまったかと思ったが、大事にはならなかった。
ブナの木コースはさけて第2リフトでレストハウスへとすべる。10時半になった。11時になったら早目の昼食にしようと思っていたので、下見にゆくことにする。レストハウスとゲートハウスで食事がとれるので、まずレストハウスにいってみた。
メニューはラーメンやカレー、天ぷらそばに牛丼にパスタなどだ。
レストランは空いているので、予定よりも早いが食べてしまうことにする。
クーポンの範囲内である850円で食べられるのは、ラーメンやカレー、パスタなどで、カツカレーなどは追加料金をはらわなければならない。それで追金のいらない味噌ラーメンをえらんだ。ソフトドリンクはウーロン茶だ。ラーメンはニンニクが効いているもの。味は昔ながらのゲレ食でまあまあだが、トレーなどの洗い方があまいのが難。食洗機に入れるだけで、洗いあがりを確認していないのだろう。リフトの係員の挨拶もまちまちだから、そのあたりがガーラや苗場と比べて弱いところだった。
食後はブナの木コースを滑る。急斜面は避けていたが、入ってみると凍っていた雪が緩んで滑りやすくなっているので、ブナの木コースのコブ斜面を集中的に滑った。ここはコブ斜面を迂回する林間コースも狭いから、初心者がいないのもいい。
力まかせにブナの木コースを滑走する。思うように板を操作できると、スキーが面白くて休みなくすべる。車におにぎりやビールがおいてあり、後でもどって休憩しながら食べようと思っていたが、その時間が惜しいと感じるほどだった。
スノーパークのリフトはすべて昔ながらのペアリフトだ。高速リフトがないのは、収入にあわせた投資をしているからだろう。あまり混まないから、輸送力はそれで十分だった。
リフトの下にタバコなどのゴミが捨ててある。昔はよくあったことだが最近は見ないから、スキーヤーのマナーが悪いね。
外人は子供連れの家族が1組いただけだ。日本人ばかりのスキー場が逆に新鮮だったりする。
スキー場ではリクエストを募っていて、DJがゆるい語りで曲をかけていた。それが味があってよい。ダメなところもあるが、いいところもあるスノーパークだ。
13時半になるとさすがに疲れてきた。車に戻って休むことにする。
カップめんとおにぎり2個でブレイクする。ハイエースのスライド・ドアをあけて、ステップにすわって休憩した。
またゲレンデもどる。まず第1リフトにのり、ゲートハウスにむけて滑る杉の子ゲレンデをすべってみた。すると休んだせいで、足にきてしまった。そこで第1、第2、第4とリフトに連続でのって休むことにする。途中の第2リフトは5分待ちほどの列ができていた。
滑っていると足の疲労感もおさまったので、ブナの木コースを力まかせに滑走する。第4リフトは16時15分までの運行なので、ここばかりをすべりまくった。
第4リフトが営業をおえるとライトが点灯した。
1日券は17時までだ。その後は24時までナイターがある。
17時まですべって駐車場にもどることにした。
24時まで滑れるから、今からやってくるスキーヤーもいる。奥に見えているのがゲートハウスである。
SNOW WAYというスマホ・アプリを導入したが(無料アプリ)、それによるとリフト乗車25回。滑走距離37、5キロ。標高差647メートル。最高速度44、9キロと記録されていた。